毎年夏が来る度に必ず見る映画『ジュブナイル』

小学生のとき、夏休みって何をして過ごしていましたか? 私はゲームとプールの毎日でした。それはそれで最高の夏休みだったのですが、忘れられない冒険のひとつくらいしておけば良かったなと思うこともあります。

本日ご紹介する『ジュブナイル』は、こんな少年(少女)時代を過ごしたかった…と思わせてくれて、子どもたちにこんな冒険を与えられる大人にならなければと気づかせてくれます。

本作の監督は、山崎貴さん。先日DVDが発売された『海賊とよばれた男』の監督で、最新作『DESTINY 鎌倉ものがたり』の予告編も先日公開されました。『ALWAYS 三丁目の夕日』や『永遠の0』が有名な山崎貴監督ですが、本作『ジュブナイル』が監督デビュー作となります。

大人になると夏に対して「暑い」くらいの感想しか持てなくなりがちですが、子どものころの幼いながらも熱い気持ちを呼び起こしてくれるので、私は夏が来る度に必ず見るようにしています。

あらすじ

林間学校で訪れた山で、小学生の祐介、秀隆、俊也、岬たちは不思議な小型ロボット「テトラ」を発見する。テトラとの秘密の夏休みに浮かれる4人だったが、そのとき地球外生命体ボイド人による地球侵略が始まっていたのだった。テトラとボイド人の関係は?近所に住む天才発明家の神崎、岬のいとこの範子を巻き込んでの大冒険がいま幕を開けようとしていた。

忘れてしまっていた子ども時代の気持ちを呼び起こしてくれる

子どもの頃って、夏休みを全力で楽しんでいましたよね。電池が切れるまで動き続ける機械のように、外で遊ぶにも、屋内で遊ぶにも、とにかく全力で。

しかし、大人になった今はどうでしょうか。休みの日は昼過ぎまで寝て、それからずっとごろごろするみたいなこと、やってしまっていませんか?

もちろんそれも必要なことなのですが、大人になっても忘れられない夏の思い出を作ったっていいと思うのです。山に行くもよし海に行くもよし、もっと言えば場所なんてどこでもいいので、今年の夏にしか経験できないことを自分から探しているでしょうか?

本作のように山でロボットを発見するとか、宇宙人が地球に攻めてくるなんてことは起きないでしょうが、普段ならやらないこと、できないことをやらずに夏が終わってもいいのかってことです。

えらそうなことを言っていますが、私も休日は1日中ごろごろしながら映画を見ていたいと思う人間です。でも、それだと足りないんです。絶対に。人生において起きるであろうはずの冒険を自分から捨てているような気になるのです。

だから、夏が来る度に本作を見るようにしています。夏は暑くてだるいとか言ってる場合じゃないな。人生ゲームのコマを進めて何かしらイベントを起こさないと。1回休みをどれだけ続けているんだと気づかせてくれるからです。

見る前から冒険は始まっている

本作は残念ながら、AmazonビデオでもNetflixでもHuluでも見ることができません。最近ではめずらしくネットで見られない作品なのです。つまり、TSUTAYAやゲオのような実店舗に行くしかなく、レンタルするところから冒険が始まると言ってよいでしょう。

また、鑑賞中に「ドラえもん大長編」を感じると思いますが、それは間違いではありません。なんと原案はドラえもんファンの方がネットにアップしたオリジナルの最終回なのです。

山崎監督がその作品を見てインスパイアされ、作者に連絡を取って脚本に仕上げたのです。当然ドラえもんという偉大な原作があってこそですから、ちゃんと藤子プロにも了承を得て、エンドクレジットに両者の名前が入っています。この裏話も素敵すぎて、こんな大人たちになりたいと思うばかりです。

ぜひ夏本番を迎える前に一度ご覧ください。

それではまた。ご存じ、ゆうせいでした。

(文:ゆうせい)

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