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8月2日
中学入試まで183日—。
桜花ゼミナールに紗良(住田萌乃)がやってきた。
黒木(柳楽優弥)からAクラスの柴田まるみ(玉野るな)と話をしてほしいと頼まれたからだ。
まるみは小学校には通っていない不登校児。
そんなまるみに紗良は、自分が通う二葉女子学院の話を聞かせた。それをきっかけにまるみのやる気スイッチがON。自分も二葉女子学院に通いたいという意欲が出てきた。
そして、黒木の助言もあってΩ選抜クラスに挑戦することに。
しかし、新任塾講師の佐倉麻衣(井上真央)は心配そうにその様子を見ていた。
高瀬志帆によって描かれている同作は”リアル“な中学受験が描かれていると話題になっている。
第6話はまるみにスポットをあて、不登校児が中学受験に挑戦するときの苦悩を描いていた。
塾講師と生徒、そしてその保護者の視点が毎話、丁寧に描かれており、中学受験に関係のない視聴者にも楽しめる。
また、どのストーリーも子役の表情が繊細なために毎週、もらい泣きをしてしまうことも。
タイトルの副題にもあるように、2月には生徒全員が第一希望校に合格できるように願ってやまない。
「私はあの2人のかけ合わせによる大きな化学反応に期待している」という黒木。
しかし、ストーリーが進むにつれてまるみの表情はどんどん暗くなっていく。
天才肌の樹里に比べ、なかなか思うように結果を出せない自分。
ある日、樹里も自分と同じ二葉女子学院を目指していることがわかると、その劣等感が爆発してしまう。
樹里とまるみ。
まったく違うタイプの生徒がそれぞれの苦悩をぶつけるシーンは圧巻であった。自分のいたらないところを卑下し、逆に相手をうらやましく思う“本音”を吐き出す2人。言い争いのように見えるシーンではあったが、それぞれが相手を認めた大事な場面であった。まさに、黒木の予想通りの“化学反応”がおこり、2人の仲はさらに深まったのだった。
成長する生徒と同じように、佐倉にも少しずつ変化が見える。
初回ではおどおどした表情が目立っていた佐倉。ここにきて少し余裕がでてきたような表情を見せることも増えてきた。
表情の差が際立つのは、井上が丁寧に演じわけているからだろう。
夏合宿も終わり、受験に向けて佳境にはいる桜花ゼミナール。
懸命に本番に向かっていく生徒と、支える佐倉を最後まで応援したい。
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