映画コラム

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新海監督の“現在地”を解説「セカイ系」を更新し、さらに進化した優しい作家性とは

誰もが知る国民的アニメ映画監督となった新海誠監督、その作品を追えば、誰もがきっと「こういう物語が好きな人なんだな」と、その「作家性」を強く感じることができるだろう。それは例えば、以下のようなものだ。(1)この世のどこかには運命の相手がいて、...
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『王立宇宙軍 オネアミスの翼』“ロケットを打ち上げる”ことの意味とは?本作に込められた情熱を解き明かす

▶︎『王立宇宙軍 オネアミスの翼』画像を全部見る1987年3月14日。この日、ある1本のアニメーション映画が劇場公開される。そのタイトルは、『王立宇宙軍 オネアミスの翼』。『新世紀エヴァンゲリオン』や『ふしぎの海のナディア』で知られるガイナ...
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【第35回東京国際映画祭】「3つ」の観点から振り返る映画祭|受賞結果一覧

▶︎「第35回東京国際映画祭」画像を全て見る10月24日(月)から11月2日(水)まで開催された第35回東京国際映画祭。有楽町・日比谷・銀座エリアを中心に117作品もの映画が上映された。映画祭は映画を上映するだけの場所ではない。映画を通じて...
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<貞子の呪い>日本が世界に誇るホラーアイコンの30年をチェック

(C)2022「貞子DX」製作委員会▶︎『貞子DX』画像を全て見る2019年、ニューズウィーク日本版にて「世界が尊敬する日本人」の一人にイチローや草間彌生らと共に選ばれたのが“貞子”。もはや説明不要、言わずと知れた日本が世界に誇るホラーアイ...
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【A24】『アフター・ヤン』タイトルに込められた“本当の意味”とは?

▶︎『アフター・ヤン』画像を全て見る『ムーンライト』(2017年)『ミッドサマー』(2020年)『LAMB/ラム』(2022年)いま、最もエッジーな作品を世に送り続けている映画スタジオ「A24」。その最新作『アフター・ヤン』が、10月21日...
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ブラックパンサーの魅力を解説!これまでの出演作を振り返る <『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』公開記念>

ヒーロー映画として、前代未聞のアカデミー賞3冠を成し遂げた映画『ブラックパンサー』。その最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が、2022年11月11日(金)より公開される。主演俳優の急逝を経て描かれる"継承"の物語とは……。さ...
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Jホラーと海外ホラーの決定的な“違い”と“魅力”とは?

(C)2022「貞子DX」製作委員会▶︎『貞子DX』画像を全て見る10月28日(金)公開の『貞子DX』で活躍(?)する貞子といえば、間違いなく「ホラー映画のアイコン」と呼んでいい存在だろう。いまでこそ街頭をジャックしたり始球式に出たりと体を...
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『RRR』主人公は2人だが1+1は2じゃない。オレたちは1+1で200だ!10倍だぞ10倍!どころではない100倍付けの面白さ

『RRR』の試写を観て血が滾り、柄にもなく筋トレを終えて震える指でキーボードをタイプしている。とにかく、凄まじい映画である。この感動を伝えようとするならば、あれこれと書き連ねるよりも、まずは予告編を観ていただくのが何よりも効果的だろう。【予...
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映画『ぼくらのよあけ』悠木碧が宇宙一かわいいので明日地球が終わろうとも観てほしい!

▶︎『ぼくらのよあけ』の画像を全て見る2022年10月21日より、『ぼくらのよあけ』が公開されている。本作は2011年に連載されていた今井哲也の同名マンガを原作としており、実に11年の時を経てのアニメ映画化となる。本作の触れ込みは、「近未来...
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『もっと超越した所へ。』菊池風磨の“ウザい”クズ演技が炸裂!

▶︎『もっと超越した所へ。』画像を全て見る2022年10月14日(金)より公開中の映画『もっと超越した所へ。』。劇作家の根本宗子により2015年に上演された舞台『もっと超越した所へ。』を映画化したのが本作である。「ヒモストリーマー」「ノリで...