映画コラム

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『ジャネット』解説:ヘドバンする若きジャンヌ・ダルクから見えるもの

→『ジャネット』画像ギャラリーへあなたは想像できるだろうか?幼少期のジャンヌ・ダルクがヘッドバンギングしながら、尼僧と議論を交わす映画を。2021年12月11日(土)より渋谷・ユーロスペースにて公開されている『ジャネット』は、今まで30作品...
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<解説>映画『ジャンヌ』を読み解く4つのポイント

→『ジャンヌ』画像ギャラリーへ2021年12月11日(土)より渋谷・ユーロスペースで公開されているブリュノ・デュモン監督作『ジャンヌ』。本作はジャンヌ・ダルクが異端者として裁判にかけられ火刑となるまでを描いている。前作にあたる『ジャネット』...
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『ラストナイト・イン・ソーホー』こんなもん最高に決まってるじゃないか。エドガー・ライトに映画館いっぱいの感謝を

冒頭、少女が新聞紙で作った自作のドレスを身に纏い、くるくると踊りながら、まるで「私のお部屋を紹介するわ」と観客を誘うかのように自室に突入する。もうこの時点でコレオグラフ、カメラワーク、当然ながら選曲も含め、何もかもが素晴らしい。開始からおよ...
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『ダンサー・イン・ザ・ダーク』が賛否両論である理由と、それでも観て欲しい理由をいま一度考える。

2000年に制作されたデンマーク映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を紹介・解説します。本作はカンヌ映画祭の最高賞であるパルムドールを受賞しました。※追記:2021年12月10日〜4Kデジタルリマスター版の新宿ピカデリーでの上映を記念して、本...
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『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』ザ・スミスのファンでなくとも大いに楽しめる、ウェルメイドな青春音楽映画

試写を観た翌日くらいから「いやぁ、今度ザ・スミスの映画やるんですけど、あれ面白いっすよ」と勝手に宣伝しまくっていたのだが、返ってくる言葉の1位は「え? ドキュメンタリーやるの?」である。2位には「え? ボヘミアン・ラプソディみたいな感じ?」...
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<菅田将暉×小松菜奈>国宝級夫婦をガチで拝める作品を振り返る

結婚発表のSNSより菅田将暉と小松菜奈が結婚を発表した。俳優界史上最も絵になると言っても過言ではないこの”最強カップル”。以前、ある記事で、菅田将暉と小松菜奈についてこのように触れたことがある。なにかと話題の菅田将暉、小松菜奈ペアがW主演を...
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映画館で「小さい女の子に近い席」の購入を求められることは「よくある事」なのか?

先日、ツイッターで映画館に関する「ある漫画」が議論になっていました。現在は削除されていますが、これは以下のような内容です。成人男性が、「周りになるべく女の子が居る所がいいです」と言って女児向けアニメのチケットを対面販売の窓口に購入しにくる。...
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<ネタバレ厳禁>なるべく何も見ずに観たほうがいい映画「11」選

基本的に、映画は「何も知らずに観たほうがいい」というのが個人的な持論としてある。もちろん「あらすじ」程度のことは知っていた方が話の流れが飲み込みやすくなるし、作品の特徴を知ることが観る動機にもなる。続編やシリーズものであれば関連作品を知って...
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『ARASHI 5×20 FILM』、「嵐のエンタメ最強説」と「夢のつづき」への期待

→『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』画像ギャラリーへ2021年の11月3日(水・祝)に嵐“初”のライブフィルム『ARASHI Anniversary Tour 5...
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「推し」とは無縁な人間が、「推し」について本気で考えてみた

編集部から毎月出されるお題をもとにコラムを書く「月刊シネマズ」。今月のテーマは「私の推す俳優・女優」だそうだ。しかし困った。筆者には「推し」がわからぬ。筆者は村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮らして来た。このまま『走れメロス』を写経して...