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2023年08月21日

「VIVANT」第6話:【考察】少年時代の乃木を日本に連れてきた“飯田さん”と、やっぱり気になる薫の存在

「VIVANT」第6話:【考察】少年時代の乃木を日本に連れてきた“飯田さん”と、やっぱり気になる薫の存在


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ベールに包まれていた、日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」(TBS系)が2023年7月16日(日)より遂に始まった。
主役の丸菱商事の乃木憂助を演じるのは「半沢直樹」以来、3年ぶりの日曜劇場主演となる堺雅人。タイトルの「VIVANT」(ヴィヴァン)の謎に迫る。規格外のアドベンチャードラマの演出を務めるのは福澤克雄。共演は、阿部寛、二階堂ふみをはじめ、役所広司や二宮和也など”主演クラス”が名を連ねている。

本記事では、第6話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。

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「VIVANT」第6話レビュー

体感10分そこらで終わってしまった「VIVANT」第6話。

4話、5話ほど劇的な展開はなかったが、主人格を守るために生まれた“F”との会話から乃木(堺雅人)の過去が明らかに。

乃木は、悲惨な幼少期を送ったため「家族」の存在がわからない。
そして、「愛する」ということもよくわからないでいた。
そんな時、2001年9月11日にあの事件が起きた。
「国より、愛する家族を守るため」というCIAのサム(Martin Starr)の言葉を聞いた乃木は、その言葉の真相を“知るため”に自衛隊に入った。
いつかは自分の家族である父親のベキ(役所広司)に会って、話をしてみたい。
もしかしたら、自分に愛を注いでくれるかもしれないという淡い期待を抱いていたようだ。


しかし、Fは「バカかっ!」と強く叱責する。
さらに、ベキを始末するのはお前の役目だと追い打ちをかける。
この言葉に愕然とするが、すでに「愛する」という感情は薫(二階堂ふみ)とジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)が教えてくれたのでは? と気づかせてくれた。


長い年月を経て、薫とジャミーンに出会った乃木。
今後、この3人の関係が気になるところだが、そもそも薫は単なる医者なのだろうか。
なぜ、乃木の自宅の場所を知っていたのだろう。
ジャミーン父子と昔から繋がっていることから「テント」の一員なのでは? と、ここまで何度も考察しているが、薫がテントならばジャミーンの高額な手術費用は、テント本部にお願いすればいいだけだ。
しかし、乃木の提案だったクラウドファンディングで資金を得た薫。
(ほとんどが乃木のポケットマネーだが…)
やっぱり薫という人物の背景がまだよくわからない。


そして、主人格とFとの会話の中で、日本に戻るきっかけは「飯田さん」という人物だったことがわかった。
前話でも乃木は、戦場ジャーナリストに日本に連れてきてもらったという会話があったので今後、この”戦場ジャーナリストの飯田さん“もキーになりそうだ。
乃木が少年時代にすでに第一線で活動していたということは、乃木よりもかなり年上だということが想像できる。

となると、丸菱商事の専務、長野(小日向文世)か、警視庁公安部部長の佐野(坂東彌十郎)あたりが疑わしい。
空白の期間があることから長野のほうが飯田さんだと考察できるが、筆者はどちらかというと、佐野のほうが怪しいと思っている。


野崎(阿部寛)との会話の中で
「昔、一度だけ会ったことがあるような気がしたんだ」と話している佐野。
さらりと話していたが、佐野とベキに面識があることは重要なことだ。
また、野崎が「乃木卓=テントの首謀者」ということに気づき、ワクワクした表情を見せたあとに、かなり厳しい表情を見せた佐野。
ほんの一瞬だったが、あの含みのある表情は何を意味するのだろう。



6話のMVPと言えるのは、天才ハッカー、ブルーウォーカーの太田(飯沼愛)だ。
太田と長野の関係も不思議だ。
黒須(松坂桃李)から「何で親子ほど年の離れた長野専務と? いざという時に守ってもらうためか?」と聞かれた時、「最初はそうだったんですけどね…」とだけ言い、その後は話さない。
「親子ほど年の離れた」というセリフから、実は本当に親子だったりして……と、ふと思ったが、もし親子ならなぜ「不倫相手」などと嘘をつくのか。

結局、6話を観終わったがわからないことだらけなのだ……。

最終回までこうして「考察」しているしかないのかもしれないが、改めてオリジナル脚本の作品は圧倒的に面白いと感じた。


次週はテントに近づく別班の姿が!
いよいよ乃木VSベキの息子?(二宮和也)の対峙が本格的にはじまりそう。

すっかり忘れていたが、テント幹部のアリ(山中崇)とその家族が無事にベネズエラのカラカスに渡り、「クアイド」という人物に会えていますように。

(文:駒子)

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