〜幻影は映画に乗って旅をする〜

映画コラム

『わたしは、ダニエル・ブレイク』で世界を変わるのか|イギリス情勢を映し続けるケン・ローチ

■「〜幻影は映画に乗って旅をする〜」昨年の第69回カンヌ国際映画祭、ジョージ・ミラー率いる審査員団が最高賞パルムドールに選んだ作品が、ようやく日本で公開される。3月18日から全国順次公開となる、『わたしは、ダニエル・ブレイク』だ。一昨年公開...
映画コラム

騙し合いと裏切りが絡み合う『お嬢さん』は、韓国映画の美しき伝統〝女の復讐劇〟を蘇らせる

■「〜幻影は映画に乗って旅をする〜」何て強烈な映画だっただろう、3月3日から公開されたパク・チャヌク監督の最新作『お嬢さん』。〝復讐三部作〟と呼ばれる『復讐者に憐れみを』、『オールドボーイ』、『親切なクムジャさん』から10年以上経て、チャヌ...
映画ビジネスコラム

『ラ・ラ・ランド』は作品賞に?ミュージカルとアカデミー賞の深い関係

■「〜幻影は映画に乗って旅をする〜」© 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.いよいよ日本時間27日に発表となる第89回アカデミー賞。今年最大の目玉は、やはり史上最多タイとな...
映画コラム

シチュエーションコメディの天才・矢口史靖が送り出す『サバイバルファミリー』と過去作の共通点

■「〜幻影は映画に乗って旅をする〜」(C)2017フジテレビジョン 東宝 電通 アルタミラピクチャーズ突然ライフラインがすべて止まったら、便利なものに頼りきりで生きる現代人はどうなるのか。11日から公開された矢口史靖監督の最新作『サバイバル...
映画コラム

『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』/ティム・バートンと奇妙なファンタジー

■「〜幻影は映画に乗って旅をする〜」『チャーリーとチョコレート工場』、『アリス・イン・ワンダーランド』のメガヒット作を手がけ、ハリウッドでは随一のファンタジー作家であるバートンが、『ダーク・シャドウ』以来となるファンタジー映画を作り出したの...
映画コラム

『未来を花束にして』と、差別の歴史とともに歩く社会派映画のありかた

■「〜幻影は映画に乗って旅をする〜」さる1月20日、ついにアメリカに新しい大統領が誕生した。共和党のドナルド・トランプ氏。その過激な言動で大きな話題をさらい、大統領選を勝ち進んだのだ。政治的な言及はできるだけ控えたいと思っているが、正直なと...
映画コラム

『アラビアの女王 愛と宿命の日々』/ニコール・キッドマンが輝く大河ロマンの世界

■「〜幻影は映画に乗って旅をする〜」「大河」という言葉を聞くと、どうしても1年間に渡って放送される時代劇を思い起こしてしまうだろうが、ジャンルとしての「大河」、つまりは「大河ドラマ」や「大河ロマン」というひとりの人間の一代記は、映画のスケー...
映画コラム

『沈黙-サイレンス-』/〝信仰〟と〝映画愛〟で巨匠マーティン・スコセッシは完成する

■「〜幻影は映画に乗って旅をする〜」(c) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.ちょうど半世紀前に遠藤周作が発表した小説「沈黙」。のちに篠田正浩監督によって『沈黙 SILENCE』として映画化され...
映画コラム

『疾風スプリンター』とクールで熱い自転車映画たち

■「〜幻影は映画に乗って旅をする〜」スポーツ映画というのは、常に被写体が動き続ける画面的な躍動に加え、必ずと言っていいほど熱いドラマが内在している。持ち前の才能を発揮する者と、努力を積み重ねていく者。葛藤があり、栄光と挫折が待ち受けていたり...
映画コラム

2017年注目の新作映画5選

■「〜幻影は映画に乗って旅をする〜」 気が付いたら2017年がやってきていた。気が付かないのも無理はない。何せ街の映画館では夏休み映画がまだまだ大きいシアターを陣取って上映しているのだ。しかも、『シン・ゴジラ』と『君の名は。』の2作品も。 ...