「ムチャブリ!」第9話レビュー:浅海社長の解任、リレーションフーズの解散!?最終回目前で波乱(※ストーリーネタバレあり)
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高畑充希主演の水10ドラマ「ムチャブリ!わたしが社長になるなんて」が2022年1月12日より放送スタート。
ベンチャー企業「リレーション・ゲート」で社長・浅海(松田翔太)の秘書を務める雛子(高畑充希)。いきなり子会社の社長に指名されるという”ムチャブリ”に、彼女はどう対応していくのか? 生意気な部下・大牙(志尊淳)に軽んじられながらも、現実を受け入れていく様が描かれる。
本記事では、第9話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「ムチャブリ!」第9話レビュー
浅海社長(松田翔太)が解任され、大牙(志尊淳)に抱きしめられて終わった前回。第9話の幕開けは、雛子(高畑充希)にとって感情揺さぶられるものだった。仕事も大変、恋愛面でも考えなければならないことが多すぎて、普通ならパニックになってもおかしくない場面である。
浅海社長が解任されてしまったのは、葛原専務(坪倉由幸)のクーデターによるものだった。水面下でコツコツと”専務派”を作り上げ、入念な根回しの末に浅海社長を解任へと追い込んだらしい。新社長の椅子に座ったのは、もちろん葛原だ。
これから一体どうなるのか。浅海社長の独断で進められた外食産業=リレーションフーズは、今後も事業を続けていけるのか?
そんな不安に陥った矢先、音信不通になっていた浅海社長から雛子の元へ連絡が!
さまざまなところから一気に連絡が来て、スマホを見るのがイヤになっていたのだという。いい加減にお腹が空き、どうしようもなくなって雛子へ連絡したらしい。社長でなくなった浅海は、なんとも子供っぽいところがある。
その後、どうしても浅海社長を放っておけない雛子は、自宅へ浅海社長を連れ込む。半ば同棲生活のようになってしまった現状に、戸惑いながらもウキウキした気持ちが隠せない雛子。結局、彼女は浅海社長と大牙のどっちに惹かれているのだろうか?
トラブルは次から次へと起こるもの。厄介者だった浅海社長を無事に追い出せた葛原にとって、もう邪魔するものは何もない。浅海社長の肝入りだった外食産業(リレーションフーズ)は解散させ、野上フーズと提携を組んで新たに事業を始めることにしたという。
リレーションフーズ社員に対し「会社もみんなも、私が守ります」と宣言していた雛子。しかし、頼みの綱である浅海は社長を解任されてしまった。今後どう動くつもりなのかを繰り返し聞いても、彼は掴みどころのない返事をするばかりだ。
このままでは、会社を守ることはできない……。
そんな矢先、浅海社長と雛子が半ば同棲のような状態になっているのを、偶然知ってしまった大牙。やっと自分の本当の気持ちに気づけた彼にとって、どっちつかずで曖昧な雛子の態度は、さぞイライラさせるものだろう。
イライラしすぎて疲れたのか、大牙は最終的にひとつの答えを出し、雛子に突きつけた。「もう、終わりにします」ーー果たして、雛子は仕事と恋を両方とも守ることができるのだろうか?
慣れない社長業で大変なのはわかるが、さすがに大牙がかわいそうでは……と思えてしまう態度ばかりとってきた雛子。リレーションフーズの行方も気になるが、最後くらいは大牙の気持ちを汲んでやってくれ……と思えてならない。
(文:北村有)
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