『シャン・チー／テン・リングスの伝説』画像ギャラリーはこちら

全世界を席巻し、衝撃と感動を巻き起こした映画『アベンジャーズ／エンドゲーム』。公開当時、全世界歴代興行収入記録を塗り替え世界No.1を記録した、世界中の人々の記憶に残るこのビッグタイトルを生み出したマーベル・スタジオが贈り出す『シャン・チー／テン・リングスの伝説』が、いよいよ9月3日(金)に公開となった。

本作で新たに誕生するのは、最強ゆえに戦うことを禁じた新ヒーロー《シャン・チー》（シム・リウ）。マーベル・スタジオが贈るこの新ヒーローの活躍に期待が高まる中、晴れてマーベル・スタジオ作品に仲間入りを果たした期待の新星シム・リウが本作の魅力について語った。

最強ゆえに力を封印したシャン・チー。父シュー・ウェンウー（トニー・レオン）の率いる犯罪組織の後継者となることを期待され、幼い頃から厳しい鍛錬を積み重ねてきた彼は、誰にも負けないほどの最強の武術を習得。そのまま組織を継ぐと思われた。しかし、あることをキッカケに、「二度と戦わない」と心に誓った彼は、その力を封印。平凡な人生を歩もうとするのだった…。そんな中、悪に染まった父の躍動により、シャン・チー は再びいばらの道へと誘われていく――。一度は過去と決別し、別の生き方を選んだシャン・ チーだが、なぜ再び戦うことを決意したのだろうか。そしてまた、彼は因縁の父とどう向き合っていくのだろうか。



主演を務めたシム・リウは、そんなシャン・チーについて、「シャン・チーが表しているのは、自己発見だよ。」と語り始める。「それと、自分を受け入れることだね。それは脆さであり、自分の欠点を理解することであり、そういったいろんなことがあっても自分自身を受け入れることなんだ。また、それは人間として経験するあらゆることについてでもある。ポジティブなことでもネガティブなことでもね。そして、そういったことを人生の一部として受け入れることを学ぶことなんだ。」と決別したはずの過去と向き合い、葛藤しながらも“本当の強さ”に目覚めていくシャン・チーのストーリーについて分析。

さらに、「この映画の中でショーン（シャン・チー）が経験するジャーニーは、僕たちの多くが経験するものだ。それは、大人になることについてのとてもユニバーサルなテーマだ。多くの素晴らしいファイトシーンのあるとてもクールなアクション映画を背景に、本当の自分が誰かを見つけることなんだ。」とも話し、そんな彼のドラマは多くの人が共感できるものなのだと熱弁した。



また、マーベル・スタジオ作品といえば壮大なバトルシーンも見どころだが、本作では、マーベル・スタジオの新境地ともいえるマーシャルアーツもふんだんに取り入れられている。それについてシム・リウは、「僕は世界の最高峰の人たちから習ったんだ。」と目を輝かせる。「僕らは、人類に知られているほぼすべてのファイティング・スタイルを、考え得る限りおさらいしたよ。中国の伝統的な功夫、武術や洪拳の要素、それに東南アジアにも広げて、ムエタイ、シラット、クラヴマガ、それに柔術やボクシングやストリートファイトもやったよ」と様々なアクションに挑戦したことを明かし、本作で描かれる、ダイナミック且つバラエティに富んだアクションシーンにも期待をかき立てる。

さらにシム・リウは、この作品に観客は大いに期待できるだろうとも語っている。「これまでのマーベル・スタジオ作品では決して見られなかったシーンや場面に驚かされるはずだよ。そういうシーンに衝撃を受けて魅了されることになると思うんだ。それを信じてもらうには、とにかく観てもらうしかないね。」と自信をみせる。「デザイナーたちが考案したとても素晴らしくてクリエイティブなシーンが幾つかある。それらのシーンは、マーベル・スタジオ作品だけにとどまらず、一般的な映画全体のハードルを上げることになると僕は思っているよ」とまで語り、本作が映画業界全体へ影響を及ぼすほどの仕上がりになっていると太鼓判を押した。

作品情報

■タイトル：『シャン・チー／テン・リングスの伝説』　
■原題：Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings  
■全米公開：2021年9月3日
■監督：デスティン・ダニエル・クレットン（『ショート・ターム』、『黒い司法 0%からの奇跡』他）
■出演：シム・リウ、トニー・レオン、オークワフィナ、ミシェル・ヨー
■配給：ウォルト・ディズニー・ジャパン