映画コラム

REGULAR

2022年02月17日

『グッバイ、ドン・グリーズ!』は“よりもい”ファン必見、心温まる傑作アニメ<cinemas short>

『グッバイ、ドン・グリーズ!』は“よりもい”ファン必見、心温まる傑作アニメ<cinemas short>



──<< <cinemas short>>>───

「cinemas short」は、話題の映画やドラマを短く簡潔に紹介する特設コーナー。

今回紹介する映画は『グッバイ、ドン・グリーズ!』

東京から少し離れた田舎町に暮らす少年・ロウマ。周囲と上手く馴染むことができない彼は、同じように浮いた存在のトトと二人だけのチーム"ドン・グリーズ"を結成する。その関係はトトが東京の高校に進学し、離れ離れになっても変わらないはずだった。「ねえ、世界を見下ろしてみたいと思わない?」高校1年生の夏休み。

それは新たに“ドン・グリーズ”に加わったアイスランド出身の少年ドロップの何気ない一言から始まった。しかし、ドロップの言葉にのせられた結果、山火事の犯人に仕立て上げられてしまったロウマたちは、無実の証拠を求め、空の彼方に消えたドローンを探しに行くことに。その小さな冒険は、やがて少年たちの生き方を一変させる大冒険へと発展していく……。

声優陣の演技にグッとくる、優しさに溢れた傑作



どういう気持ちで鑑賞したか


“よりもい”こと「宇宙よりも遠い場所」のいしづかあつこ監督の作品ということで、よりもいを復習してからドキドキして観ました。またメインキャラの声を務める花江夏樹、梶裕貴、村瀬歩の演技もとても楽しみにしていました。

実際鑑賞してみてどうだったか


心温まり、涙が止まりませんでした。ロウマたちの“LIFE(生き方)”だけでなく、観た者の生き方を変えてくれるような、優しいパワーに溢れている作品です。

また“よりもい”の要素が受け継がれつつも、決してよりもいの二番煎じではない青春アニメーションでした。作品を生み出した、いしづかあつこ監督に「ありがとうございます」と言いたい気持ちです。

その中でも何が良かったか、推せるか


主役キャラのロウマ(CV花江夏樹)、トト(CV梶 裕貴)、ドロップ(CV村瀬 歩)たちを演じた声優陣の演技、掛け合いにグッときました。繊細な感情がダイレクトに伝わってきて、気がついた頃には彼らのことが愛おしくなること間違いなし……!

また自然や景色の描写も丁寧で美しく、映画館の画面で見惚れてしまいます。

どういう人にオススメか


アニメ「宇宙よりも遠い場所」が好きな方はとにかく必見です。また花江夏樹、梶 裕貴、村瀬 歩のファンにもぜひ観てほしいです。

観賞後の涙と心温まる感覚という意味において、肌感ですが『アイの歌声を聴かせて』「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が好きな方にもおすすめです。

(文:谷口仁菜)

>>> 他の<cinemas short>も読む

>>> 他の新着記事も読む

公開に関する情報

『グッバイ、ドン・グリーズ!』 

2022年2月18日(金)より公開

上映劇場はこちら

公式HPはこちら

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

©Goodbye,DonGlees Partners

RANKING

SPONSORD

PICK UP!