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『キネマの神様』の小説版と映画版の大きな違い。
それは登場人物の映画との距離感、関わり方と言えるだろう。
小説版では映画雑誌・映友のライターとして活動することになった女性・歩や、同雑誌のWebサイト"キネマの神様"で映画評論を公開することになる父・ゴウなど、登場人物が「映画の受け手」となっていることが重要な点である。
長年、映画に触れてきた彼らは様々な名作の知識を執筆業に活かし、次第に、その活動が多くの人々の注目を集めることとなる。
一方、映画版では、ゴウが映画の助監督を経験、監督作『キネマの神様』を製作していたなど、「映画の作り手」として映画制作に携わる人間に変更されている。
これは原作者・原田マハと映画監督・山田洋次の映画に対するスタンスの違いを如実に反映した部分ともいえる。
小説家ならではの映画評論や心情描写、映画監督にしかできない当時の撮影所の再現や驚きの映像マジック。
異なるアプローチながらも、それぞれの実体験を反映したストーリーと表現は、受け手に説得力のある作品世界を映し出してくれるのだ。
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