映画のメイキングを先に見たことで一生後悔する羽目になった話

学生時代はTSUTAYAでアルバイトをしていたライター、ゆうせいです。最近ではレンタルでもBlu-rayが増えてきて、メイキング映像が収録されているものも多いですよね。

どのようにしてその作品が作られたか、キャストへのインタビューや撮影裏話など、映画ファンなら時には本編よりも楽しめるなんてこともあります。

しかし、このメイキング映像の取扱いを間違えると、映画本編に集中できないことになり、雑念がストーリーの邪魔をしてくることになるので注意です。

私の後悔エピソードとともにご紹介します。

本編の公開が待ちきれずにメイキング映像を見てしまった

私がメイキング映像を見て心から後悔した作品が『インデペンデンス・デイ』です。1996年に公開されたSFアクション超大作で、続編の『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』が2016年に公開されました。

めちゃくちゃざっくりあらすじを言いますと、“アメリカ独立記念日(7月4日)の2日前にでっかいUFOが世界中に出現し、宇宙人と対決するっていう This is SFアクション超大作” と言える作品です

いま見ても面白いのですが、当時の私(18歳くらい)はとにかくこの作品が見たくて、1分でも1秒でも早く見たくて、なんでもいいからインディペンデンスさせてくれと思っていました。

そんなとき、レンタルビデオ店で発見したのが「メイキング映像」でした。

これでいち早く作品に触れられる! そう興奮して再生ボタンをプッシュしたことを昨日のことのように覚えています。

メイキング映像として、

・大爆発シーン撮影の裏側
・ホワイトハウスが攻撃を受けるシーンの裏側
・戦闘機や宇宙船のCGグラフィックの凄さ

などが収録されていました。

大爆発のシーンでは、演者にワイヤーをつけて引っ張ることで吹き飛ばされた感を出していること。

ホワイトハウスはまったく同じ構造のセットを作り、それを爆破してCGを組み合わせていること。

戦闘機と宇宙船の手に汗握る白熱の対決シーンはCG技術の進歩が可能にしたこと。

などなど。

どの解説にも興奮し、より本編が見たくなったことは言うまでもありませんでした。

いよいよ本編公開!でも集中できない

さて、いよいよ本編が公開となり、いち早く劇場に行き、すべての準備を整えて作品に集中するはずでした。

が、全然集中できませんでした。

なぜなら、メイキング映像で見た裏側がちらつくからです。

(あ…ワイヤーで引っ張られる人だ…)
(お、ワイヤーが見えないように処理されてる)

と、どうでもいいことを考えてしまうのです。そもそもアクション映画においてワイヤーを使ったりセットを爆破したり、CGを使うことなんて当たり前なんですが、リアルにその裏側の映像を見てしまうと、それが邪魔をしてくるのです。

(このホワイトハウスが偽物なんだよなぁ)
(いかん!ストーリーに集中せねば…)
(爆破シーンの撮影が成功してみんな喜んでたなぁ)
(あぁ…)

と邪念を払いきれないことになるのです。

ずっと後悔していました。なぜ俺はメイキング映像を先に見てしまったのだろうかと。そもそも本編公開前にメイキング映像を出すなとメーカーを逆恨みしたほどです。

これがあって、私はメイキング映像を見ることをきっぱりとやめました。本編鑑賞後にも見ないことにしています。自分のお気に入りのシーンの裏側を知ることって、それが嘘なんだよと強調するだけのことが多いので。

それでも気をつけたい特集番組

もう1つ注意しておきたいのが、テレビの特集番組です。

超大作の公開前は、テレビなどで「いよいよ公開!◯◯の見どころを徹底解説」みたいな特集番組が放送されることがあります。

予告編にはない未公開映像を見るくらいならよいですが、ここでも裏話が登場することがあります。

事実、私は「千と千尋の神隠し」の特集番組でしてやられました。

とあるシーンのアフレコにて、アドリブがそのまま本編に使われた裏話が放送されたのです。見た瞬間に記憶から消したはずでしたが、無駄でした。本編鑑賞時にそれを思い出してしまい、台無しになってしまったのです。

さいごに

メイキング映像の取扱いについてお話させていただきました。ここまで書いておきながらなんですが、すべてのメイキング映像を否定したいわけではありません。

ジャッキー・チェン作品のNG集が含まれたメイキングは大好きですし、殺伐とした作品においても現場ではキャストは仲良しみたいな映像を見て救われることもあります。

いずれにしても作品に没頭したいなら見ないほうがいいです。どうしても見たいなら本編鑑賞後に見ることをおすすめします。(2回目からの印象が変わってもよいのであれば)

それではまた。ご存じ、ゆうせいでした。

(文:ゆうせい)

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