映画コラム

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『母性』原作と実写で比較する“父性”の在り方

▶『母性』画像を全て見る2012年10月31日に出版された湊かなえによるミステリ小説「母性」が実写映画化。作者自身が「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説」と評する作品が、戸田恵梨香×永野芽郁主演で2022年11月2...
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『すずめの戸締まり』新海誠が国民的作家であることを高らかに宣言した、記念碑的作品

▶︎『すずめの戸締まり』画像を全て見る新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』は、公開2週で興行収入41億円を突破するなど、盛り上がりを見せていた。本記事では新海誠監督について、その作家性を振り返ってみたい。※本記事では『すずめの戸締まり』お...
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『すずめの戸締まり』神木隆之介の“芹澤朋也”に感じた『君の名は。』瀧くんとは異なる魅力

▶︎『すずめの戸締まり』画像を全て見る『すずめの戸締まり』にて、物語のキーパーソン宗像草太(松村北斗)の友人・芹澤朋也を演じている神木隆之介。振り返ってみると『千と千尋の神隠し』や『サマーウォーズ』など、幼少期から声優としてのキャリアを積み...
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『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』音楽から紐解く“母性の物語”

▶︎『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』画像を全て見る世界興行収入13億ドルを突破し、アメコミ映画として初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされるなど、大きな成功を収めた『ブラックパンサー』(2018)。だがその続編となる『ブラック...
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『すずめの戸締まり』3作連続100億円超えに視界良好!真の国民的映画監督へ

▶︎『すずめの戸締まり』画像を全て見る2022年11月11日(金)、新海誠監督の待望最新作『すずめの戸締まり』が公開され、公開から3日間で観客動員133.1万人、興行収入18.8億円を記録しました。<『すずめの戸締まり』と比較>新海誠監督作...
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『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』3つのポイントで紐解く「誠実さ」

マーベル映画最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が2022年11月11日(金)より公開された。主演俳優・チャドウィック・ボーズマンの急逝を経て、主人公不在という異例のヒーロー映画となった本作。多くのサプライズや社会派なテーマを...
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<考察>『すずめの戸締まり』“移動”と“落下”から観る新海誠論

▶︎『すずめの戸締まり』画像を全て見る「細田守と新海誠の映画って何が違うの?」もしも、あなたがこのように訊かれた際、どのように答えるだろうか?ある程度の例外はあるが「移動の観点」からこの問いに答えることができるであろう。細田守監督作の場合、...
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『すずめの戸締まり』松村北斗の良さが凝縮!宗像草太“4つ”の魅力

▶︎『すずめの戸締まり』画像を全て見る新海誠監督による『すずめの戸締まり』で、SixTONES・松村北斗は“災い”をもたらす扉を閉じる「閉じ師」の青年・宗像草太を演じている。新海誠曰く「難しい役」と言われる草太役に、オーディションを経て選ば...
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映画『あちらにいる鬼』寺島しのぶ・豊川悦司・広末涼子の「普通は理解できない人間」の説得力

2022年11月11日より、映画『あちらにいる鬼』が公開されている。作家の井上光晴とその妻、そして瀬戸内寂聴をモデルとした作品であり、原作小説を井上光晴の娘である井上荒野が執筆している。ポスターのイメージなどから「落ち着いた感動的な人間ドラ...
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『すずめの戸締まり』が新海誠監督の「到達点」である「3つ」の理由

▶︎『すずめの戸締まり』画像を全部見る最初に申し上げておこう。『すずめの戸締まり』は間違いなく、日本のアニメ映画の最高峰の、素晴らしいエンターテインメントだ。洗練されたアニメの表現は圧巻の一言で、子どもから大人まで楽しめる間口の広さもある。...