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『竜とそばかすの姫』細田守監督最新作が公開3日で興行収入8.9憶円を突破!

©2021 スタジオ地図


『竜とそばかすの姫』のライバルは自分の映画!



もちろん、『竜とそばかすの姫』を監督するにあたって、東宝の夏の長編アニメーションの枠組みの中でのことなどは頭にないでしょうが、同じ時期の同じ監督の映画ですので、『未来のミライ』とどうしても比較してしまいます。

前作『未来のミライ』、そして最大のヒット作となったさらに一つ前の『バケモノの子』と比べて、『竜とそばかすの姫』はどこまで数字を積み重ねるのか?

すべてを数字に置き換えて考えるわけではありませんが、ヒットメイカーの宿命としてやはり細田守監督にはヒットの度合いというものが付いて回ります。

数字上のライバルが自身の前作『未来のミライ』になると書きましたが、映画の内容としては細田守監督のブレイクポイントとなった『サマーウォーズ』以来のインターネット&青春&田舎映画となっており、そういう意味では『未来のミライ』以上に『サマーウォーズ』と見比べる人が多くいるのではないかと思われます。

日本テレビの金曜ロードショーで、『竜とそばかすの姫』公開直前の番宣も兼ねて『サマーウォーズ』が放映されたのもテーマ的に近いものがあるからでしょう。

映画業界的には『未来のミライ』からどれだけV字回復を見せるか、映画館客の視点から見れば『サマーウォーズ』をどう越えてくるか。細田監督は色々な意味で“自分の映画”が最大のライバルになりました。

『竜とそばかすの姫』がついに公開スタート!



2021年7月16日に『竜とそばかすの姫』がとうとう公開されました。近年の大ヒット作品の中心地になりつつあるTOHOシネマズ新宿は、IMAXシアターを含む14回の上映枠を確保しました。とはいえ、緊急事態宣言下という厳しい現実もあり、劇場は1席空けての販売、さらにレイトショー枠がなしという大きなハンデがあります。

しかし、『鬼滅の刃』も『シンエヴァ』も逆境を乗り越えて大台に到達し、『名探偵コナン緋色の弾丸』も73億円を越えているため、ハンデハンデと言って回っている場合でもありません。

 『竜とそばかすの姫』は土日2日間で興行収入6.8憶円、観客動員45.9万人を記録、金土日の3日間では興行収入8.9憶円、観客動員60万人という数字を上げました。

この数字は前作『未来のミライ』だけでなく、細田監督の最大のヒット作『バケモノの子』(2日間の興行収入が6.6億円、観客動員が49万人)を超えるロケットスタートを切っています。

動員面では『バケモノの子』の方が多いのですが、興行収入では『竜とそばかすの姫』が上回っているのが面白く、興行収入が上回った理由はいわゆる客単価が高くなっているためでしょう。客単価上昇の理由は、やはりIMAXなどのラージフォーマットシアターの高稼働が効いているためだと思われます。

8月6日公開の『ワイルド・スピードジェットブレイク』まではラージフォーマットは『竜とそばかすの姫』に優先的に展開されると思われますので、この状況はまだまだ続くのではないかと予想。結果として細田監督の興行的な復活、さらには自己ベストを更新する公算が大きくなりました。7月の公開作を見ても競合する作品は現時点では少ないので、勢いが落ちることなく8月に入れるかと思います。どこまで数字を伸ばすか引き続き注目し続けましょう。

 
 (文:村松健太郎)

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