「君の花になる」第5話:宝(山下幸輝)は8LOOMの宝!公式双子が愛おしい
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本田翼主演のドラマ「君の花になる」が2022年10月18日放送スタート。
本作は挫折した元高校教師の主人公・仲町あす花が、7人組ボーイズグループ“8LOOM(ブルーム)”の寮母となり、一緒に“トップアーティストになる”という夢を追いかけていくオリジナルストーリー。主人公を本田翼、個性豊かなイケメン7人組を高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝が演じる。
本記事では、第5話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。
「君の花になる」第5話レビュー
新章に突入した「君の花になる」。8LOOMの新曲「Melody」はデイリーランキングでまさかの87位だった。週間ランキングで1位を獲れなければ、契約更新は絶望的。さあ、どうする?というのが今回のストーリーである。
もはや落ち込んでいる暇などないと、互いを鼓舞し合うメンバーたち。そんな中、表情に暗い影を落としていたのが、弾(高橋文哉)に代わり新リーダーとなった宝(山下幸輝)だ。
メンバーカラーは黄色で、メン花はひまわり。すごくぴったりというか、関西弁も相まってとても明るい印象がある。でも、どこかいつも憂いを帯びているようなメンバーで、筆者もひそかに気になっていた。
その理由が明らかになる。新リーダーになった時、宝はあす花(本田翼)からお祝いにノートをもらっていた。そのノートに宝が書き込んでいたのは、メンバーそれぞれの良いところ。
弾は言うまでもなくすごくて、なる(宮世琉弥)は反応が大人でダンスもめちゃくちゃかっこいい。栄治(八村倫太郎)は大人相手にきっちりと話ができるし、有起哉(綱啓永)はいつもみんなを元気付けてくれる。巧(NOA)は愛され力がえぐい!
ノートが埋まるたびに8LOOMの魅力を実感するとともに、どんどん嫉妬心が湧いてきたという宝。自分の魅力がわからずにいたのだ。
そんな宝が、一番羨ましく思っていたのがメンバーの竜星(森愁斗)。鼻が利く彼はどこか不思議なオーラをまとっていて、のほほんとしている。だけど、実はしっかり者でダンスも完璧にこなすオールラウンダー。
宝は「嫉妬ばかりのリーダー」と皮肉を込めて自分のことを語る。だけど、そこまで誰かの良いところを素直に認められるなんてすごい。最高のリーダーじゃないかと思うのは私だけだろうか。
でも宝の魅力はそれだけにとどまらない。8LOOMのライブ出演が決まり、宝はコンビダンスパートに立候補。竜星と一緒に踊ることになり、その日から彼は一生懸命練習に励む。
ただ嫉妬するだけじゃなく、努力して自信をつけようとするその姿勢。なんて眩しいんだろう。あす花も全力で宝のことを応援する。
一方、元リーダーである弾は目の前のことに集中できていない様子。あす花と宝が仲良くしているのが気になって仕方がない。契約更新がかかっているのに、恋愛に気を取られてどうする!!と思わず心配してしまうが……。
その矢先、宝が練習のしすぎで靭帯を損傷してしまう。それはライブ前日の出来事。自分を責める宝に優しく手を差し伸べるのが竜星だ。
「何にでも一生懸命熱くなれて、宝の周りはいつも太陽みたいな匂いがして。だから宝みたいになれたらって憧れてた」
才能に溢れている竜星を宝は羨ましく思っていた。だけど、竜星は実のところ器用貧乏な自分にもやもやしていたのだ。お互いに憧れ、お互いの背中を追っていた二人。“公式双子”の関係性が尊すぎる。
そんな二人の様子を見ていた弾はあす花のことで気を取られ、宝の異変に気付けなかったことを反省する。気を取り直し、宝も座って踊れるダンスをメンバー全員で考えることに。
どうにか本番までに間に合い、ライブは大成功!その模様はテレビ中継され、8LOOMの評判は瞬く間に広がっていく。
ランキング発表前夜、宝のノートには他のメンバーが宝の良いところをびっしり書き込まれていた。「宝は俺たちの宝だよ」という文字に自然と胸が熱くなる。
そうそう、こういうのが見たかったんだよ……と多くの人が思ったに違いない。だがしかし、ラストでツッコミ不可避な展開が起きてしまう。
8LOOMの新曲は週間ランキングで3位だったが、デビュー曲がまさかの1位を獲得。契約更新が決まり、メンバーたちは喜びを分かち合う。それなのに、弾は「お前の顔が見たいからだよ」とあす花の元に猛ダッシュ。なぜ、なぜだ弾。恋愛に気を取られていた自分を責めていたじゃないか。今はせめて、メンバーのことを労ってよ。
しかも、ここにきて奈緒(志田彩良)が暴走気味。あす花への嫉妬を募らせている。恋愛要素があるのはもう良しとして、それが8LOOMの未来を揺るがすことにだけはなって欲しくない。
(文:苫とり子)
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