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2023年09月19日

稲垣吾郎×新垣結衣『正欲』予告映像&本ビジュアル解禁!主題歌はVaundy「呼吸のように」に決定

稲垣吾郎×新垣結衣『正欲』予告映像&本ビジュアル解禁!主題歌はVaundy「呼吸のように」に決定


朝井リョウによる小説『正欲』を、監督・岸善幸、脚本・港岳彦で、稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を迎え映画化した映画『正欲』より、30秒予告と本ビジュアルが解禁された。

映画『正欲』の原作小説は、2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞、2013年『何者』では直木賞を受賞した朝井リョウが、作家生活10周年で書き上げた渾身の一作。自身が「小説家としても一人の人間としても、明らかに大きなターニングポイントとなる作品です」と語り、2021年3月に発売されるやいなやその内容が波紋を呼び、第34回柴田錬三郎賞を受賞した話題作だ。

家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的な物語を、原作とは違い、ある種のラブストーリーとして映画化。

検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜役に稲垣吾郎。広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月役に新垣結衣。両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道には、磯村勇斗。そして佐藤寛太がダンスサークルで活動し、大学の準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也、東野絢香は大也と同じ大学に通う神戸八重子を演じている。

解禁された30秒予告は、「自分がどういう人間か、人に説明できなくて息ができなくなったことってありますか?」と夏月が啓喜に問いかけるシーンから始まる。正義で世界を測る検事の啓喜は「社会の“バグ”は本当にいるの。悪魔みたいなやつがいるんだよ!」と語り、そのセリフとともに登場人物たちの意味深で印象的な表情が次々と映し出される。

「あんたが想像もできないような人間はこの世界にたくさんいるんだよ」と語る大也。「誰にもバレないように、無事に死ぬために生きてるって感じ」とつぶやく佳道。検事の啓喜は一体何と対峙していくのだろうか…。

家庭環境や指向、見た目など、様々に異なる5人。違う場所、違う人生、違う境遇で生きていて、まったく接点がないように見える彼らの距離が少しずつ近づいていき、予想もできなかった“ある事件”をきっかけに交差する。

「生きるために必死だった道のりをありえないって簡単に片付けられたこと、ありますか?」と、問いかける夏月。そして、水浸しのベッドに横たわる夏月の画とともに映し出されるタイトル「正欲」。その言葉の意図するものとは?交差した彼らの人生はその後どこに向かうのか?


さらに本作の主題歌を、若者を中心に幅広い世代で絶大な人気を誇るVaundyが担当することが決定。Vaundyが映画主題歌を手掛けるのは、本作が初となる。主題歌となったのは、Vaundyの未発表楽曲である『呼吸のように』(SDR)。書き溜めた未発表の曲から、映画の世界観に合うものをVaundyが選び提供した。まるで書き下ろしたかのように映画世界を端的に凝縮した、かけがえのない人とのつながりを歌うその楽曲は、深い余韻を本作の最後に響かせる。果たしてどんな主題歌になっているのか、今後の続報に期待したい。


コメント

Vaundy 

自由でいることの窮屈さや、共鳴を求めてしまう心の寂しさが描かれているこの映画ですが、必ずしも共感をしなくてもいい、できないのもいいのかもしれない、と僕は感じました。

生きるということは息を吸うということ。
少しでも長く君と同じ空気を吸っていたいのさ、というシンプルな想いをこの曲にこめています。

自分の中に溶けていくような音楽になるよう心がけたので、映画館で最後まで浸ってもらえたら嬉しいです。

Vaundy

ストーリー

横浜に暮らす検事の寺井啓喜は、息子が不登校になり、教育方針を巡って妻と度々衝突している。広島のショッピングモールで販売員として働く桐生夏月は、実家暮らしで代わり映えのしない日々を繰り返している。ある日、中学のときに転校していった佐々木佳道が地元に戻ってきたことを知る。ダンスサークルに所属し、準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也。学園祭でダイバーシティをテーマにしたイベントで、大也が所属するダンスサークルの出演を計画した神戸八重子はそんな大也を気にしていた。

作品情報

『正欲』
11月10日(金)、全国ロードショー
稲垣吾郎 新垣結衣 磯村勇斗 佐藤寛太 東野絢香
監督・編集:岸善幸 原作:朝井リョウ『正欲』(新潮文庫刊) 脚本:港岳彦 音楽:岩代太郎
主題歌:Vaundy『呼吸のように』(SDR)
撮影:夏海光造 照明:高坂俊秀  作:murmur 制作プロダクション:テレビマンユニオン 配給:ビターズ・エンド
2023/日本/カラー/DCP/5.1ch/ヴィスタ/134分/映倫G
bitters.co.jp/seiyoku  
X(Twitter)+Instagram @seiyoku_movie

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©2021朝井リョウ/新潮社 ©2023「正欲」製作委員会

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