赤楚衛二が万丈龍我を演じた1年を振り返る『仮面ライダークローズ』インタビュー

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18年8月に最終回を迎えた特撮ドラマ『仮面ライダービルド』のスピンオフ作品、Vシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』が1月25日(金)より期間限定で上映されます。

今作では、『仮面ライダービルド』本編で、仮面ライダービルド/桐生戦兎(犬飼貴丈)たちに倒されたはずの地球外生命体・エボルトが復活。なぜか仮面ライダークローズ/万丈龍我(赤楚衛二)とバディとなり、地球滅亡を目論むエボルトの兄・キルバスと戦うことに…。

そんな今作の主演を務める赤楚衛二さんに、撮影中の思い出や万丈と向き合った1年を振り返ってもらいました。

(C)2019 石森プロ・ADK・バンダイ・東映ビデオ・東映(C)2017 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

──『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』の撮影を振り返って、いかがでしたか?

赤楚:本編とはまた違う気持ちで、作品に寄り添うことができました。新しくキャストとして参加してくださった方もいましたし、本編で仮面ライダーローグを演じていた渡辺淳さんが今回アクション監督を担当されていらっしゃるので、新しい化学反応が生まれていると思います。

──宿敵だったエボルトとの共闘も話題になっていますよね。

赤楚:安心して背中を預けられる戦兎と違って、エボルトに関してはその感覚がないので、心の中では“いつ裏切るかわからない”と信頼していない状態で共闘しています。

とはいえ、今回は本編にはなかった軽快な会話をはさんだりと、いつもとは違う雰囲気で、戦兎とは違う“バディ”になっているんです。…って、こんなことを言ったらファンの方に怒られてしまうかもしれないですが(笑)。

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──2人のやりとりもあってか、今作ではエボルトが愛らしく描かれている印象でした。

赤楚:そうなんですよね。本編ではあんなに憎きキャラクターだったのに、なんか愛されキャラみたいな感じになっていて。今作でエボルトファンが増えるかも、と思ってます(笑)。でも、それもスピンオフだからこそ描けた物語なのかもしれないですね。

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──今作は本編のあとのお話ですが、さらに今作のあと、万丈たちはどんな風に過ごしていると思いますか?

赤楚:僕と戦兎だけの世界ではなくなって、たまにはかずみん(猿渡一海)が作っているじゃがいもをいただいたり、お金を稼いだりしながら、戦兎と平和に暮らしていけたらなぁ…っていうのが一番ですね。

──これからは、市民を守っていくための戦いに変わっていくのかもしれないですね。

赤楚:そうですね。また脅威が現れたときには立ち上がってほしいです。でも、それまではやっぱり平和を謳歌してほしいって、心から思いますね。

──レギュラーキャストのみなさんに関していうと、本編で1年積み重ねてきたチームワークが生かされた現場だったのでは?

赤楚:最後の方で、永尾まりやさん演じる由衣との、とあるシーンがあるんですが、そのあとに「ビルド」の集大成といえるんじゃないかと思うくらいのアドリブが繰り広げられてます。面白くて、カットがかかった後に笑いが止まらなかったです(笑)。

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休憩時間には、みんなでTik Tokの動画を撮って、SNSに投稿するのも盛り上がりました。剣星さんがかわい子ぶった感じのダンスを踊った動画もあるんですが、あのルックスとのギャップで、破壊力が半端なかったですね。

あと(武田)航平さんと一緒に、永徳さん(仮面ライダークローズのスーツアクター)を後ろから驚かしたことがあったんですけど、びっくりした永徳さんが「コラ!」って追いかけてきて、逃げようとした航平さんがコケちゃったっていう出来事もありましたね。中学校のような現場でした(笑)。

──まるで4コマ漫画ですね(笑)。

赤楚:その通りです(笑)。一方で、あっちゃん(犬飼貴丈)はそんな学生ノリを後ろから見守っているような、一番大人なポジションでした。やっぱり、1年間座長を務めたという貫禄がありましたね。

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──「ビルド」の放送前にお話を伺ったときは、会見前日に1時間くらい犬飼さんと長電話をしていたというお話もありましたが、1年を経て2人の関係に変化はありました?

赤楚:お互いが忙しくて思うように会えていないんです。実は、少し前に一緒にご飯を食べたんですが、どこか久しぶりに会った親戚のようなよそよそしさがあって(笑)。1年間毎日一緒だった分、2週間空いただけですごく久しぶりな気がして変に意識しちゃったのかな。

──それだけ「ビルド」で過ごした時間が濃かったということですね。これだけ長い期間、ひとつの役を演じるという経験もなかなかないのでは、と思います。

赤楚:どんな壁にも諦めることなく立ち向かって、がむしゃらに生きる万丈の姿に影響を受けたところはありますし、足し算の演技をする勉強にもなりました。

でも、万丈を演じ続けたことで、確実に語彙力が減りましたね(笑)。「マジやばい」「マジ最強」でなにかと切り抜けられる役だったので…。小説を読むとか、本当の意味での勉強をしなきゃいけないなと思っています。

──以前のインタビューでも赤楚さん自身のベストマッチを伺ったのですが、今回も同じ質問をさせていただきました。「ビルド」を経た今の回答は「愛と健康」ということですが。

■以前のインタビュー記事はこちら

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赤楚:キャストやスタッフさんの作品愛や、見てくださっている人たちの愛を本当に感じました。もちろん、子どもたちの夢になっていることも、すごく強く感じたんですよ。その反面、撮影はハードなので、健康って本当に大事なんだなって何度も思いました。

──では最後に、今作を見る人たちへのメッセージをお願いします。

赤楚:自分のためだけに戦っていたころの自分を知る人と出会った万丈が、過去の自分と向き合い、成長する話になっています。作品を見てくださった方が、改めて自分を見つめなおすきっかけになったらうれしいです。

(撮影:八木英里奈、取材・文:吉田可奈)

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    ライタープロフィール

    吉田可奈

    吉田可奈

    80年生まれ、フリーライター。西野カナなどのオフィシャルライターを務める他、さまざまな雑誌で執筆。23歳で結婚し娘と息子を授かるも、29歳で離婚。座右の銘は“死ぬこと以外、かすり傷”。著書に、『シングルマザー、家を買う』がある。

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