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小澤亮太の見事なアクションに山田裕貴のニクい演出も!『テン・ゴーカイジャー』と、この10年

■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

『テン・ゴーカイジャー』見に行ってきました。

最高でした。

ちゃんとゴーカイジャーでした。

ここから中身に触れていきますので、まだ見られてない方は見てから、ぜひ読んでください。



約60分の映画。

冒頭、大破したゴーカイガレオンの衝撃映像から一気に引き込まれて、中だるみ皆無、エンディングまでどっぷりゴーカイワールド。

クリスタリアにいる宝路が出てきたりして、「ゴーカイジャー」と「キラメイジャー」は同じ世界観なんだとスペーススクワッド的歓喜。

前半の見せ場はドギークルーガーもびっくり、マーベラスの100人抜き。

小澤亮太さんのアクションがとにかくかっこいい。

聞けば、すべて吹き替えなしのご本人の動き。

初戦のブラックコンドルのシーンが特に印象的。

マーベラス曰く魂の籠ってないブラックコンドルに一瞬で勝利。

ブラックコンドルに一瞬で勝つことで、「ゴーカイジャー」28話「翼は永遠に」の結城凱のシーンがさらに引き立つ。

この効果は絶対に偶然ではなく、計算がしっかりされた演出のはず。
なぜなら今作の中澤祥次郎監督は「ゴーカイジャー」のパイロット監督でもあるし「翼は永遠に」も中澤監督回。

故に、丹羽野が2話でシンケンレッドにゴーカイチェンジした少年だったと種明かしする演出にも、力が入ったことかと思われる。

東映特撮を彩った山﨑潤さん、吉田メタルさん、坂田梨香子さん、主題歌担当された松原剛志さんなど濃いメンバーで物語を展開する中、正体がいまいち掴めない科学者の青年。

途中でゴーカイジャーが地球を守るきっかけになった、あの少年だと気づいた人も多かったと思うが、種明かしの際に、当時少年が言ったセリフをマーベラスに言わせる特大級のエモさは、正体に気付いたとか気付いてないとかそんな些細なことを吹き飛ばす威力があった。

残念ながら当時の役者さん本人で演じてもらうことは叶わなかったみたいだが、それを差し引こうとも、このエモさはまったく損なわれることはなく、とにかく、ただひたすらに胸が熱くなった。

ジョーの登場を引っ張るあたりもニクい演出。

枯渇感を感じる、ちょうどいい塩梅のところで登場。

今や大ブレイクを果たした山田裕貴さん。

出演すると分かっているにもかかわらず、「スケジュールが多忙だから、ひょっとしてちょっとだけの出演なのか?」などと野暮な心配を働かせてしまった中盤。

そんな中でやっと出てきて一安心、昔と変わらぬ左手を後ろに置いた剣さばき。

そこには山田さんではなく、確かにジョーがいた。

マーベラスとジョーの2ショットがまた、映える映える。

そしてアクションが「ゴーカイジャーってこのアクションだったよな」と思い出させてくれる、ならではのアクション。



今回なんと、スーツアクターの方も当時と同じメンバーで再集結。

「ゴーカイジャー」らしさを堪能させてもらった要因のひとつに、スーツアクターさんという要素は確実に入ってくる。

すみません、つらつらと感想書かせていただきました。

今回僕は『テン・ゴーカイジャー』を見に行った日、実はいろんなことを思いながら映画館に向かっていました。

なぜなら、この10年間で僕の生活はだいぶ変化したからです。

10年前は芸人としてまだ全くご飯が食べられていなかったし、結婚もしていなかったし、当然子供もいませんでした。

そんな僕が10年経って、自分の子供らと一緒に新作の「ゴーカイジャー」を見に行くという、まったく想像だにしてなかったことを今しているんだということで感慨深いものがありましたし、見終わってから、ファミレスでジュースをすすりながら、映画の感想を子供らと言い合っている時、自分にとっての大いなる宝はこれに違いないなと気付きました。

10年前の2011年は、東日本大震災という未曾有の災害が起こった年。

そんな中放送されていた「ゴーカイジャー」に、自分は確実に救われていました。

2021年の今は、新型コロナによって10年前とはまた違う危機に直面。

楽しみが例年よりも少ないであろう我が子らが「ゴーカイジャー」を見て、僕が10年前に救ってもらった「ゴーカイジャー」の魅力を少しでも味わってくれてたらいいなと思いました。

(文:篠宮暁)

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】

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