「六本木クラス」9話:「誰より信じてる」けど「好きになるな」……葵(平手友梨奈)の恋の行先は?
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竹内涼真主演、テレビ朝日系列木曜ドラマ「六本木クラス」が2022年7月7日より放送スタート。
Netflixで配信されるや否や、日本でも大人気となった韓国ドラマ「梨泰院クラス」のジャパンリメイクとなる本作。主人公・宮部新を竹内涼真、初恋の相手・楠木優香を新木優子、新が経営する居酒屋のスタッフ・麻宮葵を平手友梨奈が演じる。
本記事では、第9話をcinemas PLUSのドラマライターが紐解いていく。
「六本木クラス」第9話レビュー
前回、長屋会長(香川照之)の華麗なる裏切りにより、懲役6年に服役を被った龍河(早乙女太一)。本人は長屋後継者の座を諦めてはいないようだが、優香(新木優子)が持参した株譲渡契約書を見て顔色が変わる。会長である父親は、自分のことを完全に切り捨てる気だーーそう悟った龍河が、出所後どんな行動に出るか、今から恐ろしい。今回の件で、謀反を企てた相川専務(稲森いずみ)は筑波へ左遷となってしまった。新(竹内涼真)たちの復讐劇にも水がさされたように思われるが、彼らは攻撃の手を緩めるつもりはない。
さっそく、立ち消えになっていたテレビ番組出演の話が復活した。料理対決番組「三ツ星スタジアム」で長屋と対決し、良い成績を残せれば、二代目みやべの知名度を上げられる。
りく(さとうほなみ)の腕前によって無事に初戦を勝ち上がったおかげで、投資会社から次々と投資の話も舞い込んできた。
この流れに乗って多くの会社から投資を受け、一気にフランチャイズ化を進めるべきと主張する葵(平手友梨奈)の意見と、コツコツ一店舗ずつ体制を整えていくべきと考える新の主張が対立する。しかし、最終的には新が折れた。「葵を誰よりも信じてる」と言ったその言葉に、嘘はないはず。
長屋会長解任作戦が失敗に終わったときはどうなることかと思ったが、順風満帆とはこのことだ。続く2回戦でも1位を獲得した二代目みやべに、もはや敵はないようにも見える。
しかし、好事魔多しとはこのこと。何事も、上手く運んでいるときほど気を引き締めねばならない。
今後の物語を揺るがす展開として、まず龍二(鈴鹿央士)が二代目みやべを辞めた。長屋を継げば、葵が振り向いてくれるーー過去のちょっとした軽口を大きく捉え、なんとそれを実現させるために長屋に入社してしまったのだ。
現状では敵同士となってしまう。彼の真意はいったい、どこにあるのだろうか?
そして、葵と新の恋愛模様にも大きな動きが。龍二が新に向けた「葵を女として見たことはあるか?」の質問によって、2人の間に決定的な亀裂が入ってしまった。
「女として見たことはない、妹みたいな存在」と断言した新に、葵は相当なショックを受ける。その後「どうしても私じゃダメですか?」と問うも「好きになるな」とにべもない。
復讐劇と恋愛模様、ますますどちらも見逃せない展開となってきた。
(文:北村有)
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