「PICU」第6話:先週も今週も泣いた。そして次週は“武四郎の母”大竹しのぶの姿にまた涙腺崩壊の予感
27歳の小児科医、志子田武四郎(吉沢)が、子どもたちの生死を分ける過酷な「PICU」で奮闘する。共演は、安田顕、木村文乃、高杉真宙、大竹しのぶら。
本記事では、第6話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。
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「PICU 小児集中治療室」第6話レビュー
拡張型心筋症という重い心臓病を患う圭吾(柊木陽太)が目を覚ましたが、「どうせ死ぬんだからほっといて」と武四郎(吉沢亮)ら、医師を寄せ付けない。心臓移植にも消極的な圭吾に何とかして生きる希望を与えたい武四郎は、治療計画の一環として圭吾だけの修学旅行を思いつく。
医師としてはまだまだ未熟だが、子どもの気持ちに寄り添える武四郎ならではのアイディアだった。
圭吾の友だちの優里(稲垣来泉)の存在も大きく作用し、圭吾は移植へそして、生きることへも前向きになっていった。
「先生、やっぱり心臓移植したい。心臓をくれる子の分も生きたい」
さらには
「先生みたいな大人になりたい」
と笑顔で武四郎に気持ちを伝えた。
絶望の淵にいた少年の心を、180度変えた武四郎。
病気の子どもに寄り添い、勇気を与えてくれる武四郎の行動から病気を治すだけが医師の仕事ではないことを改めて感じた。
気になるのが武四郎の母、南(大竹しのぶ)の病状だ。
第2話から徐々に体調が悪くなっていっている。
悠太(高杉真宙)にはヘルニアと言ったようだが、どう見ても大きな病を隠している様子。
「母と息子の嫌味合戦」が同ドラマの名物になりつつあったのに、ここにきて南の表情が視聴者をも不安にさせる。
母のことが心配でたまらない一人息子の武四郎、吉沢の演技にも心がきゅっとなる。
南の病状が悪いものでありませんように……。
毎話、なんらかの形で泣かされてしまう「PICU 小児集中治療室」。
もう悲しい涙は流したくない。
だれか、南ちゃんを助けて!
(文:駒子)
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