「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」第5話:ああ、同窓会にさえ行かなければ
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桐谷健太主演のドラマ「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」が2023年4月13日にスタートした。
桐谷と脚本家の福田靖の3年ぶりの再タッグとなる本作は、異色の情熱刑事・仲井戸豪太を中心に「事件にまつわる全ての人々」をサスペンス&コミカルに描く群像劇。共演は比嘉愛未、磯村勇斗ら。
本記事では、第5話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。
「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」第5話レビュー
とうとう殺人事件が発生した。
それも横浜みなとみらい署の署長・牛島(伊藤淳史)が出席した高校の同窓会で。
片想いの人・由希子(黒川智花)とも再会し、39歳という若さで署長を務めていることを褒められて嬉しそうに顔をほころばせていた矢先だった。
目の前で同級生の津川(敦士)が赤ワインを口にした次の瞬間に倒れてしまう。そしてそのまま……。
誰が毒入りの赤ワインのグラスを津川に渡したのか。
その真相が分からないため、その場にいた同級生49名全員に殺人の疑いがかけられることに。もちろん、牛島も例外ではない。
捜査には仲井戸(桐谷健太)らみなとみらい署強行犯係のほか、県警の捜査一課、検事の二階堂(北村有起哉)、事務官のみなみ(比嘉愛未)も加わる。
同級生の証言が上がってくる中で、怪しいのは津川とトラブルがあったという唐沢(忍成修吾)と由希子の名前が(忍成さんが出てきたとたんに「唐沢が犯人では……」と思ってしまいました、すみません)。
実は由希子は津川と不倫関係にあり、先日別れたばかり。
由希子の高校時代のイメージは「清楚で可憐」だった。牛島はショックを隠し切れない。
20年以上経てば人は変わる、というのか、それとも、そこまで深く知らなかっただけなのか。それにしても世の中で定期的に同窓会をする意義とは一体なんなのか……もはやトラブルが起こるきっかけになることが多いぞ、同窓会。と思うが現実のところはどうなのだろう。
でも、同級生のあれこれは知らなくてよいことのほうが圧倒的に多そう。
調べが進んでいくうちに、由希子は津川の子どもを妊娠していたことが分かり、疑いが深まっていく。
さらに、由希子の自宅近くの池に津川殺害に使われたものと同じ毒が捨てられ、魚が死んでいるのが見つかる(キーマンとして主題歌を務めるDa-iCeのメンバー・大野雄大の登場も!)
やはり、由希子が? となったところで、実は唐沢が由希子に罪をかぶせようとしてやったことだと分かる。
今回の見せ場のひとつは目黒(磯村勇斗)の取り調べだろう。他人のせいばかりにして被害者ぶろうとする唐沢を本気で叱りつける。江戸係長(古田新太)が早期退職したことで今回から目黒が係長のポストについたわけだが、その存在感を見せつけた。
アメリカ帰りということで、ちょっとスタイリッシュにやろうとしていたように見えたけれど、この人も熱い人なんだよなあ。シンプルにカッコよかった。
そして、諸星判事(吉瀬美智子)との淡い恋の展開も気になるところ。元カレ二階堂も絡んでくるのか。二階堂のみなみへの恋心の件もあるし、恋愛関係もにぎやかである。
(文:ふくだりょうこ)
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