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「相棒 season20」第12話レビュー:鈴木もぐら似の埋蔵金ハンターにネット騒然!(※ストーリーネタバレあり)


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シーズン20作目となる「相棒」が、2021年10月13日(水)にスタートした。

水谷豊演じる杉下右京と、反町隆史演じる冠城亘の二人からなる警視庁・特命係が事件の謎を解いていく人気長寿シリーズである本作。今シーズンの最終話をもって7年間相棒役をつとめた反町隆史が卒業することが決定しており、右京と冠城の“最終章”がどのように描かれるのかも見どころの一つだ。

本記事では、その第12話をcinemas PLUSのライターが紐解いていく。

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「相棒 season20」第12話レビュー


いまだかつて「相棒」でこんなざわつきを覚えた回があったろうか。(長寿シリーズなので、筆者が見逃してるだけでもしもあったら申し訳ないが……)

今回は、元刑事の安岡(小宮孝泰)が殺された事件である。警察を定年退職して警備員として働いていた彼。仲間たちとともに徳川の埋蔵金を探していて、お宝発掘動画をサイトに投稿していた。

問題のざわつきは、「ここ掘れワンワン」と名乗る安岡とその仲間たちの動画を見たときに起こった。ここで、筆者は思わず目をこらしてしまった。「鈴木もぐら?」と。

昨年「キングオブコント」で優勝し、今最も旬な芸人の一人である空気階段の鈴木もぐら。動画に映る「ここ掘れワンワン」2号の男性が、彼にどうにもそっくりなのだ。案の定、Twitterでも「鈴木もぐらが相棒に出てる?」「2号の人、もぐらさんかと思った」といった驚きの声が続出していた。

安岡が埋蔵金を探していたなら、それ絡みで殺人が起きてもおかしくはないと考えた右京。単身で赤城山を訪れ、安岡の仲間、新井(山本龍二)と竹内(ぎたろー)に会う。改めて見ても、竹内はふくよかな体型といい口髭といい鈴木もぐらにやはりそっくり。話し方も若干似たものを感じさせ、もしやもぐらに寄せてるのでは?とも感じた。

とはいえ、そんなこちらのざわつきは関係なく、物語は進んでいく。今回の特命係は2カ所に分かれての捜査。右京は赤城山で「ここ掘れワンワン」の発掘を手伝うことにして、竹内が若旦那として働く旅館に宿泊。聞けば、この旅館には安岡がよく食事に来ていたという。

一方冠城は東京で情報収集。「ここ掘れワンワン」が発掘している場所は、既に大手不動産会社会長の東堂(目黒祐樹))という男のプロジェクトにより発掘済みであったことがわかる。

なぜ安岡は東堂が発掘していた場所でお宝探しを始めたのか?その真の理由と思われることも明らかになっていく。実は、3年前この東堂の長男の嫁である沙耶香(朝見心)が突如行方不明となり、当時、刑事であった安岡は沙耶香の夫から捜索依頼を受けていた。その後、東堂が「沙耶香は男と駆け落ちした」と捜査の打ち切りを申し出てきたが、腑に落ちなかった安岡は独自に失踪について調べていたらしい。

東堂の発掘プロジェクトは沙耶香が行方をくらませた直後に打ち切られていた。また、沙耶香が昔付き合っていた熊沢という元ホストも彼女と時を同じくして姿を消していたことが後からわかる。

沙耶香と熊沢は二人の関係を知った沙耶香の夫に殺され、夫が父の東堂と協力して遺体を発掘現場に隠したのでは?と推理する右京と冠城。東堂の会社で警備員をしていたときに発掘プロジェクトの情報を知った安岡。沙耶香の失踪に関係があると睨んで埋蔵金探しと称した捜査を始め、動画投稿で犯人を動かそうとしたと思われる。

そんな中、警視庁ではちょっとした騒ぎが持ち上がる。右京が映る「ここ掘れワンワン」の発掘動画が投稿されたのだ。つなぎの作業着姿で「3号(代理)」と名乗り、いつもと違うテンションで叫ぶ彼に、伊丹(川原和久)たちは唖然。もぐら似の彼といい、今回は視聴者もドラマの中の人間たちもざわつかせる回ということか。

その後、安岡が発掘場所の特定に使った古地図を携えた冠城が赤城山に到着。彼とともに再び現場を訪れた右京はお地蔵様を見て何かに気づく。その場で緊急にライブ配信を開始し、「地蔵が動かされていたのが判明した。埋蔵金が眠る本当の洞窟を発見しました。明日改めて発掘ライブをお伝えします」と語ってみせた。

夜になり、スコップをもって現場に向かう人影。しかし、特命係が待ち伏せしていた。「こんな時間に発掘ですか?」と右京が声をかけたその人物は、竹田の旅館で「あきこ」と名乗っていた従業員の女性=沙耶香だった。

3年前、熊沢に暴行されそうになり、思わず彼を殺してしまった沙耶香。それを知った義父の東堂は、沙耶香に熊沢の遺体を洞窟に埋めさせて証拠隠滅。遺体が掘り返されないよう埋蔵金の手がかりである地蔵の位置を変え、沙耶香に現場を見張らせていたのだった。安岡を殺したのも東堂。旅館で沙耶香を見つけて全てを悟った彼から警察に事実を話すよう迫られたため、殴って殺害してしまったのだった。

「全ては家族のため」にしたことだと弁明する東堂に、「あなたのような身勝手な人間に家族を語る資格などありませんよ!」と右京は怒りをあらわにする。確かに、自身や家の面子のために沙耶香や安岡を犠牲にした彼。その行いは悪質で許しがたいといっていい。

この12話は、鈴木もぐらにそっくりな埋蔵金ハンターがとにかく気になって仕方なかった。あれはたまたまの偶然なのか。それとも、制作側の茶目っ気か何かだったのだろうか。

(文:田下愛)

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