<解説&考察>「ムーンナイト」第6話:“マルチバース”がもたらした予想外の結末
「ムーンナイト」第6話ストーリー
スティーヴンとマーク、2つの人格を抱える男が死んだ。
現世(地上界)に残された彼の恋人・レイラは、宿敵・アーサーへの復讐を誓う。
しかし、エジプト神話の女神・タウエレトによるお告げを聞いた彼女は行動を思いとどまる。
邪悪な神・コンスの封印を解き、彼を復活させることを決意したのだ。
一方、冥界(死後の世界)では、死後の楽園へと辿り着いたマークが相棒・スティーヴンの救出を試みる。砂となって固まってしまったスティーヴンのため、自身の安息を犠牲にしたマークは、彼を救うことに成功。
レイラの尽力もあり、2人は1人の人間として、再び現世に降り立つことになる。
現世では、エジプト神話の獣“アメミット”が蘇り、人々の力を奪うことで巨大化。同じく巨大化したコンスが立ち向かっていたが、敗北は時間の問題であった。
コンスの力を覚醒した主人公は、ムーンナイト(マークの変身形態)とMr.ナイト(スティーヴンの変身形態)をコントロールすることに成功。
また、女神・タウエレトの化身となり、女性ヒーローとして戦うレイラに遭遇する。人々を救うためには、アーサーの体にアメミットを封印することが必要であることを知る主人公。
絶体絶命の危機に陥り、死に瀕する彼だったが、覚醒した謎の人格により、窮地を脱することになる。そして、無事、アメミットの封印に成功した彼は、コンスの化身としての役割からも解放されることとなったのだ……。
現実世界と思われるシカゴのパットナム病院では、精神病患者である彼の意識が再び目覚める。
これまでの話を聞いていた精神科医・アーサーは、その内容を真実として受け止めておらず、男は口調を荒げるが、ここで思わぬことが起きる。
アーサーの足に、あるはずのない謎の血痕がついていたのだ。
動揺するアーサーを見て、自身の考えが正しいことを確信する男。果たして、これは現実なのか、彼の妄想なのか。
再び意識を失った彼は、スティーヴンが眠るベッドの上で目覚める。
ベッドの足に備え付けられた足枷からつまずくスティーヴン。
物語は全ての始まりから、また、繰り返されるのだろうか……。
場面は移り変わり、アメミットの封印に成功した世界。
病室で目覚めたアーサーは謎の男に連れ去られ、怪しい車に乗せられる。
そこには、コンスと"あの男"がいた。
マークでも、スティーヴンでもなく、ジェイク・ロックリーと語る男は、アーサーを射殺する。
ついに、主人公の邪悪な第3人格が姿を現したのであった。
「ムーンナイト」作品情報
作品概要
「現実か夢か、区別がつかない――」意味深なセリフを放つ彼の名はスティーヴン・グラント。国立博物館のギフトショップで働く温厚で、うだつの上がらない主人公。睡眠障害を持ち、夢の中で度々白いスーツを着た男と対峙するが、それが現実で起こっていることか、ただの夢か区別がつかない。
夜通し悪夢にうなされては、仕事場で「役立たず」と罵られ、スティーヴンはいつも幻覚に怯える日々を過ごしていた。 ある日、自室の見知らぬ携帯電話が鳴り響き、“マーク”と知らない名前を呼ばれ困惑する― 自分は誰なのか、何に怯えているのか。やがて自分の中に“自分以外の誰か”が潜んでいることに気づき始める。
コントロールできない“もう一人の自分”― それは、冷酷な暗殺者 マーク・スペクターだった。
マークに狂気が宿る時、ダーク・ヒーロー<ムーンナイト>が誕生する――。
予告編
出演
オスカー・アイザック(スティーヴン・グラント/マーク・スペクター)、イーサン・ホーク(アーサー・ハロウ)、メイ・キャラマウィ(レイラ)
ディズニープラスにて独占配信中
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