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2022年03月14日

『アイの歌声を聴かせて』聖地巡礼レポート!ミニシアター「ガシマシネマ」で74歳のお客さんが「猛反省」した理由を知ってほしい!

『アイの歌声を聴かせて』聖地巡礼レポート!ミニシアター「ガシマシネマ」で74歳のお客さんが「猛反省」した理由を知ってほしい!



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現在、アニメ映画『アイの歌声を聴かせて』の期間限定の先行レンタル配信が行われている。

>>>『アイの歌声を聴かせて』配信サービス一覧を見る

本作は劇場公開時にSNSでの熱狂的な口コミが話題となり、映画.comが選ぶ2021年の映画ベスト10では10位、そして日本アカデミー賞優秀アニメーション映画賞にも選ばれた。たくさんのファンアートの投稿を鑑みれば、オリジナル企画のアニメ映画史上最高レベルに愛された作品と言っても過言ではない。


本作は、「2回目からが本番」など、複数回を観てこその感動があることも話題となっているので、すでに気に入った方はもちろん、あまりハマらなかったという方も、ぜひリピート鑑賞をしてみてほしい。今回初めて観るという方は、レンタル配信だからこそ「すぐにもう1回観られる」ので幸福だ。本作の素晴らしさについては、以下の記事および文中にリンクを貼った関連記事もぜひ、参照してほしい。

【関連記事】『アイの歌声を聴かせて』が大傑作である5つの理由|過去最高の土屋太鳳が爆誕!

さて、『アイの歌声を聴かせて』は、ファンが新潟県の佐渡島への「聖地巡礼」へと向かう報告も相次いでいる。劇中の設定では景部市という架空の都市であるが、風景のモデルは明らかに佐渡島なのだ。実際に行ってみた筆者がレポートしよう。

聖地巡礼レポート!神社の長い階段の先にあったのは……?

佐渡島へは、現在は新潟市から出港しているフェリーで向かうことができる。詳細および予約は佐渡汽船の公式サイトを参照してほしい。

両津港に降り立った後は、徒歩ですぐの「佐渡観光情報案内所」に行ってみるのがおすすめだ。なぜなら有志の方の手づくりによる「聖地巡礼(ファン交流)ノート」が置かれており、ここで聖地巡礼の情報も聞くことができるからだ。もしくは、旅の終わりに来て、楽しかった旅の記録をノートに綴るのも良いだろう。


そして、聖地巡礼でメインとなるのは、住吉地区だ。両津港から徒歩でも行くことが可能だが、到着するだけでも片道30分以上はかかるため、バスやレンタルバイクなどの利用がベターだろう。海沿いの道は(劇中のようなバス停はないが)とにかく気持ちがよく、ドライブすることも楽しいのは間違いない。







目標にするといいのが、寿月館という宿。この周辺で『アイの歌声を聴かせて』の劇中に、ヒロインのサトミが学校に向かうまで、ほとんどそのままの光景を見ることができるのだ。







寿月館から北に向かうと、劇中では「労働支援ロボット農作業実験」のAIへの注意書きになっていた、「トキ観察の3つのルール」の看板があった。もう少し西にも、同じ看板がもう1つある。なお、佐渡島のトキの森公園では本物のトキを見ることもできる。



また、この住吉地区からさらに東にある、宇賀神社に行ってみるのもいいだろう。標高100mの山頂にあり、596(ごくろう)段あるという長い階段を登らないといけないのは大変だが、その眺めは壮観で、劇中の高校の屋上から見た光景にもかなり似ている(劇中とは左右が反転している)。





また、劇中のバスの中で流れた、企業・ホシマエレクトニクスのプロモーションビデオでの景部市の街並みは、吉浦康裕監督がロケハン時に泊まった、朱鷺伝説と露天風呂の宿 きらくの窓から見た景色がモデルとのこと。現在は新型コロナウイルスの影響で日帰り入浴が実施されていない(公式サイトを参照)ため、筆者はその景色を見ることは叶わなかった。見たい方は、宿泊のうえでご覧になってほしい。3月31日まで実施中の「佐渡温泉紀行」のサービスを利用するのもいいだろう。


なお、吉浦康裕監督は、この『アイの歌声を聴かせて』のために、かつてないほどに怒涛の下調べ取材およびロケハンをしまくっていたそうだ。観た方であればご存知の通り、本作は日常の風景に溶け込む少し先の未来のSF描写も素晴らしく、そのリアリティが現実の風景を切り取ったからこそ成し得たものなのだと、聖地巡礼をすることで改めて納得できた

ちなみに、前述した宇賀神社よりさらに東に行けば、人気アニメ『SHIROBAKO』の24話(最終回)に登場した姫埼灯台もある。アニメファンは、こちらも合わせてチェックしてみるといいだろう。

また、佐渡島を観光するにあたって注意していただきたいことは、ものすごく広いということ。 854.76km²と言う面積は、日本の離島の中では沖縄に次ぐ大きさだ。島をめぐる際は、スケジュールや移動距離に注意をしてほしい。言うまでもなく、天気も要チェックだ。

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(C)吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会

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