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2022年02月17日

<となりのチカラ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<となりのチカラ>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】


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松本潤主演、木曜ドラマ「となりのチカラ」が2022年1月20日より放送スタート。

東京のとあるマンションに引っ越してきた家族。夫のチカラ(松本潤)、妻の灯(上戸彩)、娘の愛理(鎌田英怜奈)、息子の高太郎(大平洋介)が、ちょっと不思議な隣人が住むマンションにおいて、さまざまなドタバタ劇に巻き込まれていく。

cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。

もくじ

・第1話ストーリー&レビュー

・第2話ストーリー&レビュー

・第3話ストーリー&レビュー

・第4話ストーリー&レビュー

・第5話ストーリー&レビュー

・第6話ストーリー&レビュー

・第7話ストーリー&レビュー

・第8話ストーリー&レビュー

・第9話ストーリー&レビュー

・「となりのチカラ」作品情報

第1話ストーリー&レビュー

第1話のストーリー

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東京のとある郊外に建つマンション。そこに、中越チカラ(松本潤)と妻の灯(上戸彩)、そして娘の愛理(鎌田英怜奈)と息子の高太郎(大平洋介)という1組の家族が移り住んでくる。優柔不断で困っている人を放っておけない性格の夫とテキパキしっかり者の妻に、ちょっぴり大人びた姉と無邪気な弟――そんな一家がやってきたマンションには、とても個性豊かな住人たちが暮らしていた。

さっそくチカラが遭遇したのは、全身を”今日のラッキーカラー”でまとめた隣人・道尾頼子(松嶋菜々子)。階下には複数の男性が出入りする謎の女性(ソニン)の部屋があり、さらには、ワケありそうな管理人の星譲(浅野和之)から「601には連続幼児殺人事件の犯人・少年Aが住んでいる」と聞かされ、いろいろと思いを巡らすチカラに、灯は「ご近所のことに首を突っ込まないように」と諭すのだった…。

引っ越しから数日経ったある日、隣の部屋から悲鳴が!灯の忠告を思い出し、やや躊躇するチカラだったが、”引っ越しのご挨拶”を口実に、意を決して部屋を訪れてみる!

そこは、エリート会社員の木次学(小澤征悦)と妻・達代(映美くらら)、娘・好美(古川凛)が仲良く暮らす家なのだが…チカラは、知ってはいけない木次家に隠された秘密を覗いてしまい…!?


第1話のレビュー

お隣に新しい人が引っ越してくると、やっぱりどんな人かな? と考える。でも、考えるだけで、大半の場合は「どんな人か」知らずに終わることのほうが多いんじゃないだろうか。

しかし、中越チカラは違う。
東京郊外にあるマンションに引っ越してきた中越一家。優柔不断なところがある夫のチカラに、しっかり者の妻の灯、娘の愛理と息子の高太郎。いわゆるごく“普通”の家族だ。
ひとつ変わっているところがあるとすれば、チカラは周りの人が気になって仕方がない。すぐ、他人の事情に首を突っ込みたくなる。困っている人がいたら放っておけないという、今どきある意味珍しいタイプだ。

そしてそんな中越家が引っ越してきたマンションは、チカラが首をツッコミたくなるような住民ばかりだ。「今日のラッキーカラー」で身を包む隣人・404号室の道尾頼子、303号室には女性同士でルームシェアをしているようだが、男性が入れ替わり立ち替わり訪れているよう……? 601号室には連続用事殺人事件の犯人・少年Aが住んでいる、らしい。
更に、ある日突然、402号室から悲鳴が! 最初は母と娘がクモに怯えていただけだったが、2回目は夫の声らしき怒鳴り声も混ざっている。もうこうなるとチカラは気になって仕方がない。
児童虐待では? 助けに行ったほうがいいのでは? 最初は止めていた灯も、結局チカラの背中を押す。

402号室の問題は根が深そうだ。実際に娘の好美に虐待は行われているのだろう。事態を察したチカラは必死に好美に語り掛ける。チカラが少し介入したところで状況が変わるわけでもない。
しかし、好美が少しでも心を開いてくれたことにチカラはご満悦だ。
ニコニコしていたのもつかの間、今度は上の階の503号室から悲鳴が……。

チカラが現れたことによって、それぞれの部屋の状況が変わるわけではない。ほんのちょっと関わるだけだ(今のところは)。もしかすると、更に悪化させる可能性だってある。
ただ、近所との付き合いが希薄になりがちな現代で、そんなご近所のことに首をつっこむのは珍しい。でも、ちょっとだけ関わって、何かした気になられるのは相手からしたら迷惑ではないだろうか……? と思ったりもする。でも、誰かが介入することによって、自体が変わる可能性だって大いにあり得る。その辺りが今後、どんなふうに描かれていくのか。

もうひとつ気になったのが、チカラがあまり父親っぽくないところだ。なんというのだろう、母と父、子ども2人の家族ではなく、母と子ども3人の家族のようにも見える。ご近所さんのことや、周りの他人のことは気になって仕方がないチカラだけれど、きちんと自分の家族のことは見ているのか……。灯の言葉の端々からもチカラが気がついていない問題をはらんでいそう。

各部屋、家庭で抱えている問題が、どれも心が痛くなりそうで心して観なければ! という気持ちになる。
そんな中で、猫さんの語りがちょっとほっこりする。それに語り手がチカラ本人ではなく、第三者目線というところがイイ。
第2話のチカラはどうやら503号室に関わっていくようだ。少しでも力になれると良いのだけれど。



※この記事は「となりのチカラ」の各話を1つにまとめたものです。

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