『ドント・ブリーズ』『エイリアン』の衝撃再び!『ライフ』が必見すぎる5つの理由

ライフ ポスタービジュアル

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2017年7月8日より公開の映画『ライフ』は、圧巻!驚愕!何より映画の面白さが詰まった素晴らしいSFホラー作品でした!本作が必見である5つの理由を熱く語ります!

1:“1人また1人と殺されてしまう”ホラーの面白さが全開だ!

本作『ライフ』の特徴でまず取り上げなければならないのは、“閉鎖的な空間の中で、1人また1人と殺されてしまう”というホラー要素。映画ファンあれば、宇宙船内で異星人に襲われる恐怖を描いた『エイリアン』や、盲目の最強おじいさんとの極限バトルが勃発する『ドント・ブリーズ』を思い出すのではないでしょうか。

本作の“敵”となる生命体は、“未確定”な部分が多いというのもポイント。序盤に明かされるのは、その個々の細胞の中に筋細胞や神経細胞や視細胞を持っている……ということなのですが、こいつはさらに、恐るべき生存能力を“じわじわ”と、時には突発的に見せていくのです。

とはいえ、この敵も無敵というわけではなく、“倒すためのロジック”があることもミソ。人間が未知の恐怖に立ち向かい、時には打ち倒すための方法を摸索する。そこには“戦略的”な面白さも満載でした。

舞台である宇宙空間(に漂う宇宙ステーション)も、簡単には脱出できない場所としてはこれ以上のないものでしょう。恐るべき対象から逃げることができない、だからでこそ立ち向かわなければいけないという恐怖……それを、映画館の中で、たっぷりと体験することができるのです。「暑い夏に怖い映画を観て、めいっぱい涼しくなりたい!」という願いをこれ以上無く叶えてくれるでしょう!

なお、本作はPG12指定(12歳未満の方は保護者の助言・指導が必要)がされています。エロは皆無で、直接的な残酷描写も多くはなく、妥当なレーティングと言えるのですが……“生命体の恐ろしさが初めてわかる”シーンは、かなり襲撃的ですよ……!

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2:無重力状態での長回しの映像がすごい!『ゼロ・グラビティ』に匹敵する驚異的な映像だ!

冒頭10分の、ISS(国際宇宙ステーション)の内部を、カットなしで見せていくシークエンスは圧巻!以下の動画でも観ることができます。
※本筋となるストーリー上のネタバレはありませんが、本編の映像ですので、予備知識なく映画を観たい方はご注意を。

実はこのISSの内部は、CGではなく実際に作り上げたセット。本物のモジュールに基づいて作られた、圧倒的なリアリティがあるその場所で、たっぷりと「いま、宇宙ステーションにいるんだ!」という体験ができて幸せでした。

この冒頭の、“無重力状態”かつ“長回し”の映像を観て、宇宙空間を映画館の大スクリーンで堪能できるという、今までにない映画体験をさせてくれた『ゼロ・グラビティ』を連想した方も多いのではないでしょうか。

事実、『ライフ』における数々の驚異的な映像を作り上げたのは、『ゼロ・グラビティ』のほか、『インターステラー』や『オデッセイ』なども手掛けていた精鋭のスタッフたちです。スタント・コーディネーターの1人に至っては、本作の無重力の表現について「『ゼロ・グラビティ』のさらに上を行くことができた、今回の役者たちにワイヤー以外の補助はなく、彼らは自分たちの力で飛んでいたんだ」などと、自信を持って語っています。

さらに、撮影監督は『つぐない』と『アンナ・カレーニナ』で2度のアカデミー賞にノミネートされたシーマス・マッガーヴェイが務めています。『つぐない』にも途方もないほどにスケールの大きい長回しのシーンがありましたが、本作のように限られた空間の表現においても、その手腕は遺憾なく発揮されているのです。

つまり、『ライフ』はハリウッドのベテランスタッフたちの力が結集した“本気”の作品であり、あの傑作『ゼロ・グラビティ』に勝ると劣らない、リアリティのある宇宙空間を体感できる作品なのです。間違いなく映画館で観てこその感動がある作品であり、『ゼロ・グラビティ』に感動した方はもちろん、そちらを映画館で見逃してしまった、という方も必見なのです!

3:豪華キャストも要チェック!真田広之の活躍も多いぞ!

本作は豪華キャストも魅力の1つ。『ナイトクローラー』のジェイク・ギレンホール、『デッドプール』のライアン・レイノルズ、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のレベッカ・ファガーソンと、映画ファンであれば馴染みのある人物ばかり。そして、日本人キャストである真田広之の活躍も多いのです!

『バトルシップ』で浅野忠信が主役級の活躍をしている時も日本人としてうれしく思いましたが、本作での真田広之もハリウッドのキャストたちに引けを取らない、“クルーの中での一番の年長者”としての存在感を見せつけていました。真田広之の今までのハリウッド映画の出演作には『ウルヴァリン: SAMURAI』や『47RONIN』などがありましたが、それらよりもはるかに目立っていると言ってよいでしょう。

また、ライアン・レイノルズが『デッドプール』の時にも似た“お調子者”なキャラになっているのもポイント。その陽気なキャラが、敵となる生命体には“本気”で立ち向かう姿には感動させられました。

4:ホラーなのに泣ける!『デッドプール』の脚本家が手掛けた物語が素晴らしい!

作中で、涙を流してしまうシーンがありました。その理由はもちろんネタバレになるので書けませんが、キャラクターの心理描写が優れていること、前述した豪華キャストの演技が素晴らしいこと、観客の感情を揺さぶる人間ドラマが見事に構築されているからこそ、泣いてしまったということだけはお伝えしておきます。

本作の脚本を手掛けたのは、『ゾンビランド』や『デッドプール』を手がけていたレット・リース&ポール・ワーニックのコンビ。キャラの過去や“生き方”を、ほんのわずかなセリフだけで表現しきってしまう手腕には恐れ入りました。こうしたホラー作品では人物描写がおざなりになってしまい、死んでも何の感情もわかない、ということもままあるのですが、『ライフ』ではそんなことは一切ありません。短い時間でたった6人のキャラにたっぷり感情移入させてくれたので、「頼むから助かってくれ!」と本気で願うことができたのです。

また、これから映画を観る方は、劇中で繰り返し出てくる“隔離”というキーワードを覚えておいてほしいです。はじめのほうは、ただ自分たちの安全を守るための手段として隔離という言葉が持ち出されているのですが……後半では隔離という行為そのものが“皮肉”へと変わることに、良い意味でのイヤ?な気分を味わえることでしょう。

なお、キャストの1人であるジェイク・ギレンホールも、脚本に描かれたホラー要素だけでなく、キャラクターたちの背景にある、より大きなアイデアにも惹かれたそうで、以下のように語っています。

「素晴らしくテンポがよくて、ものすごく怖い脚本だった。先の展開が読めたと思った途端、まったく先の読めないものに発展してゆくんだ」

「あの生命体は、生命体であると同時に、現実に起こりうることの素晴らしいメタファーにもなっているんだ。好奇心は人間の重要な要素の1つだけど、行き過ぎた探究心は“思い上がり”になる可能性もある。この生命体は、そうした過度の好奇心に対する反動なんだ」

このジェイクのコメントを覚えておくと、後半の展開がいっそう面白くなるかもしれませんよ。

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