『オードリー・ヘプバーン』が現代の若者に刺さる「4つ」の理由
2:容姿へのコンプレックスを抱いていた
©️PictureLux / The Hollywood Archive / Alamy Stock Photo
現代の社会問題の1つに、容姿にコンプレックスを持つ人が増えたことが挙げられる。これは、とくにSNSで「美しい」「痩せている」ことが良しとされる価値基準が生まれてしまったことが原因だ。
スマホの画面に映る美しくてスタイルのいいモデルと自分を比較して、自己嫌悪に陥ったり、過度なダイエットを始めたりする人が増えてしまった。筆者も、SNSを見て他人と比較して落ち込むことはよくある。
スクリーンに映るオードリーは常にキラキラしていて、そんな悩みとは無縁そうな人だ。
だが、彼女の長男であるショーン・ヘプバーン・ファーラーによると、オードリーは自分のことを美しい人や特別な人だと思ったことはなかったという。
むしろ、容姿にコンプレックスを抱いていたこともあったのだそう。
世界から愛された女優でも、私たちと同じように他人と比較して、自己嫌悪に陥ることはあるのだ。この事実を知ると、少しだけ肩の力が抜けた。
だが、彼女はコンプレックスを抱いていたからといって仕事を蔑ろにするわけではなかった。与えられた環境で最大限のパフォーマンスを見せ、多くの人を魅了し続けたのだ。
彼女の仕事に対する姿勢を観て、コンプレックスを抱いていたとしても、無理に自分を変えようとしなくていいし、自分の最大限の力を発揮すれば、認めてくれる人は必ずいるのだと思えた。
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