デッドプール最新作…ではないが衝撃予告が解禁!?<映画プロモーションの歴史とともに>
「DEADPOOL's maximum REACTIONS」と名付けられたこの映像は、8月13日より公開される映画『フリー・ガイ』のPRとして制作されたもの。
マーベルの人気キャラクター・デッドプールが『フリー・ガイ』の予告編を見る様子を映した約4分30秒ほどの映像には、遊び心が満載です!
YouTuberになりきった彼が「先週はコチラを紹介したよね」と嘘をつき、ディズニーの実写映画『クルエラ』の予告編に対するリアクション動画を紹介したり、特別ゲストとして『マイティ・ソー バトルロイヤル』の登場人物・コーグを呼んだりと、わずか数分の映像に、やりたい放題な内容。
実は『デッドプール』のライアン・レイノルズは『フリー・ガイ』でも主演を務めており、今回はそんな事情から実現した映像と言えます!
(ちなみに、コーグ役を演じたタイカ・ワイティティは『フリー・ガイ』にも出演しています。)
また、今回の映像は、ディズニーが20世紀フォックスを買収して以降、初めて公開された『デッドプール』の公式映像になります。
そのため、これまでは権利上の問題から不可能だったデッドプールとMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のキャラクターとの初共演が実現しており、マーベルファンとしては今後の『デッドプール』の展開に期待せずにはいられない映像となっています!
ライアン・レイノルズと映画プロモーションの歴史
かねてより、クリエイティブな映画宣伝が目立つライアン・レイノルズ出演作品。
その始まりは、彼の代表作でもある『デッドプール』のスクリーンテスト映像流失事件と言えるでしょう。
長年構想されていた『デッドプール』の実写化作品ですが、過激な内容などを理由に制作開始は難航。
そんな中、ネットに現れたのが、実写版『デッドプール』のスクリーンテスト映像でした。
流失された映像では、わずか2分程度のアクションシーンが描かれ、ファンは熱狂。
その絶大な支持もあり、本作の制作がスタートしたとも言われています。
未だ、流失の原因は明らかになっていませんが、ライアン・レイノルズ自身は好意的な反応を示しており、2020年には自身のtwitterで流出6周年を記念映像を公開。(ノリが良すぎです。)
It’s why the next #Deadpool film is taking so long. Still trying to solve this. Happy #Leakaversary pic.twitter.com/w6Ld5NhKYu
— Ryan Reynolds (@VancityReynolds) July 28, 2020
上記の事件以降、ライアン・レイノルズ作品では、SNSでクリエイティブなプロモーションが展開されることになりました。
2017年に解禁された『デッドプール2』の予告編では、本編には登場しない特別映像が公開。
2019年に、彼が主人公・ピカチュウの声を務めた『名探偵ピカチュウ』が公開された際には「本編が流出した」と発表し、1時間40分以上にわたり、ピカチュウが踊り狂う衝撃の映像の存在を明らかにしていました。
『フリー・ガイ』のユニークなプロモーション
実は『フリー・ガイ』では、これまでもユニークな宣伝映像を公開。
以下では、そんな個性豊かな予告編映像をご紹介します。
キャスト紹介映像では、ライアン・レイノルズが過去に演じたヒーロー映画『グリーン・ランタン』を言及されるや否や、本人が姿を消してしまいます。
こちらのPR映像では、ライアン・レイノルズが途中からTVショッピングをスタート。
以下の動画では、本編冒頭をリーク映像に見せかけて発表。
また、度重なる公開日延期をネタにし、予告編の公開を告知した「予告編の予告編」なるものも存在しています。
このように宣伝映像の数々には、クリエイティブなアイデアが満載。
今後、映画『フリー・ガイ』がどのようなプロモーションを行っていくのかにも、より期待が高まります。
斬新なPR映像で、今回も映画ファンの注目を集めたライアン・レイノルズ。
果たして、今後の映画などで『デッドプール』を用いたクリエイティブなプロモーション映像や、彼がMCUのキャラクターたちと本格的な共演をすることはあり得るのでしょうか?
ひとまず、8月13日より公開の『フリーガイ』を観て、その実現に備えましょう!
(文:大矢哲紀)
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