「汝の名」第7話レビュー:女王と奴隷、逆転!?動けない陶子(山崎紘菜)、笑う久恵(北乃きい)
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明野照葉の同名小説を原作に、山崎紘菜と北乃きいがW主演と務める「汝の名」が4月5日より放送開始。
山崎演じる姉の陶子と北乃演じる妹の久恵は、「女王様」と「奴隷」のような関係を築き上げ、憎しみ合いながらも心の奥底で依存し合う。女の感情の「負」が惜しげもなく散りばめられた新感覚ホラーサスペンスだ。
本記事では、第7話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
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「汝の名」第7話レビュー
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久恵(北乃きい)に薬を盛られ、身体がほとんど動かなくなってしまった陶子=里矢子(山崎紘菜)。おそらく薬の入った食事をとるよう強要されるが、拒否できない。自分の言いなりになる陶子に、なぜ亮介(EXILE NAOTO)に名前を教えたのかという久恵。自分が人々を殺したことを嬉々として語る。陶子が、自分がいないと生きていけない状態なのが嬉しいようだ。
陶子の服を着て、陶子のお金を使って好き放題する久恵。元々陶子が選んだものを無理して着ているからか、あまり似合っていない。いきなり派手になったメイクもなんだか滑稽だ。河島(眞島秀和)から自宅への電話を切って「ざーんねーんでした~」と言う顔、怖すぎ。陶子のいる部屋には外から鍵をかけ、亮介にも知らないと言い通しているようだ。
しかし本当に、陶子への恩を仇で返しすぎている……以前の陶子のような高飛車な物言いになっている。粗相をしてしまった陶子に「おしっこを漏らすなんて最低よ!」とひっぱたく。陶子をこんな状態にしたのは久恵なのに理不尽な……。
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だが久恵は陶子のようにいい服を着たり買ったりしても、周りの人に悪口を言われたり馬鹿にされたりしている気がして部屋で発狂する。逆に以前の陶子と自分を思い出してこれじゃ一緒じゃないと叫ぶ。忙しい。
ある日、エステにいくと自慢して出て行った久恵。家に帰ると、家はもぬけの殻だった。
今週の北野きいも怖かった……。
(文:ぐみ)
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