キネマニア共和国~レインボー通りの映画街~

映画コラム

令和の夏に改めて訴える!戦争とその傷跡を描いた3本の映画

先週『アルキメデスの大戦』をご紹介させていただいたばかりではありますが、やはり戦争の惨禍に関する映画は夏に限らず定期的に取り扱っていきたいもの。とはいえ、やはり夏にその手の作品が多くなるのも必定なので、せっかくのこの機会を逃す手はないでしょ...
映画コラム

『マーウェン』は『BTTF』ロバート・ゼメキス監督の集大成的快作!

(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS ロバート・ゼメキス監督といえば『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作(85・89・90)で知られる名匠のひとりで、最近も『マリアンヌ』などジャンルの枠を超えたユニークな活動を続けている映...
映画コラム

『二宮金次郎』って、実はブットビの革命的ヒーローだった!

(C)映画「二宮金次郎」製作委員会二宮金次郎(二宮金治郎と表記されることもありますね)と聞くと、おそらくはみなさん学校などに置かれてある銅像を思い起こすのではないでしょうか。薪の束を背負いながら本を読んで歩くその姿は、今の歩きスマホの原点の...
映画コラム

『僕はイエス様が嫌い』が示唆する日本インディーズ映画の更なる飛躍!

(C)2019 閉会宣言先月AIによる犯罪の裁判を描いた『センターライン』を紹介したときにも感じたことですが、日本のインディペンデント映画がどんどん面白いことになってきています。それにはデジタル時代の幕開けとともにみんなが自由に映画制作でき...
映画コラム

ナシゴレン・ウエスタン『マルリナの明日』の壮絶な本質とその美学

(C)2017 CINESURYA - KANINGA PICTURES - SHASHA & CO PRODUCTION – ASTROSHAW ALL RIGHTS RESERVED西部劇=WESTERNといえばもちろんアメリカが本場の...
アニメ

快作!『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』を堪能する前に押さえておきたいこと

(C)カバネリ製作委員会映画でもテレビドラマでもアニメーションでも、制作会社や監督などに注目しながら見始めると楽しさは倍増するものですが、大いに注目しているアニメーション制作会社の中にWIT STUDIO(ウィットスタジオ)があります。あの...
インタビュー

『轢き逃げ―最高の最悪な日―』と20代の最後に出会えた歓び~小林涼子インタビュー

『相棒』シリーズなどでおなじみの水谷豊の映画監督第2作『轢き逃げ―最高の最悪な日―』が5月10日より劇場公開されます。監督デビュー作『TAP―THE LAST SHOW―』でショービジネスに生きるダンサーたちの世界を華麗に描出した彼が続けて...
映画コラム

『映画 賭ケグルイ』の浜辺美波らのオーバーアクトを銀幕で堪能しよう!

(C)019 河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・「映画 賭ケグルイ」製作委員会浜辺美波といえば『君の膵臓がたべたい』でブレイクした若手女優の期待株で、どちらかというと一般的には清純派で可憐、はかなくおしとやかといったイメージではな...
映画コラム

『TUNAガール』は『トクサツガガガ』小芝風花ファン必見の“映画”だ!

(C)吉本興業/NTTぷらら2019年の初頭を大いに賑わせてくれたテレビドラマとして、NHKで1月から3月にかけて放映された『トクサツガガガ』が挙げられます。特撮オタクであることを隠しつつ、健気に特撮道を邁進してくヒロイン叶(小芝風花)とそ...
映画コラム

『誰がために憲法はある』『空母いぶき』で日本国憲法について考えてみよう!

5月3日、今年もまた憲法記念日がやってきました。元号が平成から令和に替わって最初の憲法記念日です。日本国憲法は戦後1946年11月3日に公布され、1947年5月3日に施行されました。つまり、今年で73年目を迎えるわけですが、最近は憲法改正を...