乃木坂46、ベストアルバム「Time flies」厳選名曲10選!<生田絵梨花、間もなく卒業>
4:「命は美しい」(2015)
西野七瀬の3度目のセンター曲で、リリース当時に最高難度のダンスと称された乃木坂46初となるダンスナンバー「命は美しい」。
タイトルにもあるように命の尊さを歌った楽曲で、全編を通して重たく暗い、表題曲としてはかなり攻めたなという印象が当時はあった。ダンスナンバーということで、髪を振り上げたり、細かなステップだったりと、全身を使った激しいダンスは本楽曲の見どころ。センターの西野の儚げな表情も良い味を出していて、歌詞に説得力を持たせている。
アイドルの楽曲を敬遠している方がもしいらっしゃったら、真っ先にこの曲を聴いてくれとおすすめする。
5:「サヨナラの意味」(2016)
橋本奈々未初のセンター曲であり、最後のシングルとしてリリースされた「サヨナラの意味」。
グループの数ある楽曲のなかでもトップクラスに人気の高い楽曲で、2018年に放送された「乃木坂工事中」(テレビ東京系)で行われたベストソングを決める企画では見事1位の支持を得た。橋本の卒業&芸能界引退というアナウンスも相まってファンの間に深く刻まれている。
何が素晴らしいって、別れの切なさをじんわりと刺激する哀調を帯びたピアノの旋律とは対照的に「サヨナラに強くなれ」という歌詞から発せられるポジティブなメッセージ。楽曲単体で泣ける曲は少ないのだけれど、その他の環境やコンテクストを抜きにして、この曲だけは自然と涙が出てきてしまう。
橋本の最後のライブとなった「5th YEAR BIRTHDAY LIVE」で同曲を披露した際に、可動式のステージ上で歌詞と合わせるように橋本が後ろを向いたままピースするシーンは、5年が立った今でも思い出してしまうくらい鮮烈な印象を残している。おそらくファンのみなさんもそうではないだろうか。
6:「きっかけ」(2017)
ベストアルバムに収録されている楽曲ということで、シングル外からも選ばせてもらった。もはや語るまでもない乃木坂46のアンセム的な曲といえばこの曲だろう。
杉山勝彦らしい流麗なピアノやストリングスはもちろん、メンバーの美しいハーモニーはとにかく絶品。乃木坂46にしか出せない雰囲気、表現が詰まっている。
最近でいえば4期生・遠藤さくらがYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で披露したのも話題となったが、「真夏の全国ツアー2021 FINAL!」のファイナル公演のメンバーが歌詞を歌いつないでいく演出が集大成的でとても良かった。
7: 「逃げ水」(2017)
2016年に加入した3期生が初参加したシングルで与田祐希と大園桃子がWセンターに抜擢されたことで注目を集めた「逃げ水」。
乃木坂46の夏曲といえば、先に紹介した「ガールズルール」をはじめ、「裸足でSummer」や「ジコチューで行こう!」など夏の騒がしさを思わせる明るい曲調が多かった。同曲は明るい雰囲気を残しつつも、夏の爽やかさや切なさを強調しているのが特徴だ。
サビ前に挿入されている「月の光」の演出はやはり衝撃的……。大園の卒業コンサートのアンコールで披露された「逃げ水」は感動モノだった。もう2人のWセンターが見られないのは寂しいものがある。
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