『99分,世界美味めぐり』、美味しい料理だけ堪能できると思ったら大間違い!

シネマズ編集長の柳下修平です。「編集長の新作映画レビュー」、今回は第6弾。美食を求めて世界中のレストランを巡る者たちのドキュメンタリー、『99分,世界美味めぐり』をご紹介します。

99分,世界美味めぐり

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レストラン映画ではなく、フードブロガーたちのドキュメンタリー

この映画の主人公は5人の超人気フードブロガーたち。「フーディーズ」と呼ばれる彼らは、お目当ての料理さえあれば地球の裏側だろうと足を運びます。

そんな彼らの軌跡を辿りながら、彼らのプロフェッショナリズムを痛感する映画です。同時に映画には様々な国の三ツ星レストランが登場します。ビジュアルでしか堪能できない映画(映像)であるにも関わらず「絶対美味しいに決まってる」と思える料理に圧倒されます。

映画の中では日本もしっかりと描かれ、「美食家にとって日本は必ず訪れたい楽園です。」と語られるほど。お寿司屋、会席料理屋、複数の日本料理店が登場します。日本人としてはこういう描き方は喜ばしいものでもあります。

フーディーズたちとレストランの関係も描かれます。レストランに良くされるフーディーズもいれば、煙たがられるフーディーズも。自信作を酷評したフーディーズに食って掛かるシェフの姿も。

食事をし、それを情報発信するフーディーズ。その情報の元となるレストラン。様々な角度から「美味しい料理」を考えるきっかけとなるフードドキュメンタリー映画です。

フーディーズたちに学ぶ「情報発信するプロフェッショナリズム」

シネマズの編集長を務める私ですが、ブロガーでもあります。自らのブログで映画を中心としたエンターテイメントの情報発信をし続けています。

「フードブロガー」と「映画ブロガー」は全く異なるフィールドでありながらも、「情報を発信する」という点では同じ。しかも映画ではその頂点であるフーディーズたちの姿を堪能。

彼らの本気の行動の1つ1つに刺激を受けました。

そう、美食を巡る面白さも堪能しながらも、私は彼らの行動そのものに触発されたのです。「やるからには徹底的にやれ!」とまるで背中を押されているような錯覚に陥りました。

映画の中ではブロガーなら納得してしまうフレーズが登場。

「フーディーズが食べることだけが好きなんて嘘だ。ブロガーはステータスを求めてるんだよ。ブログに書きたいのは注目されたいから。有名になりたいから。一目置かれたいから。否定するなら日記でも書いていればいい。」

これは本当にその通りだと思います。

一目置かれたいという夢を持つブロガーはとても多いことでしょう。そのブログジャンルがフードで無いとしても、その夢を持つ方はこの映画に必ず刺激を受けることでしょう。

本気で行動する。本気で情報発信する。つまり本気で生きるということ。

それをこの映画は教えてくれます。『99分,世界美味めぐり』は1月30日より公開です。

(文:柳下修平)

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