『レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー』は、もはや『HiGH&LOW』!大人もハマるその熱い内容とは?

レゴニンジャゴー ザ・ムービー 場面写真

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もはや単なる子供向け「おもちゃ」ではなく、一種のPOPアイコンとして独自の世界を展開している「レゴ」ブロック。

そのキャラクター人形とブロックで作った世界を映像化した作品が次々に公開される中、最新作『レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー』が公開されたので、公開2日目夜の回で早速鑑賞してきた。

過去作の評価も非常に高いこのシリーズだが、果たして今回の出来はどうだったのか?

予告編

ストーリー

ニンジャゴー・シティに巨大な闇の力が近づいていた。

世界征服の野望に燃える悪の帝王「ブラック・ガーマドン」が、この街を征服しようと、連日ニンジャゴー・シティを攻撃していたのだ。

ニンジャゴー・シティを守るため、若きニンジャの「ロイド」と仲間たちは、師匠であるウー先生に率いられ、真のニンジャだけが手に入れられると言う「最終最終兵器」を求めて、修行の旅へと旅立つことに。

しかし、彼ら一行をガーマドンが追って来ていた。果たして彼らは無事に「最終最終兵器」手に入れて、ニンジャゴー・シティを救うことができるのか?

父と子そして仲間たち、熱い絆の物語に大人もハマる!

4月に公開された『レゴ バットマン ザ・ムービー』が、ぴあ映画初日満足度ランキングで1位になるなど、そのクオリティの高さが日本の観客の間でも話題となっていた「レゴ映画」。

今回は既にTVアニメとして放送中の人気シリーズを映像化したことで、より作品の知名度とエンタメ性は高くなっている。ただ、日本ではやはり子供向けというイメージが強いためか、その面白さがなかなか一般観客まで浸透していないのが残念なところだ。

しかし、一度でもレゴの映画版を見たことのある方なら、見る前の印象と実際に見た内容とのギャップにまず驚かれたはず。
実際本作でも、冒頭から主人公達が自身のメカを操りながら、宿敵の悪の軍団から街を守るという基本ストーリーが描かれるのだが、映画の中盤からは父と子、そして仲間同士の濃密な人間ドラマが展開することに!

「え、レゴの映画ってこんなにドラマ性が高いの?」と驚く中、再び迎える悪との対決と、自身の隠された力に目覚めて自信を取り戻す主人公達!そして敵味方双方にとって文字通りのハッピーエンドが待っている大満足のラストまで、まさか全編に展開するのが大人もハマれる熱い人間ドラマだったとは!

特に今回は、夏に日本でも公開された映画『パワーレンジャー』を思わせる内容だけに、普段「CGアニメはちょっと・・・」と思っている方にこそ、是非オススメしたい本作。
良く練られた脚本だけでなく、70年代カンフー映画ヘのオマージュも満載!更に「燃えよドラゴン」のブルース・リーの映像まで飛び出す本作こそ、この秋に親子で楽しめる最高のエンタメムービーなのだ!

同じ人気アニメ「怪盗グルー」シリーズがお好きな方には絶対に楽しんで頂ける作品なので、まずは是非劇場で!

最後に

既にシーズン7まで放送されたテレビシリーズ版では、もはや『スターウォーズ』並の複雑な人間関係とストーリーが展開している、この『ニンジャゴー』シリーズ。

細かいギャグやCGキャラクターの見事な動きだけでなく、その先にある豊かで熱いドラマ性こそ、このシリーズが長年に渡って愛されている大きな理由なのだろう。
各キャラクターが加入するまでのエピソードや、様々な困難を乗り越えて仲間同士の友情や勝利を重ねて行く展開は、もはやあの『High&low』に匹敵すると言っても過言では無いほど!

嬉しいことに、今回の映画版は独立した設定とストーリーになっており、本作単体でちゃんと完結してくれるため、テレビシリーズを未見で全く予備知識無しに鑑賞しても全然大丈夫!

それどころか、鑑賞後にもっと各キャラクターの背景を知りたくなることは確実なので、この映画版からさらにテレビシリーズへとハマるのが、実は正しい楽しみ方と言えるかも知れない。幸い映画の公開に連動して、10月1日よりテレビ東京系でテレビシリーズシーズン6と7の総集編の放送がスタートしているので、気になった方は是非そちらもご覧になってみては?

悪の帝王ガーマドンと、その実の息子である主人公ロイドの宿命の対決は、果たしてどうなるのか?
まさか、あのレゴ人形の演技に泣かされるとは・・・、そんな意外な体験が出来るかも知れない本作。全力でオススメします!

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(文:滝口アキラ)

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    ライタープロフィール

    滝口アキラ

    滝口アキラ

    滝口アキラ
    映画ライターにしてブルース・リー研究家。主な著書に、「ブルースリー超全集」「俺たちのジャッキーチェン」「俺たちの007」などがある。映画のコミカライズや、日本オリジナル映画主題歌などの、「失われた映画カルチャー」にも造詣が深く、TBSラジオ「ウイークエンドシャッフル」へのゲスト出演、今関あきよし監督作品への声優出演、更には「実際に映画に出演する映画ライター」として、現在「毎月1本必ず映画に出る」をノルマに活動中。その抜群の企画力と、交友関係の広さには定評がある。

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