あなたに役立つ映画・ドラマのプラスαがあるメディア「シネマズプラス」

©cinemas PLUS Committee. All Right Reserved.

「鎌倉殿の13人」第5話 徹底解説:「兄との約束」ってそういうことか!(※ストーリーネタバレあり)

>>>「鎌倉殿の13人」の画像を全て見る(全35点)

2022年のNHK大河ドラマは「鎌倉殿の13人」。三谷幸喜 脚本×小栗旬 主演で描く北条義時の物語。三谷幸喜曰く「吾妻鑑」を原作としており、そこに記されきれていない部分を想像と創作で補い、唯一無二のエンターテイメント大作に仕上げているという。

2022年2月6日、第5話が放送。(※BS4K及びBSPは18時、総合は20時放送開始)

cinemas PLUSでは、本作の解説を歴史が詳しくない方にもわかるよう噛み砕いて記していく。

>>>【関連記事】「鎌倉殿の13人」第1話 徹底解説:源頼朝=大泉洋を巡っての小競り合い!

>>>【関連記事】「鎌倉殿の13人」第2話 徹底解説:今度は「板挟み」な北条義時!だが最後は心が揺れた!

>>>【関連記事】「鎌倉殿の13人」第3話 徹底解説:挙兵に慎重な佐殿、大義名分を得てGoへ!

>>>【関連記事】「鎌倉殿の13人」第4話 徹底解説:4年7ヶ月に及ぶ源平合戦への火蓋が切って落とされた!

超簡潔ストーリー解説 

第5話「兄との約束」の物語を一言で表すならば、

山木と堤を討って勢い付いた頼朝軍だったが、次なる大庭軍との「石橋山の戦い」でボロ負け。その後の行動の中で、義時の兄・宗時が落命した。


>>>「鎌倉殿の13人」の画像を全て見る(全35点)

その1:山木と堤を討つ事に成功!

山木兼隆と堤信遠を最初のターゲットとした頼朝軍。まず堤邸へ出向き、矢を放ったところで第4話は終了した。頼朝軍は少人数ではあったが、今回の山木と堤への挙兵は言うならば戦ではなく急襲だ。相手方が同等の準備を行えていなかったため、この戦には勝利することができた。

山木兼隆は伊豆国司の代官(目代)、つまり伊豆国を取り仕切る実力者である。そんな彼を討ったことから佐殿(頼朝)は、伊豆はもちろんのこと、坂東(関東)全体の政を取り仕切ると高らかに宣言した。

もちろんまだレベル1の相手を討ったに過ぎず、坂東を掌握したわけではない。

「ここから我々は進軍し、坂東を真に掌握し、憎き平家を滅ぼす」という一種の宣言という事である。


>>>「鎌倉殿の13人」の画像を全て見る(全35点)

その2:次なる敵は大庭景親、戦の地は石橋山!

頼朝軍の次なる敵は大庭景親の軍である。場所は石橋山。今でいうと小田原と熱海の間、少し小田原寄りの地である。



頼朝軍300人に対して3000人と10倍の勢力であり、普通に考えて勝てっこない相手であった。

しかし、頼朝軍には秘策があった。大庭軍の後方から三浦軍1000人が加勢することで挟み撃ちにし、一気に抑え込むというものだ。

下の図はイメージである。赤の大庭軍を緑の頼朝軍と三浦軍が挟み撃ちにする格好だ。


その3:挟み撃ちを挟み撃ちされそうになる!?

しかし、大庭景親ほどの人物が簡単に挟み撃ちされるなんてことはない。大庭軍には伊東祐親の軍が加勢することとなり、頼朝軍は逆に挟み撃ちされそうになる。

下の図の下方から出てきた赤の矢印が伊東軍300人である。



結論として、三浦軍側は川の増水で川を渡れず。伊東軍は遅れこそあれど、頼朝軍の背後から迫るという絶体絶命のピンチで戦いの火蓋が切って落とされることとなった。

その4:挑発合戦の末に戦闘開始も…

頼朝軍300人と大庭軍3000人の戦は、北条時政と大庭景親の挑発合戦から始まった。


>>>「鎌倉殿の13人」の画像を全て見る(全35点)

双方が言葉を発し合う中で、いよいよ戦いの時。しかし、人数比を改めて見ればどちらが勝つかは一目瞭然。しかも背後には伊東軍が。

ギリシアにおけるテルモピュライの戦いのような少数が勝利する奇跡も起こらず頼朝軍はすぐに劣勢となり、敗走することとなってしまった。

佐殿(頼朝)は生き延びたが、「こんなことなら、御本尊(大きな観音像)を持ってくればよかった」とそのくらいは神頼みをしっかりしとくべきだったと思わず嘆いた。


>>>「鎌倉殿の13人」の画像を全て見る(全35点)

その5:ご本尊を取りに行く北条宗時…そこで約束が交わされた

そんな佐殿(頼朝)の嘆きに対して、主人公北条義時の兄・北条宗時は「私が参りましょう」とご本尊を取りに行くと宣言。

その流れの中で、宗時は義時にだけ本音を明かした。
「平家につくか、源氏につくかはさほど重要ではない。坂東武者の世をつくる。そのてっぺんに、北条がたつ。そのため、源氏の力がいるんだ。頼朝の力がどうしてもな」と本音をこぼした。

そう、宗時は源氏の世を作りたいのではなく、自らの北条家が権力の中枢に上り詰めることを夢見ていたのだ。その夢を叶えるために、佐殿の挙兵に乗ったということであった。

義時はこの事を決して口外しないと誓った(=兄との約束!)。これが宗時が殺された後の回想シーンとして最後に流れる演出が何とも憎い(褒め言葉)。

結果として北条家は権力の中枢に上り詰めていくわけなので、一歩引いた目で見れば「兄との約束」は歴史において果たされることとなる。大河ドラマとしては、一種の伏線がここに張られたと言っても過言ではないだろう。


>>>「鎌倉殿の13人」の画像を全て見る(全35点)

その後、ご本尊を取りに行く中で、伊東祐親の命で宗時の命を狙っていた善児により首を後ろから刺され落命してしまった。なお、義時や父の時政が宗時の死を知るのはまだ少し先となる。

本記事はBSでの放送(18時〜)を元に執筆しているが、通常放送(20時〜)を過ぎると、SNSは宗時の死を悲しむ言葉で埋め尽くされるであろう。

(文:柳下修平)

>>>【関連記事】「鎌倉殿の13人」第1話 徹底解説:源頼朝=大泉洋を巡っての小競り合い!

>>>【関連記事】「鎌倉殿の13人」第2話 徹底解説:今度は「板挟み」な北条義時!だが最後は心が揺れた!

>>>【関連記事】「鎌倉殿の13人」第3話 徹底解説:挙兵に慎重な佐殿、大義名分を得てGoへ!

>>>【関連記事】「鎌倉殿の13人」第4話 徹底解説:4年7ヶ月に及ぶ源平合戦への火蓋が切って落とされた!
全ての画像を見る

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

©NHK