第29回東京国際映画祭、オープニング&クロージング作品が決定!

2016年10月25日より開催される「第29回東京国際映画祭」のオープニング作品が『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』に、クロージング作品『聖の青春』に決定し、さらに今年で3回目となる「歌舞伎座スペシャルナイト」のゲスト情報などが明らかとなった。

第29回東京国際映画祭、オープニング&クロージング作品発表


今年で29回目の開催となる東京国際映画祭は、10月25日〜11月3日の10日間、東京・六本木ヒルズをメイン会場に開催される。昨年、会場を六本木ヒルズほか、新宿3会場へ拡大し、開催期間を1日伸ばしたことで、のべ238,185人と動員を前年よりも伸ばした。今年も昨年同様の動員が予想される。

このたび、本年のオープニング&クロージング作品が発表となった。

マダム・フローレンス! 夢見るふたり


『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』(C)2016 Pathé Productions Limited. All Rights Reserved

オープニング作品は、メリル・ストリープとヒュー・グラントの共演で話題の『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』(スティーヴン・フリアーズ監督)。

主演のメリル・ストリープは今回の決定に「オープニング作品に選んで頂き光栄です。さらに、美しい街並みや芸術、美味しい食文化と、これまでも素晴らしい経験をさせてくれた日本を再び訪れて日本の皆さんにお会いできることをとても楽しみにしています」とコメント。

またヒュー・グラントも「オープニング作品に選ばれたことを誇りに思います。そして、また日本を訪れることができることがとても楽しみです。日本では常に楽しい時間を過ごしてきましたから」と訪日を楽しみにしているとコメントを寄せている。

聖の青春 松山ケンイチ


『聖の青春』(C)2016「聖の青春」製作委員会

そして、クロージング作品は『聖の青春』(森義隆監督)に決定。天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら29歳にして亡くなった実在の棋士・村山聖の生涯を描く本作は、主演の松山ケンイチが体重を増量し役作りに挑んだことでも話題となっている。

「歌舞伎座スペシャルナイト」ゲストは尾上菊之助


舞踊「鷺娘」 尾上菊之助


(C)SHOCHIKU

そして、クラシック部門の目玉企画として今年で3年目を迎える「歌舞伎座スペシャルナイト」では、尾上菊之助さんによる女方の舞踊「鷺娘」が上演される。舞踊「鷺娘」は、歌舞伎の女方が演じる舞踊代表曲のひとつで、変化に富んだ構成、引抜きなど、歌舞伎ならではの技巧をふんだんに用いた人気曲だ。

尾上菊之助は「今回は、権威ある東京国際映画祭のイベント『歌舞伎座スペシャルナイト』に出演させていただけることになり、大変嬉しく思っております。私は舞踊『鷺娘』を披露いたします。今回で3回目となる「歌舞伎座スペシャルナイト」では初めて女方の舞踊をご覧いただくことになります。女方は歌舞伎の大きな特徴のひとつだと思いますので、国内外からいらっしゃるお客様がどのような反応をしてくださるのか、いまからとても楽しみにしております。『鷺娘』は海外でも有名な作品ですが、その理由はいくつかあると思います。まず、恋に思い悩む娘というテーマは普遍的ですので物語を理解していただきやすいのではないでしょうか。次に、白無垢姿から町娘、鷺の精へと変わっていく衣裳の変化や、幻想的な世界を創り出す舞台美術など、視覚的な面白さがあります。そして曲調の変化に富んだ音楽。歌舞伎を初めてご覧になる方でも楽しんでいただける作品だと思います」とコメントを寄せている。

また、今年初めての試みとして、弁士と生演奏付きで昭和初期に製作された『忠臣蔵』デジタル最長版、『血煙高田の馬場』の2作品が上映される。


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