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「二月の勝者」第5話:黒木蔵人に学ぶ、受験生とその家族の接し方とは?(※ネタバレありレビュー)



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累計200万部以上の中学受験の実態をリアルに描いた人気マンガ「二月の勝者 -絶対合格の教室-」を原作に連続ドラマ化!2021年10月16日より放送スタート。

主人公、最強で最悪なスーパー塾講師・黒木蔵人を柳楽優弥が演じる、中学受験を舞台にした人生攻略ドラマだ。黒木に反発する新任塾講師を井上真央、黒木に執着する名門受験塾のトップ講師・灰谷純を加藤シゲアキが演じている。

本記事では、第5話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

「二月の勝者-絶対合格の教室-」第5話レビュー



6月15日
中学入試まで231日—

偏差値57以上はΩクラス、偏差値49~56はAクラス、偏差値48以下はRクラスと3クラス体制を取っている桜花ゼミナール。
5月の連休と夏休みの間の6月に「成績順クラス分け発表」をおこなった。
生徒たちはこのクラス分けに一喜一憂。
塾講師、佐倉麻衣(井上真央)はその様子を不安そうに見つめていた。

夏期講習が始まると自習室も開放され、ほぼ毎日塾に通う生徒が多くなっていった。
そんな中、事件がおこった。
Ωクラスの島津順(羽村仁成)がAクラスの上杉海斗(伊藤駿太)に「偏差値60以下の学校なんて学校じゃねぇよ。そんなとこ目指しているなんてマジゴミだし」と暴言を吐いた。カッとなった海斗は、順を掴んで取っ組み合いのけんかに発展してしまった。
校長の黒木蔵人(柳楽優弥)と佐倉は別室に二人を呼び出し、話しを聞くことに。
しかし、明らかに態度の悪い順には注意をせずに、海斗にだけ「今後一切、島津さんとはもめごとを起こさないでください」と釘を刺した。これに反発した佐倉にも黒木は「悪いのがどちらかを裁くのは塾の仕事ではありません。塾では道徳という科目は教えていません」とバッサリ。
さらに、「上杉海斗はあなたが言うほど弱い人間ではありません」と意味深な言葉を残して立ち去った。

一方、自宅では父親、弘の言葉の暴力に怯えている順の姿があった。
この父親がまた強烈キャラで順の母親、優子にも圧をかけ、息子の成績不振は母親の責任だと暴れまくる。いわゆる自己中心的なモラハラ夫の典型であった。
今回、この父親を演じたのは金子貴俊。
映画『ウォーターボーイズ』での少し気弱な少年役や、同局の人気番組での“オーシャンズ金子”のイメージがチラつくけれど、今回は観ていて腹が立つほどの父親役を熱演していた。
また、夫のモラハラに怯え、すでに病みかけているであろう母親役は遠藤久美子が好演。
後半で黒木がこの家族にどんなふうに成敗するのか、筆者は楽しみであった。

次の日、塾に順の姿がないことに気付いた母親と先生陣。慌てる大人を目にした海斗は、順の居場所にあてがあったために塾を飛び出した。順を見つけた海斗は、そっと隣に座って語り合うことに。お互いの悩みを話し合ううちに打ち解けていった。そして順は「黒木先生がお前はいつか俺のライバルになるって言ってた」と告白。2人のやる気に満ちた表情が印象的だった。

桜花ゼミナールにものすごい剣幕でやってきた順の父親。教室に入るなり「お前の監督不行き届きだろ」と母親に殴りかかろうとしていた。
しかし、そこは黒木や佐倉の目があるためか、殴りはせず、矛先を順に向けた。
そして順に「いったい何をしていたんだ!」と暴言を吐き続ける。素直に「友だちと話ししていた」と言う順。廊下に海斗の姿があるにも関わらず父親は「バカの相手をしている場合ではないだろう」とさらになじった。
この言葉に強く反応した順は「僕の友達をバカって言うな」と父親に反発。
この姿には視聴者も反応。
「順君、かっこいい!頑張れ!」
「順が父親に反発するシーン、胸が熱くなった」

教室を出たところで海斗の姿を見つけた順は「待ってるからな、Ωで」と伝え、一家は帰っていった。
パワハラ父親に黒木がどんな言葉で論破するのかと思いきや、あっさり終了。
これには拍子抜けではあったが「塾講師に、他人の家庭の中に踏み込む権限はありません」とまたもやバッサリの黒木だった。

第5話はこれまでの黒木節が観れず、少し残念であった。
しかし、黒木は自分が何かを言ったところで変わりようのない父親と判断したのかもしれない。
それよりも、順にとって塾という居場所を失ってはならないと判断し、「見届ける」という形で終わらせたのかと推測する。
今回も奥の深いストーリー展開にさまざまなことを考えさせられた。

夏期講習はまだ始まったばかり。
本番である2月まではまだまだ波乱が続きそう。

ルトワックのエリート塾講師、灰谷(加藤シゲアキ)の動きも気になる。
彼はなぜ執拗に黒木のことを追っているのだろうか? 

波乱の後半戦も家族で楽しみたいと思う。

「二月の勝者 -絶対合格の教室-」第5話のストーリー



夏を迎えた桜花ゼミナール吉祥寺校では、中学受験の天王山とよばれる夏期講習が始まる。「夏は学力を上げる最後のチャンス。これを逃したらもう二度と挽回できる機会がないと思ってください」という校長・黒木蔵人(柳楽優弥)からの激励。そんな中、桂歌子(瀧内公美)は佐倉麻衣(井上真央)に、暑さや緊張から子供たちに起きるトラブルの対処法を手ほどきする。
 
一方、夏期講習中にΩクラスの島津順(羽村仁成)とAクラスの上杉海斗(伊藤駿太)の取っ組み合いの喧嘩が発生。自習室で勉強していた海斗に対し、暴言を吐いた順。その言葉にカッとなった海斗が我慢できずに手を出してしまったという。その後も反省の様子のない順を咎める佐倉だったが、黒木はそれを制し、「明日からはΩ専用の自習室を用意します」と、順を優遇するかのような対応…。
 
そんな順の両親は教育熱心で、特に父・弘(金子貴俊)は日頃から桜花のカリキュラムを否定し、自己流の勉強方法を順に押し付けている。ある日、順に実際の入試問題を解かせた弘は、半分もできていない結果に激昂。いつものように母・優子(遠藤久美子)に怒りを向ける様子を見て、順はすっかり怯えてしまう。
 
その翌日、順の弁当を届けに桜花を訪れた優子。しかし、朝に家を出たはずの順は塾には来ておらず、その後の行方が分からないという。すぐさま順を捜しに行こうとする佐倉だったが、黒木によると既に順を捜しに出た人物がいるという…。

(文:駒子)

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