映画コラム
<解説&考察>『アントマン&ワスプ:クアントマニア』鑑賞後に確認したい“4つ”のポイント
<解説&考察>『アントマン&ワスプ:クアントマニア』鑑賞後に確認したい“4つ”のポイント
シリーズ過去作との繋がり
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』はシリーズ過去作を観ているとより楽しめる一作でした。
ここからは鑑賞後に復習したい3作品を紹介します。
「ミズ・マーベル」
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の冒頭ではスコット・ラングが有名人となり、積極的なメディア活動を行っていることが明かされます。
これは「ミズ・マーベル」第1話でも言及されていた話題です。
「BIG ME LITTLE ME」(大きい私と小さい私)と題されたポッドキャスト番組は『アベンジャーズ/エンドゲーム』でのヒーローたちの活躍を伝える内容で、一般市民にとっては重要な情報源となっている模様。
ドラマの主人公・カマラがキャプテン・マーベルへの憧れを募らせる一因にもなり、ミズ・マーベルの誕生にも少なからぬ影響を与えました。
また、劇中に登場したスコットの自伝「Look Out for the Little Guy」は実際に今秋販売予定。
CM映像まで制作されており、全256ページで彼の人生を振り返る本格仕様となっています。
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『アントマン』
『アントマン』シリーズ3作目として、3部作の最後を飾ることとなった『アントマン&ワスプ:クアントマニア』。
そんな本作だけに劇中では第1作『アントマン』を想起する展開が多々ありました。
有名ビールブランド「ハイネケン」とのコラボCMではアリが登場。彼らはシリーズには欠かせない名脇役と言えるでしょう。
サーティワン店長の再出演やアリの大活躍、親子愛というテーマなど挙げ続けるとキリがありませんが、中でも印象的だったのは"ダレン・クロス"の再登場でしょう。
『アントマン』では悪役・イエロー・ジャケットとしてアントマンの愛娘・キャシーを誘拐しようとするなど、スコットを窮地に追いやった好敵手。
彼は戦いの末に消滅したかのように思われましたが、新キャラ"M.O.D.O.K"として再登場することとなりました。
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「ロキ」
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』における最大の悪役・カーン。
彼はドラマ「ロキ」シーズン1の最終話に初登場しており、このエピソードは『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の序章となる重要な内容となっていました。
「在り続ける者」という名前で初登場した彼は様々な世界に存在する自分(カーン)について、彼らが争ったことで多くの世界が失われたことを明かすのです。
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』では戦いに敗れたはずのカーンがミッドクレジットシーンで様々な姿形で登場します。
2025年にはアベンジャーズ5作目となる『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ』の公開も決定しており、彼が今後のシリーズを暗躍する黒幕になることを決定づけました。
ちなみにエンドロール後には彼の新たな姿・ヴィクター・タイムリーが登場。それをロキと相棒・メビウスが見つめる姿が映し出されました。
「ロキ」シーズン2は2023年の間に配信が予定されており、こちらでは様々な時代に現れるカーンを追ってロキの物語が展開するのもしれません。
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