2022年07月02日

『映画 バクテン!!』元男子新体操アスリートが涙した“リアル”

『映画 バクテン!!』元男子新体操アスリートが涙した“リアル”


「男子新体操」

日本人のどれだけの人が、この競技を知っているだろうか。

日本発祥のスポーツと言われているにもかかわらず、その競技人口は2,000人にも満たない(※1)。「リボンを使うやつだよね?」「内村航平選手の?」男子新体操の名前を出すと、こう返ってくることも少なくないという。

※1…参考:https://www.jpn-gym.or.jp/wp-content/uploads/2021/09/JGA_Chuhoki20210909.pdf

かくいう筆者も、この競技に関心を持ったのは、この1年ちょっとの話。それまでは何年も前にたまたま見かけた、人気アニメのキャラクターを模した鹿児島実業高校の選手たちの動画が、頭の片隅の片隅にちょっと残っていたくらいだ。




本格的にこの競技が気になりだしたきっかけは、TVアニメ『バクテン!!』。約3分間、解説も観客のリアクションもない、ただただ競技に集中できるアニメーションに目が釘付けとなり、そこから男子新体操に惹かれていった。





そして2022年の夏、7月2日から、男子新体操を題材にした『映画 バクテン!!』が、全国のスクリーンで上映されている。その完成披露上映会が行われた6月11日。興奮と感動を抑えられないでいる、とある元男子新体操選手をSNSで見かけた。


今回は「男子新体操関係者の中でもっとも『バクテン!!』を愛している」と自負するたてやまふうやさんに、元男子新体操選手の視点から本作の魅力についてとことん語ってもらった。

たてやまふうやさん


元男子新体操選手。男子新体操の強豪校・青森山田高校出身。現在はバク転教室で講師を務めながら、「男子新体操サクッと解説する人」として競技の魅力をSNSなどで発信している。『映画 バクテン!!』のエンドクレジットに載っている男子新体操関係者を「死ぬほど羨ましい」と思っている

※本インタビュー記事では、『映画 バクテン!!』の本編に深く触れております。次ページ以降は映画鑑賞後の閲覧をおすすめいたします。

※たてやまさんは本作を監修した青森山田高校出身ですが、作品の製作には関わっておりません。男子新体操経験のあるいちファンとしてお話してもらっております。

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