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2022年02月14日

<ユーチューバーに娘はやらん!>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<ユーチューバーに娘はやらん!>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】


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秋元康が企画・原作を務める「ユーチューバーに娘はやらん!」で、佐々木希がテレ東初主演を飾る。
人生最高で最悪な日を過ごしたヒロインはテレビ局員とユーチューバー、どちらを選ぶのか!? 金子ノブアキ、戸塚純貴ら豪華キャストで送るラブコメディ。

cinemas PLUSでは毎話公式ライターが感想を記しているが、本記事ではそれらの記事を集約。1記事で全話の感想を読むことができる。

もくじ

・第1話ストーリー&レビュー

・第2話ストーリー&レビュー

・第3話ストーリー&レビュー

・第4話ストーリー&レビュー

・第5話ストーリー&レビュー

・第6話ストーリー&レビュー

・第7話ストーリー&レビュー

・第8話ストーリー&レビュー

・第9話ストーリー&レビュー

・第10話ストーリー&レビュー

・「ユーチューバーに娘はやらん!」作品情報

第1話ストーリー&レビュー

第1話のストーリー


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平千紗(佐々木希)の結婚式当日。父・総一郎(遠藤憲一)の手に引かれながら歩くバージンロード...永遠の愛を誓おうとしたその時、人生最大の悲劇が巻き起こる!?一世一代の晴れ舞台での出来事に母・美恵子(斉藤由貴)、妹・風花(若月佑美)、参列者も大混乱...

全員が呆然とする中、突然2人の男が現れる!1人はハイスペックで安定志向のテレビ局員・榎本信(金子ノブアキ)。もう1人は"好き"を貫く登録者数100万人超えの人気ユーチューバー・タックタック(戸塚純貴)。2人も巻き込んだ前代未聞のありえない披露宴は予想外の結末を、迎えることに―!?

第1話のレビュー



佐々木希を主演に迎えた本作、ユーチューバーとかも出てくるということでドタバタ劇かと推測していたが、初回からまんまと泣かされてしまった。

はじまりはチャペルのシーン。
純白のウエディングドレスに身を包んだ千紗(佐々木希)が、とんでもなくかわいい。ヴァージンロードを歩く前から号泣している父・総一郎(遠藤憲一)も含めて、まるっとかわいい。



千紗や家族にとって、今日が人生で最高の日……
と、なるはずが、新郎新婦が誓いのキスをしようとしたその瞬間、1人の男性が勢いよく入って来る。なんだなんだとざわつく参列者たち。

なんとその男性、千紗ではなく、新郎の竜二(細田善彦)を迎えに来たらしい。ほとんど躊躇う素振りもなく、男性と手を取り合ってチャペルを出て行く竜二。映画やドラマで観たことはあるものの、ここでこの展開か……と、開いた口が塞がらない。



取り残されてしまった千紗は、この後に控えている披露宴を、やるのか? やらないのか? 選択を迫られる。家族会議では結構みんながマイペースだ。
個人的には「進行表を食べても何も解決しないわよ」と落ち着き払ってお茶を飲んでいる母・美恵子(斉藤由貴)がツボ。これくらい肝の据わった人間に、わたしもなりたい。



結局、わたしは何も悪いことしてないのだから、と1人で披露宴に臨むことを決めた千紗。かっこよすぎる。

娘だけを矢面に立たせられない、と司会を買って出る総一郎、今井美樹の「PRIDE」を歌うと言い出す美恵子。




さらに、妹・風花(若月佑美)の思いつきで、人気ユーチューバーのタックタック(戸塚純貴)に動画を作ってもらうことを依頼。タックタックは引き受ける条件として、制作した動画を自身のチャンネルで流すと言いはじめる。竜二の上司であるテレビ局員の榎本(金子ノブアキ)もフロア回しをすると名乗り出て……もう、なんでもござれ状態だ。

かくしてはじまった披露宴、最初こそ花嫁のみという前代未聞の光景に戸惑いも見られたが、なんだか空気があったかい。

その理由が分かったのが、最後の締めとしてタックタックの編集した動画が流れたときだ。

動画は2人の馴れ初めにはじまり(竜二のコメントに対する千紗のツッコミがいい)、チャペルでの衝撃シーンへ。なぜ新郎がいないのか知らされていなかった披露宴からの列席者たちがどよめく。

最後は、結婚する千紗へ向けた家族からのコメント。「竜二の罪深さが分かるはず」としつつも、途中ツッコミを入れるタックタックの編集スキルが素晴らしく、これが泣けるのだ。千紗がどれほど家族に愛されているのかがよく分かる。そして、だからこそこの披露宴は空気があったかかったのだと気付かされる。

千紗の締めの挨拶もよかった。

「裏切られた悲しみよりも、世間体というか皆さんのほうが気になってしまいました」
「こんなダメダメな披露宴でも、こんなにも大勢の方が一緒のときを過ごしてくださったことに感謝しかありません」
「皆さんのような世間なら、これからずーっと気にしていたいと思いました」

例え披露宴がそれなりに上手く行ったとて、この状況でこの言葉が言えるヒロイン、めちゃくちゃ推せる。

お開きとなった後、やっぱりそれなりに傷ついている千紗(当たり前だ)。
ウエディングプランナーから、「3ヶ月後の仏滅の日なら、無料で式を挙げられますよ」と提案を受けるも、千紗は「竜二と戻ることはないから」と辞退する(もっと当たり前だ)。

すると、その場に居合わせ、なぜかナチュラルに高砂の新郎席に座っている榎本が、「それは別の相手でもいいんですよね?」と問う。そういう目標があったほうが、明日からがんばれるのではないか、と。

続けて、「もう次の相手に出会っているかも」とつぶやく榎本。なんだなんだ、完全に千紗のこと狙いに来てるじゃないか……!

そんな空気に割って入ってきたのがタックタック。動画を回しながらやってきた彼は、「僕と付き合ってください!」と千紗にまっすぐに告白をする。榎本も勢い余って、千紗に告白をしてしまう。

空気作りをして“好き”をほのめかすというトレンディドラマみたいな手法を駆使するテレビ局員=榎本と、全部の段階をすっ飛ばして“好き”をぶつけるというドッキリみたいなことをするユーチューバー=タックタックの対比が面白い。

一生を懸けられる愛をなくしたと思ったら、突如2人から言い寄られた千紗。果たして、これからどうなるのか!? 皆さん、これは見逃せないドラマが始まりましたよ……!

※この記事は「ユーチューバーに娘はやらん!」の各話を1つにまとめたものです。

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(C)「ユーチューバーに娘はやらん!」製作委員会

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