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「ナンバMG5」第5話:愛犬・松(CV:津田健次郎)と一緒に「難破家、最高~!」と叫びたい



間宮祥太朗が地上波ゴールデン・プライム帯ドラマ初主演を務める「ナンバMG5」が、4月13日より放送開始した。
本作は、小沢としおによる人気漫画『ナンバMG5』『ナンバデッドエンド』を実写化した“脱ヤンキー”物語で、本広克行監督がメガホンを取る。

本記事では、第5話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。

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「ナンバMG5」第5話レビュー

前回、剛(間宮祥太朗)が帰宅すると家に上がり込んでいた陣内(栁俊太郎)。一見するとただのオシャレなお兄ちゃん(褒めてる)に見えるのは、演じているのが栁だからか、それとも……。

“市松のツレ”という陣内の言葉を信じた家族は、いつも通りしっかり彼をもてなす。陣内は3年だけど剛にはかなわないと言ってみせるなど、家族にしっかり溶け込んでいた。一方の剛は、陣内が誰なのかわからず混乱&警戒の表情。自分が市松高校に通っていないとバレるわけにはいかないし、苦しい立ち位置だ。とはいえ、うまく話を合わせて夕食まで一緒に食べられるのはすごい。ノリと勢い、大事。

陣内は吟子(原菜乃華)を「お嬢さん」と読んだり、ナオミ(鈴木紗理奈)の手料理を褒めたり、食べ終わった食器を下げようとしたり、ヤンキーってなんだっけ? と思うほどのジェントルマンぶりを見せる。難波家を油断させるためにしたことかもしれないが、後述される「OLの彼女が5人いる」という陣内の伝説を聞くに、これがナチュラルな彼の振る舞いなのかも。そんなちょっと危険な優男の空気が、栁にはよく似合う。

しかし、もちろん一筋縄では行くわけがない。帰り際、猛(満島真之介)に名前を聞かれたあたりから、陣内の目が変わる。さらに、送りに出た剛と2人きりになったところで「調子に乗るなよ、特服」とすごんで見せた。とっぷりと黒い瞳は明らかに只者ではない。

後日、伍代(神尾楓珠)とラーメンを食べに行った剛。陣内が訪ねてきたことを話すと、伍代から陣内が市松のアタマであること、さらに数々の伝説の持ち主であることを教えられる。その伝説の内容もさることながら、「コスプレ感覚で変身しすぎだ」という伍代のツッコミが面白すぎた。完全同意である。

一方、吟子は愛犬・松の散歩中に他校の男子・佐藤(小田将聖)と知り合う。佐藤が塾のテキストを忘れていったことをきっかけに、距離を縮める。「1人でご飯を食べるのが寂しいから」という佐藤に付き合って、ファミレスへ。2人の初々しいやりとりが見ていてくすぐったくなるほど、とてもよかった。

これをきっかけに2人は一緒に勉強をするようになるのだが、最近吟子の帰りが遅いと怪しむ家族たち。ダイニングテーブルにだらりと腰掛ける剛&猛の画力が強すぎたし、何よりも吟子に男の影を感じ取った瞬間、一気に詰め寄ってくる難破家が最高すぎた。顔よし、掛け合いのテンポよしで、ずっと見ていられる気がする。

家族のリクエストに応え、家に佐藤を招待することに。しかし、佐藤はヤンキー嫌い。吟子からの条件で、その日は家族全員が“普通”を装うことになった。いつものリーゼントではなく、髪を七三分けに撫でつける猛と勝(宇梶剛士)は大学や勤務先の話をするもいまいちトンチンカン。「専攻は?」と聞かれ、「山田です。山田先公」と答えたところで、思わず声を出して笑ってしまった。その“センコウ”じゃないよ猛……!

極めつけはナオミだ。ラブリーなワンピースとエプロンに身を包み、まさかのツインテール。金髪を指摘されると、とっさに吟子が「アメリカ人なの」とむちゃくちゃなことを言い出し、迷った挙句、海外ドラマの吹替風の口調で喋りだす。上質なコントを見ている気分で大いに笑わせてもらった。

吹き出してしまった家族に、「もういいよ!」と泣き出しそうな吟子。それを見て、改めて取り繕おうとするが、実は佐藤は難破家が生粋のヤンキー一家であることを知っていた。いつものヤンキー姿に戻った家族たちに、吟子のためにがんばる姿をうらやましいと思ったことを打ち明ける佐藤。そして、「何が不良で何が普通か分からない」と話す。

この佐藤の言葉に、頷いた視聴者も多いのではないか。難破家を見ていると、ヤンキーで何が悪い、という気持ちになる。こんなに結束力の強い家族ってなかなかいない。まずこの年齢の子どもたちが3人集まって、両親へのクリスマスプレゼントを考えている時点で、ある意味子育てに大成功している気がする。1話で松が「難破家、最高~!」と言っていたが、まさに。今こそ松とともに、そう叫びたいと思った。

その頃、剛は陣内とタイマンを張っていた。本当に戦いたい相手に丸腰のまま1対1で臨む、敬意ある喧嘩は見ていても清々しい。結局、両者ぼろぼろになりながらも、僅差で剛が勝利したようだ。

これを機に、市松を辞めてしまった陣内。栁の出番はこれっきりだろうか。前回の関口を演じた岩男海史といい、ゲストで登場する俳優陣がことごとくいいので、ぜひまた姿を見たいのだが……。

今回、陣内の目を見ただけで何かを察したり、剛は本当に全国制覇を望んでいるのかと問われてひそかに悲し気な顔を浮かべたり、能天気なニートではない側面が透けて見えた猛。この人、もしかして剛の二重生活も気付いているのでは……? と勘ぐってしまったが、果たして。

それにしても、第5話の間宮祥太朗のビジュアルがいつもに増していいように感じた。家族愛がそう見せていたのか、単純に筆者の剛への思いが増しただけか。次回の赤い特服姿も楽しみだ。

(文:あまのさき)

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