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2023年05月04日

「それってパクリじゃないですか?」第4話:「ツキヨン」によって近づいた亜季、芳根京子とツンデレ北脇、重岡大毅の距離

「それってパクリじゃないですか?」第4話:「ツキヨン」によって近づいた亜季、芳根京子とツンデレ北脇、重岡大毅の距離

俳優の芳根京子が主演、重岡大毅(ジャニーズWEST)が共演する日本テレビ系ドラマ、「それってパクリじゃないですか?」が2023年4月12日、22時からスタートする。
原作は、奥乃桜子の「それってパクリじゃないですか?~新米知的財産部員のお仕事~」(集英社オレンジ文庫)。

本記事では、第4話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。

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「それってパクリじゃないですか?」第4話レビュー

亜季(芳根京子)と北脇(重岡大毅)も関わることになった月夜野ドリンクの一大プロジェクト「ムーンナイトプロジェクト」が、本格的に発足した。
縄文土器に施されたキュートな模様、縄文マニアの間では「ツキヨン」ので愛称で知られているイラストがプロジェクトのイメージキャラクターに決まった。
歴史的な文化遺産も商標登録できるとわかると、「ツキヨン」の商標出願をすることに。
商標出願の担当になった亜季は、ブームの火付け役の縄文土器マニアのインフルエンサー、ドキドキ土器子(北香那)に会いに行く。

「ツキヨン」に「ドキドキ土器子」など視聴者の心をくすぐるようなネーミングが飛び出した4話。
「ツキヨン」を見た亜季が「なんかこう『もきゅぅ~』って感じがします」と独特の表現をする場面が毎話楽しい。
商標登録するにあたって亜季が又坂(ともさかりえ)から学ぶシーンも勉強になりつつ、亜季が懸命に学ぶ姿は毎回、好感しかない。

***

月夜野ドリンクのライバル会社、ハッピースマイルビバレッジの田所(田辺誠一)も「ツキヨン」の商標登録に動いていた。
「ツキヨン」の名前をいろんな会社が商標登録したいと動き出したことに不信感を抱いた土器子は、亜季に「ツキヨンは皆のもの。誰のものでもない」と抗議をした。
「チームの努力、汗と涙の結晶がかかっている」と他社よりも一刻も早く「ツキヨン」のネーミングを登録したい北脇と、土器子の気持ちを踏みにじみたくない、そして月夜野だけで独占することに反対する亜季の攻防——。

「(商標登録は)陣取り合戦なことはわかっていますが、でも取るべきではない陣もあるのではないでしょうか? 私は皆のものを奪い取るような会社にはしたくありません」

と北脇に強く訴えた亜季。
その結果、北脇は「ツキヨン」の商品出願を諦める決断をした。
しかし、亜季の行動が思わぬ方向に……。
なんと「ツキヨン」の商標出願をしたハッピースマイルビバレッジがSNSで「公共物の独占では?」と炎上し、批判の的となる。
亜季の優しさと、その亜季の気持ちに寄り添った北脇のファインプレイによって会社を炎上から守る形となった。

芳根が演じる亜季は人によってはイラッとくるキャラクターではあるが、回を追うごとに応援したくなるから不思議だ。
そして、北脇もそんな亜季のまっすぐでひたむきな性格に心が動いてきていることがわかる。
この2人の距離が少しずつ近づいてくるところもこのドラマの見どころなのだろう。
会社の知財という難しいテーマを扱いながら、亜季と北脇のポップな掛け合い、懸命さに魅かれる。
二人の距離がどこまで近づくのか、最後まで見守りたい。

(文:駒子)

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(C)日本テレビ

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