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2021-11-04

その他

アニメ「王様ランキング」を彩るボッジ・カゲ・ヒリングの魅力



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アニメ「王様ランキング」が10月14日より、フジテレビ“ノイタミナ”ほかで放送がスタートした。同作は、十日草輔氏の同名コミック(ビームコミックス/KADOKAWA刊)が原作。マンガ投稿サイト・マンガハックなどに掲載されたことをきっかけに人気に火がつき、KADOKAWAより単行本が発売(既刊11巻)されている。

「王様ランキング」あらすじ&キャラの魅力


物語の舞台となる世界には「王様ランキング」と呼ばれる制度がある。
高名な騎士を数多く従えているか。国民が多く街が栄えているか。そして何より王様自身が勇者のごとく強いか。それらを条件に各国の王様をランキングしたものである。(冒頭ナレーションより)

主人公ボッジは、ランキング7位ボッス王の治める国の第一王子として生を受ける。巨人族を両親に持つボッジだが、生まれつき体は小さく力も弱い。その上耳も聞こえず、言葉を話すこともできない。しかし、彼には「世界一立派な王様になる」夢がある。

シンプルな絵柄とは対照的に、人間や世の中を多面的に描いており「あなたはどう考えますか?」と見る側に問うてくる。話が進むにつれて、登場人物の新たな一面がわかるのも魅力だ。

今回は第3話までの中から、登場人物ボッジ・カゲ・ヒリングの魅力についてご紹介しよう。

第1話:忍耐強く気丈にふるまうボッジ



物語はボッジが、影の一族の生き残りカゲと出会うところから始まる。カゲは呪われた暗殺一族であり、絶滅したはずの異形の生き物だ。金になるからとボッジから衣服を全て奪ったカゲだが、毎日服を着込んで来るボッジに興味を抱くようになる。

ボッジは笑顔を絶やさない。裸で歩く姿を国民から蔑まれても、自分より幼い子供らにからかわれても、城の者に笑われても。義母の第二王妃ヒリングは、毎日出かけては裸で帰ってくるボッジを厳しく叱責する。

周囲に心無いことを言われるボッジだが、実は読唇術で相手の言葉をわかっていた。服を奪うカゲに会いにでかけたのは、話相手ができて嬉しかったから。自分を蔑む者たちの嘲笑に耐え、一人で悔し涙を流していたのだ。

聴覚が使えない分、他の感覚が鋭敏になる。自分を取り囲む悪意を十分以上に感じ取っていただろうことを想像すると、どれだけボッジが強い心の持ち主かと思う。愚かなんてとんでもない話だ。そしてがんばれ!といいたくなる。


第2話:カゲ「俺はこれからどんなことがあっても、お前の味方になりたいんだ」



カゲの過去は幼い頃からかなり壮絶だ。ボー王国に仕えていた同胞と母を殺されて、拾われた男には利用された挙句に、盗みを生業にするようになる。この作品は絵はかわいいのだけど、話がヘビーだ。最初まん丸だった瞳は徐々に荒んだ半月型になる。そして出会ったのがボッジだった。

盗みも兼ねてボッジの城に忍び込んだカゲは、ボッジとその異母兄弟ダイダの剣術勝負から目が離せなくなる。第二王妃ヒリングの息子ダイダは、ボッジと違って文武に長け、四天王ベビンの一番隊長を負かしたほどの実力者だ。

力でダイダに勝てないボッジは優れた動体視力を活かし、ダイダの攻撃を躱しながら打つ作戦にでる。非力とはいえ、難なく攻撃をかわすためには相当な修練が必要だ。自分の特性を活かすのは卑怯でもなんでもないのだが、「王の戦い方」とは映らないらしい。四天王ドーマスに得意技を禁じられ、ダイダの攻撃を真正面から受けたボッジは大怪我をしてしまう。

全身包帯でぐるぐる巻きになりながらも、剣をもちあげようとするボッジ。そんなボッジにカゲは「俺はこれからどんなことがあっても、お前の味方になりたいんだ」と伝える。ボッジの顔は紅潮し、涙も鼻水も流れる。孤独に生きてきた二人。そんな二人が友達になったのだ!

第3話:ヒステリックで厳しいだけではなかった、ヒリング



ボッス王が逝去し、遺言によりボッジが王に指名されるが、ヒリングにより破棄される。そして、四天王と宰相、法相、ヒリングによる多数決の結果、王として即位したのはダイダだった。くやしくて泣き叫ぶボッジ。

友達のはずのカゲは旅に出て二度と会えないと、追い討ちをかけるように知らされるボッジ(実際はベビンと何らかの契約を交わした様子)。もしかしたら旅先でカゲに会えるかもしれないと、自室の塔の窓から脱出を測るが失敗。地上へ落下してしまう。

ボッジを助けようと自らも窓から飛び降りようとしたヒリング。慌ててボッジに回復魔法をかけると気絶してしまう。ここではヒリングの本当の気持ちが初めて明かされる。

前王妃亡き後、誰にも心を開かなかったボッジ。義母として一生懸命にボッジの世話をしようとしたこと。ミツマタという蛇の傷を回復させたことをきっかけに、なつくようになったこと。弟ダイダが生まれてからは、ボッジのいく末を案じてきつく叱るようになったこと。そして、ダイダとの剣術勝負で負傷したボッジを魔法で回復させたこと。

ヒリングは1話で見せたような”ヒステリックボインババア(カゲ談)”ではなかった。言い方こそきついが、彼女なりにボッジを大事に思っているのだ。筆者はそこに安堵し、前よりヒリングが好きになった。

「王様ランキング」のこれから



これまでの話で印象的なキャラクターの魅力を紹介したが、物語はまだまだはじまったばかりだ。ダイダと一緒にいる鏡は何者なのか?カゲはどこにいったのか?ボッジの旅はどうなるのか?

これからも注目してボッジの冒険を追っていきたい。

(文:ささのは)

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