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2021年06月20日

「リコカツ」第9話までのネタバレ感想|ついに咲と紘一が思いを打ち明ける! あと、あの家の平米数はどれぐらい?(&第10話のあらすじ)

「リコカツ」第9話までのネタバレ感想|ついに咲と紘一が思いを打ち明ける! あと、あの家の平米数はどれぐらい?(&第10話のあらすじ)



北川景子主演のTBS金曜ドラマドラマ「リコカツ」が、2021年4月16日、放映スタートした。

運命的な恋に落ちた男女が交際ゼロ日のスピード婚をするも、すぐに価値観や意見の食い違いを覚えて、離婚に向けた“リコカツ”を始めていく姿を描く本作。

第1話放送中からあまりのおもしろさにSNSをはじめ全方位で大反響。この記事では毎話感想を記していく。

もくじ

・第1話あらすじ&感想

・第2話あらすじ&感想

・第3話あらすじ&感想

・第4話あらすじ&感想

・第5話あらすじ&感想

・第6話あらすじ&感想

・第7話あらすじ&感想

・第8話あらすじ&感想

・第9話あらすじ&感想

・第10話あらすじ&感想

・「リコカツ」作品情報

第1話あらすじ&感想

第1話のあらすじ





水口咲(北川景子)と緒原紘一(永山瑛太)は、運命の糸に導かれるように結婚した。出会いは3カ月前。雪山で遭難した咲を、航空自衛隊航空救難団の紘一が救助したのがきっかけだ。ファッション雑誌の編集者をしている自由奔放な咲と、厳格な自衛官一家に育った生真面目な紘一。性格は正反対だが、2人で幸せな人生を築くと誓った。

ところが、結婚式の翌日。咲は早朝4時に起床ラッパの音で起こされたうえ、紘一から緒原家の家訓を唱和させられる。会社で後輩の三本木なつみ(大野いと)にこぼす咲。なつみからは笑われた挙句、元カレの青山貴也(高橋光臣)の方が良かったのではないかと言われてしまう。

休日、紘一の提案で外食することになった。咲は喜ぶが、紘一はファッションから店選びまで何もかもセンスが違った。そのうえ自分の考えを押し付けてくるため、咲の不満が爆発。紘一も「思っていた結婚生活と違う」と大喧嘩になり、互いに離婚を言い放つ。

2人は離婚を考えていることを緒原家の食事会で紘一の両親に話そうとした。ところが、母・薫(宮崎美子)と父・正(酒向芳)から先に「自分たちは離婚する」と言われてしまい…。

さらには咲の父・武史(佐野史郎)と母・美土里(三石琴乃)の間にも不穏な空気が…。

第1話の感想:うまくいかない「愛の不時着」?米津玄師が最後に全部持っていく

雪山を転がり落ちる北川景子。それを助けに来る自衛隊員の永山瑛太。まるで「愛の不時着」か「THE突破ファイル」みたいな出会いから始まるドラマ「リコカツ」。

薄化粧でメガネ姿の北川景子が麗しく、マッチョなタンクトップ姿の永山瑛太が雄々しい。

北川景子演じる咲はファッション雑誌の編集者で、永山瑛太演じる紘一は四角四面の自衛官。まったくの異文化とまったく異なる価値観の二人が出会って、ひとつ屋根の下で暮らし、あっという間に離婚を決意する。つまり、うまくいかない『愛の不時着』である。

紘一は「君を守る」と言いつつ、女性の意思と文化を尊重しないリ・ジョンヒョク。咲は咲で、自分の仕事と生活がある。ユン・セリが北朝鮮の文化に馴染んだのは身ひとつだったからなんだなぁ、と思う次第。

咲は紘一の価値観を「古い」と切り捨てるが、咲だって後輩から見れば「古い」人間。新しい価値観と古い価値観はあるが、どっちかが必ず正しいというわけではなく、違うものは違うものとして共存していく必要がある。

咲は紘一のために尽くそうとしていたし、紘一だって悪いところは改善しようとしていた。だけど、うまく噛み合わずにお互い言ってはいけないことを言ってしまう。こういうことはよくあること。乗り越えている二人もいれば、乗り越えられない二人もいる。

姉夫婦も離婚しそう、夫の両親は離婚を決めた、自分の両親もうまくいってない。サブタイトルは「全員離婚家族」。

公式サイトには「離婚は事実において結婚の破壊ではない。むしろ、結婚を維持する第一条件である」というバーナード・ショーの名言が掲げられている。

あらゆる夫婦は、常に離婚を選択肢のひとつとして持っておいたほうが、平穏に日々を過ごしていけるのかもしれない。

二人の噛み合わなさにクスクス笑える前半と、急に切なくなっていく後半。そしてすべてを持っていく米津玄師。結婚を経験した人ほど理解みが深い、大人のドラマだ。

注目は紘一の後輩で救難ヘリコプターの副パイロット、一ノ瀬純を演じる田辺桃子。ぜひ木曜深夜に放送中の「ゆるキャン△2」の大垣千明役と見比べてほしい。彼女の持つポテンシャルに腰が抜けるはず。高橋広臣と永山瑛太のマッチョツインタワーも話題になりそう。

紘一が勤務する百里基地は、ドラマ『空飛ぶ広報室』でおなじみ。うーん、懐かしい。

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