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受験生にとっては夏休みの成果が期待できる9月に入った。
プレッシャーに押しつぶされながらも子どもたちは、「統一合格判定模試」にも挑戦。
学力はついてきているものの偏差値は横ばいか、上がらない生徒ばかり。
模試の結果を見ながら、桜花ゼミナールの佐倉麻衣(井上真央)はため息をついていた。
こうした塾側の苦悩も見られるこのドラマは、受験生を抱える家庭にとっては貴重な存在だ。
筆者も我が子が通う塾の講師の顔を浮かべながら、毎週視聴している。
とはいえ校長の黒木(柳楽優弥)の発した
「我々が心を砕かねばならないのは上がらない偏差値見たお客様(保護者)たちをいかに黙らせるか」
「パニくったお客様を鎮め、いかにこの塾を辞めさせないかです」
「秋はまさに収穫の季節。塾の本気の集金はこれからです」
には思わず苦笑い……。
これが塾の本音かもしれない。
塾の講師、橘(池田鉄洋)、桂(瀧内公美)、木村(今井隆文)たちの掛け合いもとても楽しい。
とくに佐倉の先輩である瀧内公美。
これまで演じてきた影のある女性役とは違って、コミカルさが際立つ。
明るく愛嬌のある女性を演じることもうまいのだ。
(第7話の「う・れ・し・な・き」のシーンは最高!)
井上が演じる佐倉にとっても大きな存在だ。
第7話はなかなか勉強に身が入らず、他の生徒に迷惑ばかりかけている石田王羅(横山歩)の存在に頭を悩ませていた佐倉。
しかし、そんな王羅を見た橘は
「あいつ(王羅)あれでも毎日こうして塾に来ているじゃない?俺たちはいつの間にかそれが当たり前だと思っているけれど、小学生が毎日塾に来て座ってるってすごくない?そこから認めてやらないと……」と発言。
確かに。
この橘のエッジのきいたセリフに、中学受験を目指している多くの親は「はっ!」としたのではないだろうか。
橘を演じる池田鉄洋の演技があまりにも自然で「演じている」とは思えない雰囲気に魅了された。
筆者もこのセリフで、子どもに対する見方が少し変わった。
相変わらずルトワックのエリート講師、灰谷(加藤シゲアキ)の存在は笑ってしまうほど鬱陶しい。どこまで黒木に執着するのだろうか。
ライバル心を飛び越えて、何か違う感情が芽生えているようにも受け取れる。
塾の子ども達の成長も気になるが、灰谷と黒木の対峙もしっかり見届けたい。
第8話はまた島津順(羽村仁成)の父(金子貴俊)が大暴れしそう……。
黒木はどう対処するのだろうか。
来週も非常に楽しみだ。
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