今週末はお子さんと一緒にご自宅でこの映画はいかが?90分で見られる週末オススメ映画! 第4回「おさるのジョージ」

「映画は見たい! でも、やることはたくさんある」。そんな忙しい方のために、週末のちょっとした時間でサクッと見られる“オススメ90分以内の映画”を毎週木曜日に紹介していきます!

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おさるのジョージ (字幕版)

第4回 「おさるのジョージ」
時間:87分(1時間27分)
公開:2006年
出演:おさるのジョージほか

70年以上も愛され続けるキャラクター

現在、NHK Eテレで毎週土曜日の午前8時35分から放送されている人気子ども向け番組でもある「おさるのジョージ」。親御さんの中には「子どもと一緒に毎週見ている」という方も多いのではないでしょうか。

この物語の主人公であるジョージが誕生したのは、ドイツ生まれの絵本作家H.A.レイが1941年に出版した『ひとまねこざる』の中でした。この絵本は日本でも1954年に刊行されて、“ファイブミリオンセラー”(500万部超え)を達成している人気作品です。

現在は、『おさるのジョージ』シリーズとして数々の絵本が発表されていて、誕生から70年以上経った今もなお、老若男女から愛され続けています。そんなジョージの活躍は絵本の中にとどまらず、テレビに映画にと、今日も縦横無尽に大暴れをしています。

空中散歩をしているような躍動感を味わえる

この映画のおすすめポイントを3つ紹介します。

1つは、“空中散歩”をしているような感覚を得られる視覚的な気持ちよさです。ビルからビルへと飛び回るジョージの視点で描かれるシーンでは、まるで空を飛ぶような感覚で映画を楽しむことができます。この爽快感、躍動感は病みつきになりそう。

2つめは、NHKで放送されていることからもわかるように、大人だけでなく子どもにも理解できるようにわかりやすくつくられている点です。ジョージのやんちゃな冒険を通して、トライすることの大切さ、体験することの意味などを学ぶことができます。

3つめは、子ども向けの映画かと思いきや、大人も気づかされる点が多々あることです。「大切なものは、じつはすぐ近くにある。それは気づかずに簡単に手放してしまうことがある」など、ハッとするような教えがところどころに散りばめられています。

戦争が生み出した『おさるのジョージ』

最後に、この映画にまつわるこぼれ話を1つ。

70年以上にわたって愛され続ける『おさるのジョージ』が生まれたきっかけは、第二次世界大戦だったそうです。絵本作家のレイと、後に共著者となる妻は2人ともユダヤ人。仲良くパリで絵本をつくっていたものの、第二次世界大戦がはじまると追われるようにパリを逃げなければならない状況に…。

パリを離れる際に、2人がどうしても捨てられなかったものがあります。それは後に『ひとまねこざる』になる原画だったと言われています。その後、なんとかニューヨークへと渡った2人は、原画をもとに絵本をつくり、大人気作品が誕生したというわけです。

おさるのジョージというキャラクターは戦争という悲劇の中で生まれた“一粒の希望の種”だったのかもしれませんね。

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(文:廣田喜昭)

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