2021年11月07日

「東京国際映画祭」での数々の仮面ライダープログラム!「オーズ」をはじめヤバすぎの1週間を振り返る

「東京国際映画祭」での数々の仮面ライダープログラム!「オーズ」をはじめヤバすぎの1週間を振り返る

■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

今年の「東京国際映画祭」、どえらいことになってます。

正直、何からどう書いていいかわかりません。

今、これを書いているのは、5日金曜の22時になろうかというところ。

Twitterのタイムラインが興奮で溢れかえっています。

ほんの数時間前に、爆弾級の特報が投下されました。


来春『仮面ライダーオーズ』新作上映。

ものすごい情報量の特報。

頭の整理がつかないまま次々と目に飛び込んでくる衝撃的な映像。

古代オーズ?
800年前じゃなくて?
目が紫のオーズじゃない。
ちょ、ちょ待てよ!
キムタク出ちゃった。
一旦落ち着こ。
ア、アンク色のオーズ?
何コンボ?
止めて止めて!
バ、バースもなんか違う!!
おかえりアンク?
そのセリフはダメよ!
泣いちゃう!
ちゅどーん!
ちゅどーんちゃうねん!
おおお、すんごい鳥肌立ってる。

皆さんはどんな感じでしたか?

アンクに鳥肌は、ややこしい感じで申し訳ありません。

短い特報のクオリティが異常に高いのと同時にオーズへのただならない愛も感じ、何よりファンを思いやって作られてるのがひしひしと伝わってきました。

全貌はまったく見えてないのにも関わらず、何回特報見ても鳥肌が立ってしまうことに自分でも驚いています。

そして特報はもちろんのことなんですが、それに対するTwitterの阿鼻叫喚の様子を見ても鳥肌が立ってしまい、リアルタイムで興奮体験を共感できることはあらためてすばらしいことだなと思いました。

初代仮面ライダーの映像をいくら見ても、1971年4月3日にテレビから流れた第1話を見て「なんだこのヒーローは?」と驚く体験が決してできないように、「オーズ」が巻き起こしたこの空気感は今しか堪能することができません。

いつかの明日がついに来る。

特報が流れた後の会場の様子はYouTubeで見たんですが、あの湧き上がる拍手を現場で体感できた方は心底うらやましいです。

興奮まかせに「オーズ」のことばかり書いてしまい、すみません。

「オーズ」の熱狂具合に目がいきがちではありますが、今年の「東京国際映画祭」のその他のプログラムも本当に最高でした。

生誕50周年のアニバーサリーイヤーということもあり、今後もう見ることができないほどの豪華なラインナップ。

『仮面ライダーアマゾンズ』では駆除班の皆さんが当時の話を繰り広げる中、仁さんこと谷口賢志さんがサプライズ登場。

谷口さんが加わってから歯車がカチッとはまり、大盛り上がり。

そしてかき乱すだけの役割にはおさまらず、きっちりと現代のヒーローの見方を提示してくれる谷口さん。

いくつもの特撮作品に出演し、普段からエンタメを見せる側に立ってる谷口さんだからこそ出る言葉の数々は説得力しかありませんでした。

『仮面ライダーディケイド』の井上正大さんと『仮面ライダーアギト』の賀集利樹さんの回は軽快なトーク展開で、記憶喪失キャラの掛け合いに思わず頬が緩みました。

仮面ライダーZXの菅田俊さん、スカイライダーの村上弘明さん、仮面ライダーXの速水亮さんのお三方が並んだ回もすごかったです。

昭和ライダーを振り返るとなると、やはり初期のお三方のどなたかが登壇される感じでしたが、今回は意外な組み合わせとは思いつつも昭和ライダーを築き上げたレジェンドの並びに違和感はなく、すさまじい迫力でした。

会話の中から溢れてくる石ノ森章太郎先生や仮面ライダーのプロデューサー平山亨さん、大野剣友会というワードに、今、物凄いものを垣間見られてることを実感しましたし、こんなに年月が立っても仮面ライダーの看板は燦然と輝いてることに驚愕しました。

そして、それぞれの変身ポーズには胸が熱くなるばかりでした。

藤岡弘、さんの回には英語の通訳が入り、世界中のファンが本郷猛を待ってるんだと日本のファンとして誇らしい気持ちになりましたし、ジェームズキャメロンのVTRにはただただ度肝を抜きました。

そして今年も白倉伸一郎さんが登壇されたシンポジウムは見応えありました。

昨年はスーパー戦隊について語る中で、白倉さんが仮面ライダーをギャフンと言わせたいとおっしゃられていて、場に合わせたただのリップサービスかと思ってたら、その数か月後にまさか白倉さんがスーパー戦隊をプロデュースされると知って、映画祭での発言がフリだったことを後になって悟りました。

今年は仮面ライダーの未来についてを三条陸さんと金田監督と話されており、仮面ライダーもフォーマット化している話や、そろそろ次のフェーズに進まなきゃいけないという話は非常に聞き応えがあり、自分もファンとして心に留めておかなければならないと思いました。

仮面ライダーのエポックメイキングである「BLACK」と「W(ダブル)」を通してお三方がそれぞれの視点で仮面ライダーを、そして仮面ライダーの未来を語ってくださり、「本当に貴重な時間をありがとうございました」と心から思いました。

そして聞き手の藤津亮太さんは昨年に引き続き質問が秀逸で、かつ、その場で気になったところを取りこぼさず聞いてくださっていたのが見事でした。

この「東京国際映画祭」を通じて仮面ライダー、そして数多のライダー映画がさらに多くの人に知れ渡り、もっともっと日本が世界に誇る文化として広がっていってほしいと
いち特撮ファンとして切に願うばかりです。

追記

6日に『仮面ライダードライブ』の枠で大森敬仁プロデューサーが登壇され、「ドライブ」への想い、そして劇場版作品の「サプライズ・フューチャー」への想いを話されていて、こちらも最高でした。

さらにここでもサプライズドライブならぬサプライズチェイサーということで、チェイス役の上遠野太洸さんが登場され、オーズに負けない盛り上がりを見せました。

この一週間、まじヤバすぎ。

(文:篠宮暁)

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】

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