<ミスター残念>戸次重幸の魅力とは?活躍の場はTEAM NACSから全国へ!
江口のりこ主演のドラマ「SUPER RICH」で、江口のりこ演じる氷河衛のビジネスパートナーでありながら、会社のお金に手を付けた上に逃げ出した一ノ瀬亮を演じるのが戸次重幸。
颯爽と登場したビジネスマン姿が嘘の様にどんどんと崩れていき、すっかりクズキャラになってしまっています。
しかし、そんなキャラでありながら嫌味な存在になり切らない戸次重幸のバランス感覚とそのはまりぶりがまた絶妙で大きな話題を呼んでいます。
この戸次重幸という俳優は、見た目のイケメンぶりとは裏腹に遅刻、勘違い、言い間違いから数々の失態を演じ、結婚願望が人一倍あるのになかなか婚期も恵まれないなどなど、ホームの北海道では“ミスター残念”の愛称で親しまれています。
しかし、このシゲ(ファンは愛情をこめてこう呼びます)は、様々なフィールドで日本エンタメを支える貴重なオールラウンダーであることは確かです。
TEAM-NACSとして大ブレイク
大学受験浪人中にイッセー尾形の一人芝居を見て演劇に興味を持った戸次重幸(2007年までは佐藤重幸名義でした)。
一浪の後に入学した北海学園大学の演劇研究会で戸次重幸は運命的な出会いをします。
そこにいたのはバラバラの入学年であったにも関わらず、浪人や留年などによって奇跡的に同じ時間を共有することになった森崎博之、安田顕、大泉洋、音尾琢真の4人。
後に“日本で一番チケットを獲れない”と評される演劇ユニットTEAM-NACSの面々です。
その後、舞台俳優と北海道のローカルタレントとして活動を始めた戸次重幸。
そんな彼に大きな転機が訪れます。TEAM-NACSの盟友・大泉洋の大ブレイクです。
北海道テレビ放送のローカルバラエティ番組だった「水曜どうでしょう」から人気に火が付き大泉洋は一気に全国区の存在になっていきます(出演のボリュームに差はありますが「水曜どうでしょう」にはTEAM-NACSのメンバー全員が出演しています)。
彼の人気に引っ張られるようにTEAM-NACSの面々も活躍の場を広げることになり、北海道の事務所CREATIVE OFFICE CUEが東京の大手芸能事務所アミューズと業務提携したことで、戸次重幸も本格的に東京に本格進出します。
早々に月9ドラマにレギュラー出演をするなど好スタートを切った戸次重幸はその後、レギュラーやゲストと言った形で様々なドラマ・映画に出演。
主演を張ることもあれば、NHK朝の連続テレビ小説にレギュラー出演するなど幅広く活躍の場を広げ、これまでに役の大小はあるもののドラマは100タイトル以上、映画も30作品以上に出演しています。
”ケツテロ”というワードを流行らせた2016年の主演作「昼のセント酒」などは印象深い作品ですね。
また北海道を舞台にしたということもあって2019年のNHKの朝の連続テレビ小説「なつぞら」にはTEAM-NACSのメンバーが全員出演したことも大きな話題となりました。
基本的に日本の民放の連続ドラマは4クールに分かれていますが、戸次重幸を含めたTEAM-NACSの面々が誰も出ないクールはここ数年ないと言っても言い過ぎではないのではないでしょうか?
戸次重幸の出演作だけ見てもほとんど途切れなく、2021年だけでも「SUPER RICH」以前にも「僕だけがいない街」「痛快TVスカッとジャパン」「世にも奇妙な君物語」「がんばれ!TEAM-NACS」「珈琲いかがでしょう」「ザ・ハイスクールヒーローズ」「仮面ライダーリバイス」に出演。
映画も『劇場版がんばれ!TEAM-NACS』『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』の2作品が公開されます。
実際、2021年の1月クールでは戸次重幸と音尾琢真が別々のドラマに出演。
現在の、10月クールでも戸次重幸が「SUPER RICH」に出ている一方で安田顕が「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」に田中圭との実質W主演として出演しています。
また、TBSの日曜劇場を見ていると、TEAM-NACSのメンバーはほぼほぼ準レギュラーといった状態で、誰かしらが出演しているイメージが強く、「下町ロケット」では戸次重幸と安田顕の共演も見られます。
ちなみにその日曜劇場の大ヒット作「半沢直樹」2ndシーズンで大ブレイクした江口のりこですが、共演シーンは無いものの戸次重幸も2ndシーズンに出演していますね。しかも「SUPER RICH」のキャラクターと少し被っているところがあります。
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