『コーヒーが冷めないうちに』主演・有村架純を堪能して!

(C)2018「コーヒーが冷めないうちに」製作委員会 

いまや映画もドラマも、出演が決まればそのほとんどで主演を務めている有村架純さん。日本のエンタメ業界に欠かせない存在です。

最新主演映画『コーヒーが冷めないうちに』では、喫茶店「フニクリフニクラ」で働く店員を演じました。共演には伊藤健太郎さん、波瑠さん、林遣都さんなど有村さんと同世代の役者のほか、薬師丸ひろ子さんや吉田羊さん、松重豊さん、石田ゆり子さんら豪華キャストが出演しました。

今回は、『コーヒーが冷めないうちに』の魅力を紹介するとともに、本作と合わせて観たい有村さんの過去の出演作も振り返りたいと思います。

『コーヒーが冷めないうちに』の鑑賞ポイント

2017年の本屋大賞にノミネートされた川口俊和さんの同名小説と、その続編にあたる「この嘘がばれないうちに」を原作に映画化されました。

舞台となるのはとある街の喫茶店「フニクリフニクラ」。望んだ通りの時間に戻ることができる不思議な席があるとうわさの喫茶店です。その席では、店員の時田数(有村架純)が淹れたコーヒーを冷めるまでに飲み干すことで現実の世界に戻ってくることができるといいます。

有村さん演じる「時田数」は前・後半で大きく変わる!

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本作は、前半部分にあたる喫茶店に訪れるお客さんたちの物語と、中盤から後半にかけての主人公・数の物語のふたつに分けることができます。

前半部分の数は、過去に後悔を残した客がタイムスリップするためのコーヒーを淹れる、穏やかで心優しい店員です。誰にでもそっと寄り添う数の姿勢に、観てる人までもほっとさせてくれます。

ただ、前半部分のメインとなるのはお客さんそれぞれのストーリーで、不思議な席や、数がきまってコーヒーを淹れることの秘密は明かされず、「とってもかわいらしくて癒されるけれど、有村さん演じる数ちゃんが主役って感じではないなぁ…」という印象を受けるかもしれません。

ところが、喫茶店にたびたび訪れる大学生・新谷亮介(伊藤健太郎)と関係を築いていくなかで数の物語が動き出します。およそ中盤から後半にかけてです。
新谷が数を文化祭に招待したり、朝焼けデートに連れ出したりしながら、ふたりが少しずつ距離を縮めていき、数の過去や、不思議な席についても詳細が明かされていきます。

有村さんのお芝居という点では、この後半部分で真骨頂を発揮しています。

新谷との恋愛のほか、家族や数自身の過去と向き合う場面など、それぞれで違う顔や表情を見せて多面的な人間を演じている有村さんは、やはり演技において技術を持っている役者さんだなと思わされます。

そもそも、後悔を残しているために過去にタイムスリップしたいと喫茶店に訪れる人びとも、その後悔は、一人ひとりの深い部分でありながら、一部であるということが巧みに描かれている映画です(これ以上はネタバレになってしまいます・・・)。

それぞれに色んな面を持って日々を過ごしているということを、何より有村さんがお芝居で体現して、主役・時田数を演じていました。

(C)2018「コーヒーが冷めないうちに」製作委員会 

キャストの魅力にもあふれていた

数の人生に変化をもたらした新谷のキャラクターも見逃せません。友達がいないと話す数と、まずは友達になって距離を縮め、そのうちに恋人になり、時間をかさねて家族になっていく様子がなめらかに描かれました。二人をずっと観ていたいと思わされながらも不足を感じさせない展開で、数にやさしく寄り添う新谷に心があたたまります。

ほかにも、久しぶりの映画出演が嬉しい波瑠さんと、アドリブが豊富だったらしい林遣都さんの軽快なやりとりや、薬師丸ひろ子さんと松重豊さんのこれこそが愛なんだと実感させられる夫婦の思いやり、可愛いすぎる妹を演じた松本若菜さんに、その姉としてかっこよく生きた吉田羊さん、そして物語の重要な人物を演じた石田ゆり子さん。

なによりそんな豪華キャストが喫茶店という同じ空間で、同じ場面に登場していることが贅沢でなりません! 登場人物が多い映画ではありますが、それぞれが魅力にあふれていて、十分に堪能できます。

(C)2018「コーヒーが冷めないうちに」製作委員会 

合わせて観たい有村架純出演作品はこれ!

余韻に浸りながら楽しむ

『コーヒーが冷めないうちに』を鑑賞後、その余韻にひたりながら楽しむのにおすすめなのは、『ストロボ・エッジ』(2015)、『夏美のホタル』(2016)、『ナラタージュ』(2017)です。

ストロボ・エッジ

どの作品にも恋愛要素がありますが、それぞれに違う有村さんが堪能できるという点で、ぜひいま一度観たい3作品です。『ストロボ・エッジ』の時からの可愛らしさは今も健在ですが、『夏美のホタル』では人との出会いや関わり合いを通して人間的な成長を描いています。さらには『ナラタージュ』で学校教師と恋に落ちる大人な恋愛にも挑戦しました。

また、1年ごとに成長して大人になっていく有村さんにもぜひ注目してください。

まったく違う有村架純に出会う

有村さんは演技を通してこんなにもいろんな表現ができるのか! と驚かされるのは『映画 ビリギャル』(2015)や『3月のライオン』(2017)ではないでしょうか。

映画「ビリギャル」【TBSオンデマンド】

金髪ギャルの受験生が一念発起して大学合格を目指す『ビリギャル』は、スポ根的なアツさがありながら、主人公・さやかの家庭の問題も描いていて、世代を問わず胸に響く作品になっています。また、有村さん演じるさやかの母親を演じたのは、『コーヒーが冷めないうちに』にも出演している吉田羊さん。

そして『3月のライオン』で演じた香子も強烈な印象を与えました。主人公・桐山零(神木隆之介)を前に、自分の才能に限界を感じて、ときにゆがみ、迷いながら生きる女性をしなやかに演じています。

とにかく主演作が多く、どれを観たら良いのか迷ってしまいますが、ぜひ参考にしてみてください。

映画『コーヒーが冷めないうちに』劇場公開中

さて、現在公開中の映画『コーヒーが冷めないうちに』。『ナラタージュ』以来ちょうど1年ぶりに有村さんの出演映画が公開となり、久しぶりにスクリーンで観られることが嬉しいですね。

また、『コーヒーが冷めないうちに』の監督・塚原あゆ子さんと有村さんは10月9日(火)スタートの連続ドラマ「中学聖日記」(TBS)でも演出、主演として再タッグを組むことがわかっています。今度は中学校の教師を演じる有村さん。あたらしい役への挑戦に放送開始を待ち望んでいる人も多いのでは。

さらに有村さんは、2018年11月30日公開予定の『かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発-』、2019年には『フォルトゥナの瞳』も控えています。

毎年数多くの作品に出演していて、そのタフさと活躍ぶりに感服するしかありませんが、まだまだ期待したいです。

(文:kamito努)

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