『ブレードランナー 2049』を観る前に知ってほしい9つのこと!ネタバレなしで魅力を全力で語る!

まとめ:観る前にこれらのチェックを!

ブレードランナー 2049 ハリソン・フォード ライアン・ゴズリング

本作『ブレードランナー 2049』を観る前にお伝えしたいことを、簡潔にまとめると以下のようになります。

  • 前作は観ておいたほうが良い
  • 3本の短編作品も観たほうが良い
  • ゆったりめのテンポで、哲学的思考を促してくるという作風である
  • 2時間43分と長尺なので、体調を万全に。事前のトイレも忘れずに
  • なるべく音響設備の整った劇場を選ぶべき

また、本作はPG12指定がされており、わずかながら性描写や残酷描写があります。それほど過激なものでもないので、妥当なレーティングではありますが、お子さんの鑑賞は気をつけたほうがいいかもしれません。

また、『スーサイド・スクワッド』でジョーカーという悪役を演じていたジャレット・レトが、そちらをはるかに超えて“不気味”な悪役を演じていたり、『ノック・ノック』や『スクランブル』に出演していたアナ・デ・アルマスの“可憐さ”も大きな魅力になっています。この2人は、一生忘れられないほどの強いインパクトを残してくれることでしょう。

そして、公式サイトの「映画史に残るラストシーンに、“その答え”がある」という触れ込みは伊達ではありません。「人間とレプリカントを分けるものとは何か?」「本当の“人間らしさ”とは何か?」……前作からあった、その壮大かつ、永遠とも言える謎が、解き明かされるかもしれませんよ。

余談ですが、本作は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』や『T2 トレインスポッティング』に続き、「リアルタイムでシリーズを観ていた人が心の底からうらやましい!」と思えた作品でした。劇中の登場人物と同じ年月を過ごしていた人だけが得られる特別な感動も、きっとあることでしょう。

おまけ:おすすめの“ディストピア”映画はこれだ!

『ブレードランナー』および『ブレードランナー 2049』は、ユートピア(理想郷)とは真逆の、“ディストピア”の世界を描いた作品です。最後に、合わせて観て欲しい、おすすめのディストピアのSF映画を5本紹介します。

1:『ガタカ』

ガタカ (字幕版)

遺伝子操作で生まれた“適格者”が優位に立てる世界において、自然に生まれた“不適格者”である主人公が宇宙飛行士を目指すという物語です。どれだけ周りに不可能と言われようとも、夢を諦めない主人公の姿は、多くの人の心の琴線に触れるでしょう。

ちなみにタイトルの「GATTACA」は、DNAの塩基配列物質“ACGT”のアナグラム(並び替え)になっています。このACGTは『ブレードランナー 2049』の劇中でも……?

2:『デイブレイカー』

デイブレイカー Blu-ray

人口の9割がヴァンパイアと化し、食糧危機に陥った近未来の物語です。スピーディな展開、一癖も二癖もある登場人物、悪趣味な残酷描写など、全力で“B級”感に溢れている作品に仕上がっていました。主人公たちが“真実”を追い求める姿は、『ブレードランナー 2049』にも似ているところもあります。

なお、本作の監督であるスピエリッグ兄弟は、ロバート・A・ハインライン原作のタイムトラベルSF映画『プリデスティネーション』でも高く評価され、11月10日公開の『ジグソウ ソウ・レガシー』でもメガホンを取っています。

3:『クローン』

クローン [DVD]

フィリップ・K・ディック原作の映画といえば、『ブレードランナー』のほか『トータル・リコール』や『マイノリティ・リポート』が有名ですが、個人的におすすめしたいのがこの映画。クローンと宣告された男が、追手から逃げながら自分を人間と証明する手段を探す、というアクションサスペンスです。

物語構造がとてもシンプルで、あっと驚くラストも用意されているなど、極めて娯楽性が高い作品です。フィリップ・K・ディックの作家性を知る一助として、観てみるのもいいでしょう。

4:『わたしを離さないで』

わたしを離さないで (字幕版)

先日ノーベル賞を受賞したカズオ・イシグロ原作の映画です。日本では、綾瀬はるか主演でテレビドラマ化もされていました。良い意味ですっきりしない、映画全体を包んでいる居心地の悪さ、不気味さこそが大きな魅力になっています。

ある“真実”を突きつけられても、それでも正しい道を模索する登場人物たちに、心を動かされることでしょう。少しだけ性的な描写もあるので、ご注意を。

5:『セブン・シスターズ』

セブン・シスターズ WHAT HAPPENED TO MONDAY?

こちらは現在公開中の映画です。端的に言って、めちゃくちゃ面白い! 設定は「徹底された1人っ子政策の中、7つ子が1日ごとに入れ替わって生きる」というもので、これでもかというほどSFサスペンスの醍醐味が詰まっていました。“1人7役”を演じ分けたノオミ・ラパスの魅力も堪能できるでしょう。

ちなみに監督のトニー・ウィルコラは、『処刑山 デッド卍スノウ』や『ヘンゼル&グレーテル』などの「イエス!B級ホラーアクション!」な娯楽作を手がけるお方で、今回もそのサービス精神が大盤振る舞いでした。

『ブレードランナー』および『ブレードランナー 2049』のように高尚なテーマを掲げた、哲学的な思考にどっぷりと浸れる映画はもちろん、こうした娯楽性たっぷりのSF作品も、選んでみてほしいです。

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(文:ヒナタカ)

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