特撮向上委員会

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2022年01月23日

『仮面ライダーリバイス』折り返しを前に、今一度クウガとの共通点を振り返る

『仮面ライダーリバイス』折り返しを前に、今一度クウガとの共通点を振り返る

■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会


『仮面ライダーリバイス』も早いもので、あともう少しすると折り返し地点。

現時点でまだ折り返し地点にもいってないのにもかかわらず、このドラマの盛り上がりは相当なもの。

まるで「あれ?最終回みたいな豪華な展開やねんけど」と思わされることが「リバイス」では多々あります。

知らず知らずに相当量の情報の種を植え付けられていたのか、ここ数回はその種から花が見事に咲いており、とてもいい気分に浸らせていただいてます。

「リバイス」の恐ろしいところが、まだまだその種が植えつけられているのです。

自覚してるものから、ひょっとしたら自覚できていないものまで、伏線がかなり張られています。

そのひとつなのかどうかはわかりませんが、僕は「リバイス」に『仮面ライダークウガ』の空気感をほのかではありますが、感じてなりません。

まずは「リバイス」の1話で中南米の遺跡からスタンプが発見されるところ。

アークルが九郎ヶ岳の移籍から発掘された「クウガ」と同じ演出ということで、多くの人がTwitterなどで盛り上がっていました。

あとは年末の放送で、一輝が母ちゃんに向かって言った「見ていてくれ 俺たちの変身を」という言葉。

これも「クウガ」の2話で五代雄介が一条さんに向かって言った「だから見ててください 俺の変身」や
48話、ン・ダグバ・ゼバ との最終決戦前に言った「じゃあ見ててください 俺の変身」のオマージュに違いありません。

あとは先週の、フリオの怒りによる街中での大爆発。

とんでもない規模の爆発は「クウガ」30話でのライジングマイティのキックによる大爆発と類似。「クウガ」の作中ではワイドショーに取り上げられる演出がされ、「リバイス」でもニュースの速報で伝えられてました。
(余談ですがクウガのキックの爆発は半径3km、割れた窓ガラスの数は10万7000枚です)

またフェニックスのヒロミは老人並みの身体データになってると女性の研究員から忠告されていましたが
、この女性は「クウガ」で科警研の研究員だった榎田ひかりを彷彿とさせます。

薄いところでいうと17話のジョージ狩崎がコーヒーを飲むシーンで、クウガのカップカバーをつけていたという事実。

これが何かのメッセージなのか、それともただただ映してファンの物欲を刺激しただけなのか。

ちなみにジョージ狩崎役の濱尾ノリタカさんはお父様も仮面ライダーの大ファンらしく、幼少期からクウガ坊やと呼ばれて育ったそう。

「リバイス」と「クウガ」が密接な関係にあると感じざるをえません。

ここからは少々強引ではありますが、無理やり「クウガ」と「リバイス」を結びつけていこうと思います。

まずは名前。

「五代」と「五十嵐」。両方とも「五」がつきます。

主題歌の比較。

「仮面ライダークウガ!」(『仮面ライダークウガ』主題歌)「からっぽの星 時代をゼロから始めよう」「強くあるために」
liveDevil (『仮面ライダーリバイス』主題歌)「護りたい 今生きる時代 君のために強くなる」

同じワードが使われています。

作詞は両方、藤林聖子さん。

監督から見る「クウガ」と「リバイス」。

「クウガ」のパイロット監督は石田秀範監督。「リバイス」のパイロット監督は柴﨑貴行監督。お二人はなんと師弟関係。さらには杉原輝昭監督も上堀内佳寿也監督も石田チルドレン。

どうですか。

合ってるかどうかは別にして、こうやって過去作の香りを探してみる見方も楽しかったりします。

(文:篠宮暁)

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