CINEMA

映画ビジネスコラム

2020年 映画産業分析:コロナに耐えた東宝&配信を巡る「2つ」の現象

先日、2020年の日本映画産業統計が日本映画製作者連盟(映連)から発表されました。ご存じの通り、昨年は新型コロナウイルスの世界的流行の影響で、映画産業にとって大変苦しい一年となりましたが、改めて数字をもとに振り返り、今後の展望を思い描いてみ...
映画コラム

【ネタバレ】『映画 ギヴン』レビュー|大人の三角関係の裏側にあった主人公の成長

個人的にティーンのキラキラとまぶしい青春モノよりも、猪突猛進の恋愛に恐怖を覚えた大人7割子ども3割みたいな大学生くらいの、カカオ分高めのチョコレートのような物語にグッとくるところがあります。漫画「ギヴン」という作品においては、テレビアニメ化...
映画コラム

『銀魂 THE FINAL』レビュー|「終わる終わる詐欺」今回で終止符か?

アニメ『銀魂』が『銀魂 THE FINAL』というタイトルで、15年の歴史に幕を閉じようとしているというじゃないですか。まあ、私はまだ信じていませんが。終わる終わる詐欺常習犯、アニメ銀魂・最終章と称し、半年間もシリーズを続ける・〇ヴァンゲリ...
映画コラム

劇場版『SHIROBAKO』逆境でも諦めなかった「3つ」の泥臭さ|万策尽き…てない!

2020年2月終わり頃だったでしょうか。新型コロナウイルスの影響が各地で出始めたのは。コロナの感染拡大が深刻化する中で、数々の作品が上映延期を決定。そして緊急事態宣言が出て、映画館も営業休止を余儀なくされました。すでに上映が始まっていた作品...
映画コラム

『天気の子』の深すぎる「10」の盲点

▶︎『天気の子』画像を全て見る新海誠監督最新作『天気の子』は、“観るたびに新しい発見がある映画”です。それは細部まで描き込まれた背景や、アニメとしての表現それぞれに、様々な“意味”が込められていることが理由でしょう。加えて、登場人物の何気な...
映画コラム

アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』レビュー|「新しいジョゼ」は背中を押してくれる

色褪せることなく愛されている作品が新たに映像化される際に、よく使われる謳い文句があります。新しい○○(作品名)——。筆者はこの言葉になんとなく、“逃げ”を感じていました。が、今回その価値観を揺さぶられた気がするのです。アニメ映画『ジョゼと虎...
映画コラム

『天空の城ラピュタ』のDVDジャケットには「隠れトトロ」がいる

(C)1988 Studio Ghibli2020年8月14日の「金曜ロードSHOW!」にて『となりのトトロ』が放送されます。みなさんもご存知の通り、宮崎駿監督・脚本・原作。劇場公開から32年が経過しても根強い人気を誇っています。そんな『と...
映画ビジネスコラム

TOHOシネマズのチケット料金値上げに、映画ファンができることはあるのか

※本記事は2019年当時の情報をもとに執筆しています。先月、日本のシネコンチェーン最大手のTOHOシネマズが鑑賞料金の値上げを発表しました。一般の基本鑑賞料金が1800円から1900円になるとのことで、消費税の増税も控える中での値上げ発表に...
映画コラム

『もののけ姫』を奥深く読み解く「5つ」のポイント!子供が登場しない理由とは?<徹底解説・考察>

▶︎『もののけ姫』画像を全て見る『もののけ姫』ほど、どういう映画であるかを“一言で表すことが難しい”作品もなかなかないのではないでしょうか。劇中には莫大な量の情報が詰め込まれ、何度も観ても新しい発見がある一方で(だからこそ)、「結末がスッキ...
映画コラム

『猫の恩返し』が明るく!楽しい!親しみやすい!作品になった「7つ」の理由

▶︎『猫の恩返し』画像を全て見る『猫の恩返し』についてそれまでのスタジオジブリ作品とは違った雰囲気の、「明るく・楽しい・親しみやすい」作品であることに異論のある方はほとんどいないでしょう。ここでは、本作の制作経緯を振り返るとともに、なぜこの...